徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    中小企業振興論

科目番号12943担当教員名鍛冶　博之単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次2年
授業概要
第4期社長塾の統一テーマ：「環境の変化に負けない生き方を考える」
　日本経済が長期停滞するなかで中小企業の経営は大変厳しいものとなっています。特に2020年から世界中で蔓延した新型コロナウイルスによる災禍（コロナ禍）は、中小企業経営に大きな打撃を与え続けており、地域経済の失速を助長する一因となっています。しかしそういった状況下だからこそ、地域経済を活性化させる起爆剤として中小企業への関心が高まっています。
　この授業では徳島県中小企業家同友会のご協力のもと、「徳島文理大学　2021年度　第4期社長塾」として開講します。徳島県内で活躍する企業のトップの方々に直接講義いただき、企業経営の実態と課題、また企業が新事業を起こし成長発展していくための秘訣、更には大学生活を飛躍させよりよいものにするためのヒントを、講義とアクティブラーニングを通して一緒に考えていきます。第1回と第15回は主に鍛冶、第2回〜第14回は徳島県中小企業家同友会に加入される各企業の経営者が担当します。
　今年度も昨年度と同様に「3クール制」を採用します。「3回の講義と1回のパネルディスカッション」のセットを3回行い、多面的視点から学びます。1クール目は共通テーマを「経営理念の重要性について」とし、経営理念の基礎を学びます。2クールは共通テーマを「コミュニケーションの重要性」とし、社員・顧客・地域との意思疎通の重要性を学びます。3クール目は共通テーマを「方針決定のための強みの見つけ方」とし、理念策定後の戦略展開の基礎を学びます。各クールを締めくくるパネルディスカッションでは、学生から提出してもらうレポートや質問を参考に、講師によるパネルディスカッションを通して、より深掘りした考え方や見方を学びます。
到達目標
（1）知識：中小企業経営に必要な基本用語を修得する
（2）態度：経営者の講義から見える「生きた経営」の実態に関心を持つ　／　経営者の諸活動と受講者の学生生活を照ら　　
　　　　　　し合わせる
（3）技能：講義を踏まえ中小企業の振興に必要な諸要素を説明できるようになる
（4）思考：今日の中小企業が直面する経営課題を把握し、自分なりの問題解決策を提案できる　／　より良い大学生活に向けて取り組むべきことを自分で認識できる

受講生には講義で紹介された諸企業に関する基礎を理解することは勿論、企業経営をより活発に振興させていくために何が必要なのか、また企業経営の事例から何を学び、それをどう今後の人生に活かしていくのか、自分なりに模索してもらうことが目標となります。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】開講日：09月27日(月) オリエンテーション
担当者：徳島文理大学総合政策学部　　鍛冶 博之 氏
　　　　株式会社 桶幸ウチダ造花　　南 智子 氏
テーマ：この講義の進め方、評価方法など、社長塾とは		講義とグループワークを中心に進めます。必要に応じて学生に発言を促し主体的意見を伺います。講義に出席して作成した自筆ノートの読み直し、理解度の向上を図ります。また講義内容を鵜呑みにするのではなく、それに対する疑問と批判をノートに書き出してみてください。復習に30分はかけてください。
【2】開講日：10月04日（月）　講義
担当者：株式会社 サンフォート　　山城 真一 氏
テーマ：同友会の話、自社の話、グループ討論のやり方について		講義とグループワークを中心に進めます。必要に応じて学生に発言を促し主体的意見を伺います。講義に出席して作成した自筆ノートの読み直し、理解度の向上を図ります。また講義内容を鵜呑みにするのではなく、それに対する疑問と批判をノートに書き出してみてください。復習に30分はかけてください。
【3】開講日：10月11日（月）　講義
担当者：株式会社高橋ふとん店　　高橋 武良　氏
テーマ：理念とは何か		講義とグループワークを中心に進めます。必要に応じて学生に発言を促し主体的意見を伺います。講義に出席して作成した自筆ノートの読み直し、理解度の向上を図ります。また講義内容を鵜呑みにするのではなく、それに対する疑問と批判をノートに書き出してみてください。復習に30分はかけてください。
【4】開講日：10月18日（月）　講義
担当者：山田包装株式会社　山田 誉史　氏
テーマ：社員との理念共有で環境変化を乗り切る		講義とグループワークを中心に進めます。必要に応じて学生に発言を促し主体的意見を伺います。講義に出席して作成した自筆ノートの読み直し、理解度の向上を図ります。また講義内容を鵜呑みにするのではなく、それに対する疑問と批判をノートに書き出してみてください。復習に30分はかけてください。
