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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 12560 | 担当教員名 | 井村 幸子 | 単位 | 1.5単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 2 |
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授業概要 |
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学外の高齢者施設で認知症をもつ方を対象とした、少人数のグループセッション(および個別セッション)を前期・後期をとおして15回実施する。また、実習のための事前・事後指導、「音楽療法総合演習IA&IB」、もしくは「音楽療法実習指導」と連動しておこなわれる。「AMTA臨床実施基準(AMTA Standards of Clinical Practice)」に沿って、クライアントの受け入れからセラピーの終結までを経験する。 |
到達目標 |
1. 教員の援助を受けながら、認知症のクライアントを対象とした音楽療法セッションをプランする。プランした音楽経験がどのようにクライアントのニーズに影響を及ぼすことができるのか、理解し、学ぶ。《思考・判断》《技能・表現》 2. 教員の援助を受けながら、認知症のクライアントを対象とした音楽療法セッションをリードする。ローバッカー博士の唱える、Moment-to-Momentにセラピストとクライアントのやりとりをおこなう。Th.(環境設定、音楽要素、リーダーシップテクニック)の与える刺激、援助が期待するCl.の反応を引き起こすことができるのか、およびその関係を理解し、学ぶ。《思考・判断》《技能・表現》 3. また、このセラピーの経験をとおして、音楽療法の基盤となる、治療哲学、アプローチ、メソッド、テクニックを修得する。《知識・理解》 4. AMTA臨床実施基準(AMTA Standards of Clinical Practice)にしたがい、知的障がいやASDをもつクライアントの受け入れ、アセスメント、プログラムプラン、実施、ドキュメンテーション、終結までの各ステップを遂行する。《知識・理解》《思考・判断》 5. CBMT Board Certification Domainsの各ステップに明記された、各段階で必要とされる音楽療法士の実践(仕事、能力)について理解し、その能力が身についたか確認する。 6. AMTAの「音楽療法の定義」に示された、エビデンスにもとつく音楽療法実践(EBMTP)となるよう、書籍、文献を検索し、研究(Research)とセオリー(Theory)、実践(Clinical Practice)を結びつける。 7. アセスメントについて知識をもち、その重要性を理解する。書籍、文献を検索し、既存のアセスメントツールのなかからクライアントグループに最も適切なものを選択、または改変し、アセスメントセッションを実施する。その結果から、ゴールの選定をおこなったり、Pre&Post-Testとして効果を比較したりする。《知識・理解》《思考・判断》 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 他職種からの聞き取りアセスメント | 実習 | 事前学修 ●セッションプランを作成する。(60分) ●セッションの練習を個人でする。(45分) ●セッションの練習をグループでする。(60分) 事後学修 ●データシートに記入する。(15分) ●教員のアドバイスを受け、ビデオを見て理解し、練習する(60分)。 |
【2】 | 音楽刺激をもちいたアセスメント | 実習 | 事前学修 ●セッションプランを作成する。(60分) ●セッションの練習を個人でする。(45分) ●セッションの練習をグループでする。(60分) ●アセスメント要約の作成(90分)。 事後学修 ●データシートに記入する。(15分) ●教員のアドバイスを受け、ビデオを見て理解し、練習する(60分)。 |
【3】 | セッション1 | 実習 | 事前学修 ●セッションプランを作成する。(60分) ●セッションの練習を個人でする。(45分) ●セッションの練習をグループでする。(60分) ●プログラムプランの作成(90分)。 事後学修 ●データシートに記入する。(15分) ●教員のアドバイスを受け、ビデオを見て理解し、練習する(60分)。 |
【4】 | セッション2 | 実習 | 事前学修 ●セッションプランを作成する。(60分) ●セッションの練習を個人でする。(45分) ●セッションの練習をグループでする。(60分) 事後学修 ●データシートに記入する。(15分) ●教員のアドバイスを受け、ビデオを見て理解し、練習する(60分)。 |
【5】 | セッション3 | 実習 | 事前学修 ●セッションプランを作成する。(60分) ●セッションの練習を個人でする。(45分) ●セッションの練習をグループでする。(60分) 事後学修 ●データシートに記入する。(15分) ●教員のアドバイスを受け、ビデオを見て理解し、練習する(60分)。 |
【6】 | セッション4 | 実習 | 事前学修 ●セッションプランを作成する。(60分) ●セッションの練習を個人でする。(45分) ●セッションの練習をグループでする。(60分) 事後学修 ●データシートに記入する。(15分) ●教員のアドバイスを受け、ビデオを見て理解し、練習する(60分)。 |
【7】 | セッション5 | 実習 | 事前学修 ●セッションプランを作成する。(60分) ●セッションの練習を個人でする。(45分) ●セッションの練習をグループでする。(60分) 事後学修 ●データシートに記入する。(15分) ●教員のアドバイスを受け、ビデオを見て理解し、練習する(60分)。 |
