徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    ポピュラー音楽理論

科目番号75231担当教員名原井 俊典単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次1年
授業概要
①コードとコードネームの仕組みを理解し、それらをキーボード上で響きを確認しながら学修する。
②①の内容をもとに、リハモニゼイション(コードの置き換え)テクニックについて学修し、編曲や即興演奏にどのように応用するかを考察する。
なお、本授業は「Google Classroom」を使用して、資料の配布や課題の提出をするので、毎時間スマホまたはタブレットを持参すること。
到達目標
①ポップスやジャズ、ロックについて、各ジャンルのスタイルや成り立ちについて理解する。【関心・意欲・態度】【知識・理解】
②コードの仕組み、コードネームの意味を理解する。【知識・理解】
③コードネームだけを見てキーボード上で和音を演奏することができる。【技能・表現】
④各コードの機能(役割)を理解する。【知識・理解】
⑤リハモニゼイション(コードの置き換え)のテクニックを理解し、実際に編曲を実施する。【思考・判断】【技能・表現】
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】授業ガイダンス
ポップス、ジャズ、ロック等の音楽のスタイルと成り立ちについて。
講義【事前学修】自分の好きなポップスのメロディとコード進行を書いてくる。
【2】コードの仕組みと3和音(メジャーコード・マイナーコード)について学び、鍵盤上でコードを演奏する。講義・演習【事前学修】Classroomにアップされた授業プリントを読み、不明な点をピックアップする。(90分)
【事後学修】メジャーコードとマイナーコードについて、コードネームの表記だけで和音を音符で記譜できる、または演奏できるようにしてくる。(90分)
【3】4和音(シックス、メジャーセブン、ドミナントセブンなど)について学び、鍵盤上でコードを演奏する。講義・演習【事前学修】Classroomにアップされた授業プリントを読み、不明な点をピックアップする。(90分)
【事後学修】本時に学んだコードについて、コードネームの表記だけで和音を音符で記譜できる、または演奏できるようにしてくる。(90分)
【4】4和音(マイナーセブン、マイナーセブンフラットファイブ、ディミニッシュなど)について学び、鍵盤上でコードを演奏する。講義・演習【事前学修】Classroomにアップされた授業プリントを読み、不明な点をピックアップする。(90分)
【事後学修】本時に学んだコードについて、コードネームの表記だけで和音を音符で記譜できる、または演奏できるようにしてくる。(90分)
【5】コードの種類の総復習。コードネームを見て、そのコードを音符で記譜し、演奏する。また音符で記された和音にコードネームをつける。講義・演習【事後学修】これまでに学んだコードすべてについて、コードネームの表記だけで和音を音符で記譜できる、また音符を見てコードネームをつけられるようにしてくる。(120分)
【6】コードの転回についての解説、および基本形と転回形の使い分けについて学修する。また転回形コードを鍵盤で演奏する。講義・演習【事前学修】Classroomにアップされた授業プリントを読み、不明な点をピックアップする。(90分)
【事後学修】本時で学んだコードネームについて、音符で記譜できる、または鍵盤で演奏できるようにしてくる。(90分)
【7】音階の復習と、音階上のコードについて解説する。また、クラシック系の表記の違いについても触れる。講義【事前学修】Classroomにアップされた授業プリントを読み、不明な点をピックアップする。(90分)
【事後学修】音階上のコードの一覧表(全調)を作成する。(90分)
【8】音階上のコードの機能、トニック、ドミナント、サブドミナントについて解説する。また、それらの連結や、ドミナント・モーションについても解説する。講義【事前学修】Classroomにアップされた授業プリントを読み、不明な点をピックアップする。(90分)
【事後学修】機能について理解するための課題プリント。(90分)
【9】同じ機能内でのコードの置き換えについて解説する。またその実施例をキーボードで演奏し、変化を確認する。講義・演習【事前学修】Classroomにアップされた授業プリントを読み、不明な点をピックアップする。(90分)
【事後学修】同じ機能内でのコードの置き換えが演奏できるようになるための課題を実施する。(90分)
【10】セカンダリー・ドミナントセブンについて解説する。講義【事前学修】Classroomにアップされた授業プリントを読み、不明な点をピックアップする。(90分)
【事後学修】セカンダリードミナントセブンを用いてコードの置き換えができるようになるための課題を実施する。(90分)
【11】セカンダリー・ドミナントセブンの使用例をキーボード上で演奏し、実施前後の変化を確認する。講義・演習【事前学修】Classroomにアップされた授業プリントを読み、不明な点をピックアップする。(90分)
【事後学修】セカンダリードミナントセブンを用いてコードの置き換えが演奏できるようになるための課題を実施する。(90分)
【12】トゥ・ファイブについて解説する。講義トゥ・ファイブを用いてコードの置き換えができるようになるための課題を実施する。(90分)
【13】トゥ・ファイブの使用例をキーボード上で演奏し、その実施前後の変化を確認する。講義・演習【事前学修】Classroomにアップされた授業プリントを読み、不明な点をピックアップする。(90分)
【事後学修】トゥ・ファイブを用いてコードの置き換えが演奏できるようになるための課題を実施する。(90分)
【14】8~13回目の授業で学んだテクニックを用いて、実際に教材曲を使用してリハモニゼイションを実施する。講義・演習【事後学修】授業で実施した楽曲についてのリハモニゼイションを完成させてくる。(120分)
【15】作品制作のための解説と演習。簡単なメロディ作曲とコード付けの方法、およびリハモニゼイションについて解説し、実施する。講義・演習本時の課題を完成させる。
評価方法
出席状況を含む受講態度(20%)、毎週の課題評価(40%)、作品評価(40%)
教科書
こちらで資料を用意します。
参考図書
ジャズ・ポップスセオリーシリーズ「コード進行」ヤマハミュージックメディア発行
備考
本授業は、楽典の内容を履修していることを前提に展開します。受講にあたっては、音楽理論Ⅰの単位を修得しておくこと。また、課題は毎時間の提出を必須とします。
※オフィスアワーは毎週金曜日5講時、5702室。