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| 徳島文理大学短期大学部 |
| 科目番号 | 12588 | 担当教員名 | 松村 豊大 | 単位 | 2単位 |
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| 科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 1年 |
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| 授業概要 |
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| 総合政策学とは何か、それをどのように生かすか考える。 いわゆる総合政策学の「総合」たるゆえんを説明することばに「三側面の統合」ということがいわれている。これを具体的に解説し、「総合政策学」とは何か考えることとする。 |
| 到達目標 |
| (1)知識 ・総合政策学とは何か他者に説明できるようになる (2)態度 ・総合政策学について積極的に社会で生かすよう心掛ける (3)技能 ・総合政策学を説明する記述ができるようになる ・ (4)思考・判断 ・総合政策学を社会の問題解決に役立てるよう思考できる |
| 授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
|---|---|---|---|
| 【1】 | はじめに 授業の計画 本講義のねらい 企業経営コースと公共経営コース設置の理由 | 基本的には講義であるが、共に「考える」ことを重視するので、できるだけインタラクティブな授業をめざします。積極的な「参加」を希望します。 | 配布資料にとじこんである 宮内義彦「企業人にとって政策を考える意義」『政策学入門』を読んで、企業人の「政策」のとらえ方を考えて、まとめておく（60分ないし120分 個人の性格によって所要時間は異なる 標準的には90分程度） |
| 【2】 | 「総合政策学」とは 「総合政策学」は未来志向の学問である。価値を扱うことをためらわない。 | 配布資料にとじこんである、加藤寛、竹中平蔵、太田弘子の対談「ポリシーリテラシー」を読んで、政策学部の学生に求められている研究・学修姿勢について考えて、まとめておく。（60分ないし120分 個人の性格によって所要時間は異なる 標準的には90分程度） | |
| 【3】 | 「政策」とは 総合政策学における定義 | 配布資料にとじこんである次の文献を読む 細野助博「はじめに」 土屋聡「政策系の視座と日米の比較考察」 加藤寛「なぜ総合政策を学ぶのか」 そして、松村の説明との差異を考察し、本学における「総合政策学」の特徴をまとめる（60分ないし120分 個人の性格によって所要時間は異なる 標準的には90分程度） | |
| 【4】 | 「総合政策学」の御作法 「三側面の統合」 チーズケースモデル総合性と専門性 政策は失敗する。市場も失敗する。政府も失敗する。 | 配布資料にとじこんである、岡田行雄「自治体総合計画における政策実現」竹内和子「政策のイノベーション指標」を読んで、行政官の立場からみた「公共政策」とはどういうものか考えて、まとめておく（60分ないし120分 個人の性格によって所要時間は異なる 標準的には90分程度） | |
| 【5】 | 「政策学」で働く人々 統合すべきアクター 学者 学生 行政官 企業の政策決定者 市民 etc. | 岡部光明「理論的基礎・研究手法・今後の課題」をサイトからダウンロードして読む。その中で「プロセスの統合」についてまとめ、担当者はどのような点を批判し、また批判する説を紹介したのか考える。 （60分ないし120分 個人の性格によって所要時間は異なる 標準的には90分程度） | |
| 【6】 | 「総合政策学」の構成要素 統合すべきメソッド 経済学 法学 社会学 政治学行政学 経営学 心理学 | 中間レポート作成（60分ないし120分 個人の性格によって所要時間は異なる 標準的には90分程度） | |
| 【7】 | 経済学の過去と現在 「市場志向」の利点と欠点 経済的合理人と現実の人間 | もし可能であれば、図書館等で、田中成明『法学入門』を入手し、授業中紹介した「法の機能」「裁判の役割」について復習すること（60分ないし120分 個人の性格によって所要時間は異なる 標準的には90分程度） | |
| 【8】 | 法律学の過去と現在 「白か黒か」「未来を予測しない」 立法学と基礎法学 | 配布資料にとじこんである 宮内義彦「企業人にとって政策を考える意義」『政策学入門』を読んで、企業活動の目標と「政策」の考え方について再検討する。（60分ないし120分 個人の性格によって所要時間は異なる 標準的には90分程度） | |
| 【9】 | 経営学の過去と現在 「組織のパフォーマンスを決めるもの」 組織論から社会貢献へ | http://www.policysciences.org/library.php へアクセスする。 A Preview of the Policy Sciences をダウンロードし、A working definition を読んで、政策学は、だれのどのような発想で誕生したか調べる。(冬季休業中にする） | |
| 【10】 | 総合政策学の発想と思想 なぜメソッドを統合するのか あらためて、社会科学統合の必要性 「自分のことは自分でやる」 | 資料整理（60分ないし120分 個人の性格によって所要時間は異なる 標準的には90分程度） | |
| 【11】 | 総合政策学的思考法 プロセスの統合 総合政策学は、社会問題の解決策を考案し提示するための学問である (1)第一段階 問題の分析 理想はなにか 原因はどこのあるのか、 (2)第二段階 なぜ、そういう問題が起こるのか。 | 資料整理（60分ないし120分 個人の性格によって所要時間は異なる 標準的には90分程度） | |
| 【12】 | 総合政策学的発想 (3)第三段階 どのような発想で問題をとくのか？ 数学の問題を解くように「方針」を定めなければいけない | 授業の内容に沿って、今後どのように「総合政策学」を学んで行き、そのために何をすべきか良いのか考える。（60分ないし120分 個人の性格によって所要時間は異なる 標準的には90分程度） | |
| 【13】 | 総合政策学的プレゼンテーション (4)第四段階 実施 ベッシーばあさんのテスト 相手を知るプレスリリース (5)第五段階 そして評価 期末レポートの作成について | 期末レポート作成（60分ないし120分 個人の性格によって所要時間は異なる 標準的には90分程度） | |
| 【14】 | 総合政策学を学ぶ AIの進展 人間vs.ロボット 脳vs.人工知能 総合政策学の学び方 | 期末レポート作成 配布資料にとじこんである、ユージンバーダック『政策学の技法』「ベッシ―ばあさんのテスト」を読み、返却された中間レポートが、その「テスト」にかなっているか検討する。（60分ないし120分 個人の性格によって所要時間は異なる 標準的には90分程度） | |
| 【15】 | 第15回 総合政策学は学問か 学問たる条件 「資格」がとれないと生きていけないなら生きなくて良い。 | 返却された期末レポートを見直し、担当者のコメントをもとにどこが悪かったか考える。A+評価でなかった者はその理由を考える。（60分ないし120分 個人の性格によって所要時間は異なる 標準的には90分程度） | |
| 評価方法 |
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| 中間レポート40% 自分の学んでいる「政策」について容易に説明できているレポートかどうか。 期末レポート50% 今後自分が学ぶ「総合政策学」の学び方が良く表現できているか。 授業での発言等10% 授業にアクティブに取り組んだかどうか。 |
| 教科書 |
| 使用しない |
| 参考図書 |
| 大谷實 他編『総合政策科学入門』成文堂。そのほか、大学の図書館に収蔵されている書籍を中心に、開講後に紹介します。 政策分析ネットワーク編『政策学入門』東洋経済新報社 2003年 |
| 備考 |
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| ワークブックを配布します。レポートは採点後返却するので、より良いものに各自で仕上げること。合格したから完璧というわけではない。 オフイスアワーは木曜日５時限目23901研究室にて開きます。 「実務経験 1983年〜2002年 国土交通省（運輸省）航空局職員」 「実務経験 1983年〜2002年 国土交通省（運輸省）航空局職員」 |