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| 徳島文理大学短期大学部 | 
| 科目番号 | 84304 | 担当教員名 | 林 向達 | 単位 | 2単位 | 
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| 科目群 | 資格 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 2年 | 
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| 授業概要 | 
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| 図書館に関わる情報技術に関してハードウェアとソフトウェアの基礎から応用について学びます。 この授業は技術知識と背景知識を学ぶため,理系と文系の両方を含む学際的な授業です。図書館情報を扱うにあたって,情報とコンピュータはどのような原理をもつのか,どんな歴史を経てきたのかを学びます。さらにコンピュータがネットワークに接続されることで可能となる実際の図書館情報サービスを見ながら,データベース,検索エンジン,デジタルアーカイブスなどのシステムについても学んでいきます。 | 
| 到達目標 | 
| この授業での学習で到達を目指す目標は次の通りです。 ・情報とコンピュータの原理と歴史に関する知識 ・図書館で使用されている情報機器に関する知識 ・スプレッドシートやフォームを使ってデータベースを設計し構築できる技能 ・情報の様式に応じて技術や技能を適用しようとする態度 受講生自身が図書館に関わる情報技術を技能として発揮するための土台をつくることが最終目標です。 | 
| 授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
|---|---|---|---|
| 【1】 | 授業ガイダンス この授業の概要について説明し,次回以降の受講に必要な情報機器とWebサイトの使用方法について解説します。 | 講義 | 次回以降,Webサイトへスムーズにアクセスできるよう,Webサイトへアクセスして登録が完了しているか確認すること。 | 
| 【2】 | 情報機器の概要と原理 現在使用されている様々なデバイスと基本ソフトの種類 | 講義 | 自分自身が使用する情報機器について調べてまとめておくこと | 
| 【3】 | コンピュータ機器の歴史 基本ソフトによってコンピュータの変遷をたどる | 講義 | バージョンが変わってきたことを振り返り,その進化をまとめておくこと | 
| 【4】 | コンピュータネットワーク技術の変遷 スタンドアロンネットワークの成り立ちからインターネットへの進化 | 講義 | 情報機器が繋がり通信ができることによる効果を私たちの日常生活の利便性で理解すること | 
| 【5】 | 情報検索の技術 検索サービスの仕組みと歴史 | 講義 | インターネットの検索サービスと図書館OPACについて整理しておくこと | 
| 【6】 | 情報の様式 情報記録の原理とアナログとデジタルの様式の違い | 講義 | アナログ記録情報とデジタル記録情報の違いについて整理しまとめること | 
| 【7】 | 書籍とメタデータの管理 書籍や書誌情報の電子化とデータベースへ | 講義 | 電子書籍の形式の種類や書誌情報の扱われ方について確認しておくこと | 
| 【8】 | データベースの仕組み データベースの原理とデータの正規化の重要性,オープンデータの取組について学ぶ | 講義 | 利用しやすいデータの形式をオープンデータの取組とともにまとめておくこと | 
| 【9】 | データベースの作成 書誌情報を管理するデータベースについて作成しながら学ぶ | 講義 | スプレッドシートとフォームの使い方について学ぶこと | 
| 【10】 | 図書館における情報機器 図書館業務システムの機能や仕組みについて学ぶ | 講義 | 図書館業務システムの機能と業務との結びつきをまとめておくこと | 
| 【11】 | 図書館情報技術論の基礎確認と応用 図書館における情報技術活用の現状についてこれまでの学習内容との対応で体系的に振り返る | 講義 | これまでの学習内容について,各自で提出物としてまとめる課題に取り組む | 
| 【12】 | 電子書籍の可能性と限界 印刷書籍と電子書籍との違いについて授業の中で議論する | 講義 | 印刷書籍/電子書籍の周辺事項とメリットデメリットについて意見を整理する | 
| 【13】 | 日常的な情報行動に対する情報技術の影響 私たちが日常的に接する情報とそれに対して取る行動について情報技術が与えた影響を考える | 講義 | 身近な情報端末(スマートフォン等)の進化と自分の情報行動をまとめてみること | 
| 【14】 | 図書館環境の展望 電子図書館とデジタルアーカイブの社会的な意味合いを考える | 講義 | ホームページ等ネット情報のアーカイブについて検索してみる | 
| 【15】 | まとめ 図書館情報技術論の社会的な役目と全体のまとめ | 講義 | 図書館情報技術論に関する自分なりの理解を課題としてまとめる | 
| 評価方法 | 
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| 各回のコメント記入と受講態度などの平常点[30%]と中間課題と最終課題(試験)などの成果[70%]を組み合わせ,総合的に評価する。 | 
| 教科書 | 
| 岡紀子・田中邦英『図書館と情報技術』(樹村房)2100円 | 
| 参考図書 | 
| 齋藤ひとみ・二村健『図書館情報技術論(ベーシック司書講座・図書館の基礎と展望2)』(学文社) ほか適宜紹介 | 
| 備考 | 
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| オフィスアワー:火曜2限/木曜1限(メールによるアポイントメントが確実) |