【8】 | セッション6 | 実習 | 事前学修 ●セッションプランを作成する。(60分) ●セッションの練習を個人でする。(45分) ●セッションの練習をグループでする。(60分) 事後学修 ●データシートに記入する。(15分) ●教員のアドバイスを受け、ビデオを見て理解し、練習する(60分)。 ●経過報告書の作成(90分)。 |
評価方法 |
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1. チェックリストにもとづいたハロー&グッバイソングのリード: 10 points 2. その他のアクティビティリード: 50 points 3. セッションの分析: 20 points 4. ドキュメンテーション: 20 points 毎時の実習のリビュー、評価は、実習後のミーシングでおこなわれる。 |
教科書 |
●American Music Therapy Association. (2011). AMTA Code of Ethics. Silver Springs, MD: Author. ●American Music Therapy Association. (2011). AMTA Professional Competencies. Silver Springs, MD: Author. ●American Music Therapy Association. (2011). AMTA Standards of Clinical Practice. Silver Springs, MD: Author. ●American Music Therapy Association. (2013). Definition of Evidence-Based Music Therapy Practice (EBMTP). Retrieved from www.musictherapy.org/research/strategic_priority_on _research/overview/?print=y. ●Clair, A. A. & Memmot, J. (2008). 高齢者のための療法的音楽活用 [Therapeutic uses of music with older adults] (2nd ed.). (E. Hirokawa Trans.). 札幌: 一麦出版社. ●Davis, W. B., Gfeller, K. E. and Thaut, M. H. (2008). 音楽療法入門: 理論と実践 [An introduction to music therapy: Theory and practice] (Vols. 1-3). (3rd ed.). (F. Kuribayashi Trans.). Sapporo, Japan: Ichibaku Shuppansha Publishing. (Original work published 2008). ●The Certification Board for Music Therapists. (2020). Board Certification Domains. Retrieved form www.cbmt.org/upload/CBMT_Board_Certification_Domains_2020.pdf. ●Wheeler, B. L. (2015). Music therapy handbook. New York, NY: Guilford Publications. |
参考図書 |
●Chase, K. M. (2002). The music therapy assessment handbook. Columbus, MS: SouthernPen Publishing. ●Jacobsen, S. L. (2019). Music therapy assessment: Theory, research, and application. London, UK and Philadelphia, PA: Jessica Kingsley Publishers. ●Isenberg-Grzeda, C. (1988). Music therapy assessment: A reflection of professional identity. Journal of Music Therapy, 25(3), 159-169. ●Kurokawa, Y. (2006). 高齢者の心理療法: 回想法. Tokyo, Japan: 誠信書房. ●Rohrbacher, M. J. (2007). Functions of Music Therapy for Persons with Alzheimer\\\\\\\\\\\\\\\'s Disease & Related Disorders: Model Demonstration Program in Adult. Administration on Aging, Department of Health and Human Services, Washington, DC: Grant No. 90AM2638 ●Wheeler, B. L., Shultis, C. L., & Polen, D. W. (2004). Clinical training guide for the student music therapist. Gilsum, NH: Barcelona Publishers. |
備考 |
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オフィスアワーを木曜日5コマ、5715室とする。 実務経験なし。 クラスコード:https://teams.microsoft.com/l/team/19%3a03a71a7196ec4707be996b76c194dc98%40thread.tacv2/conversations?groupId=ef5549a0-d781-4d00-9ae4-806ff4030332&tenantId=fba894ea-3aef-4242-9fba-222b5f150ef8 |