徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    会計学

科目番号12755担当教員名田尾 公生単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次2年
授業概要
1年で学習した簿記論との継続性に配慮しつつ、記帳処理の裏付けとなる会計理論に触れることにより、会計学の基礎的知識を習得させる。
必ず「会計学演習」とあわせて履修すること。
到達目標
日本商工会議所主催簿記検定試験2級(商業簿記)程度の実力を養成することを目標とする。
1 知識(理解)・・・・・複式簿記の記帳方法を理解するとともに、法人企業の経営分析ができる能力を養う。
2 態度(関心・意欲)・・財務諸表を通して法人企業のCSR(社会的責任)を身に付ける態度を養う。
3 技能(表現)・・・・・利害関係者に法人企業の経営状況について、財務諸表を通して説明できる能力を取得する。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】総論(簿記一巡の手続きと財務諸表)講義(プレゼンテーション)・演習日商3級で学習した簿記一巡の手続きを復習する。30分
また、会計学の概要、日本の現代の企業会計の動向(IFRS「国際会計基準」への考察)
【2】株式会社会計(株式の発行、剰余金配当と処分)講義・質疑応答株式会社固有の会計処理について理解する。1時間
【3】合併と無形固定資産講義・質疑応答、小テストM&Aと「のれん」を理解する。1時間
【4】法人税等と消費税講義・質疑応答、小テスト損金(益金)不算入と損金(益金)算入等課税所得の理解する。2時間
【5】商品売買等講義・質疑応答三分法、分記法、売上原価法それぞれの、メリット、デメリットを考える。また、役務原価や役務収益について理解する。1時間
【6】手形と電子記録債権(債務)講義・質疑応答、小テスト資産の会計総論。
資産分類の理解、手形裏書譲渡・不渡手形から電子記録債権への移行の考察をする。2時間
【7】その他の債券譲渡講義・質疑応答、小テスト売掛金譲渡について理解する。1時間
【8】銀行勘定調整表1講義・質疑応答「銀行勘定調整表」の意義について考え、不一致となる原因を考察する。1時間
【9】銀行勘定調整表2講義・質疑応答両者区分調整法・企業残高基準法・銀行残高基準法の作成・理解。2時間
【10】固定資産講義、演習割賦金での購入、減価償却(定額法・定率法・200%定率法・生産高比例法)、売却、及び資本的支出・収益的支出、火災滅失(保険金処理)、国庫補助金(圧縮記帳)を理解する。2時間
【11】リース取引講義・質疑応答、小テストファイナンス・リース取引とオペレーティングリース取引の概要、リース料の支払、決算処理を理解する。1時間
【12】有価証券講義、演習、小テスト有価証券に関する基本的な処理の復習と端数利息の処理、差入れ・預り、貸借などの処理について理解する。1時間
【13】引当金講義・質疑応答、小テスト評価性引当金・負債性引当金の処理、決算時の処理の理解する。30分
【14】外貨換算会計講義、演習ドル建取引、為替差損益、為替予約を付した場合の処理を理解する。30分
【15】まとめ講義・質疑応答、小テスト実務と理論の関連付けを行い復習する。2時間
評価方法
定期テスト(60%)、小テスト(20%)、平常点(20%)
教科書
「スッキリわかる日商簿記2級 商業簿記」 滝澤ななみ TAC出版
参考図書
「合格トレーニング 日商簿記2級 商業簿記」TAC簿記検定講座 TAC出版
備考
到達目標を達成するには、授業を休まず受講し、予習復習など課題意識をもって繰り返し練習することで知識の定着を図ることが大切である。「会計学演習」との連携による実力養成が必要である。
【オフィスアワー:木曜日4限目、25号館6階(全学共通教育センター)及び随時】
昭和55年〜昭和60年 東京都教員
昭和61年〜平成28年 徳島県教員            Google Classroom クラスコード[6fvxifv]