【5】開講日：10月25日（月）　講義
担当者：株式会社日産サティオ徳島　藤村 泰之　氏
テーマ：理念をつくり一貫性と多様性の両立を目指す		講義とグループワークを中心に進めます。必要に応じて学生に発言を促し主体的意見を伺います。講義に出席して作成した自筆ノートの読み直し、理解度の向上を図ります。また講義内容を鵜呑みにするのではなく、それに対する疑問と批判をノートに書き出してみてください。復習に30分はかけてください。
【6】開講日：11月01日（月）　パネルディスカッション
パネラー：株式会社 サンフォート　　山城 真一 氏
　　　　　株式会社日産サティオ徳島　藤村 泰之　氏
　　　　　山田包装株式会社　山田 誉史　氏
ファシリテーター：徳島県中小企業家同友会　桃原 友紀　氏		講義とグループワークを中心に進めます。必要に応じて学生に発言を促し主体的意見を伺います。講義に出席して作成した自筆ノートの読み直し、理解度の向上を図ります。また講義内容を鵜呑みにするのではなく、それに対する疑問と批判をノートに書き出してみてください。復習に30分はかけてください。
【7】開講日：11月08日（月）　講義
担当者：アール・エスホーム株式会社　多田 穣治　氏
テーマ：最善を尽くすことで世界は広がる		講義とグループワークを中心に進めます。必要に応じて学生に発言を促し主体的意見を伺います。講義に出席して作成した自筆ノートの読み直し、理解度の向上を図ります。また講義内容を鵜呑みにするのではなく、それに対する疑問と批判をノートに書き出してみてください。復習に30分はかけてください。
【8】開講日：11月15日（月）　講義
担当者：株式会社自然計画 ペンションししくい　西口 哲浩　氏
テーマ：地域を強くする人と人とのつながりの重要性		講義とグループワークを中心に進めます。必要に応じて学生に発言を促し主体的意見を伺います。講義に出席して作成した自筆ノートの読み直し、理解度の向上を図ります。また講義内容を鵜呑みにするのではなく、それに対する疑問と批判をノートに書き出してみてください。復習に30分はかけてください。
【9】開講日：11月22日（月）　講義
担当者：有限会社エイブルフーズ　井元 健好　氏
テーマ：異業種のつながりで生み出す新たな価値		講義とグループワークを中心に進めます。必要に応じて学生に発言を促し主体的意見を伺います。講義に出席して作成した自筆ノートの読み直し、理解度の向上を図ります。また講義内容を鵜呑みにするのではなく、それに対する疑問と批判をノートに書き出してみてください。復習に30分はかけてください。
【10】開講日：11月29日（月）　パネルディスカッション
パネラー：アール・エスホーム株式会社　多田 穣治　氏
　　　　　株式会社自然計画 ペンションししくい　西口 哲浩　氏
　　　　　有限会社エイブルフーズ　井元 健好　氏
ファシリテーター：一般社団法人 キラニコ　　後藤 真美　氏		講義とグループワークを中心に進めます。必要に応じて学生に発言を促し主体的意見を伺います。講義に出席して作成した自筆ノートの読み直し、理解度の向上を図ります。また講義内容を鵜呑みにするのではなく、それに対する疑問と批判をノートに書き出してみてください。復習に30分はかけてください。
【11】開講日：12月06日（月）　講義
担当者：株式会社岡本建設　岡本 充律　氏
テーマ：強みって何！？自分の強みの作り方		講義とグループワークを中心に進めます。必要に応じて学生に発言を促し主体的意見を伺います。講義に出席して作成した自筆ノートの読み直し、理解度の向上を図ります。また講義内容を鵜呑みにするのではなく、それに対する疑問と批判をノートに書き出してみてください。復習に30分はかけてください。
【12】開講日：12月13日（月）　講義
担当者：株式会社農家ソムリエーず　藤原 俊茂　氏
テーマ：逆風の農業で強みの活かし方		講義とグループワークを中心に進めます。必要に応じて学生に発言を促し主体的意見を伺います。講義に出席して作成した自筆ノートの読み直し、理解度の向上を図ります。また講義内容を鵜呑みにするのではなく、それに対する疑問と批判をノートに書き出してみてください。復習に30分はかけてください。
【13】開講日：12月20日（水）　講義
担当者：鳴門ガス株式会社　中岸 真史　氏
テーマ：強みを活かし10年後も元気な会社づくり		講義とグループワークを中心に進めます。必要に応じて学生に発言を促し主体的意見を伺います。講義に出席して作成した自筆ノートの読み直し、理解度の向上を図ります。また講義内容を鵜呑みにするのではなく、それに対する疑問と批判をノートに書き出してみてください。復習に30分はかけてください。
【14】開講日：01月17日（月）　パネルディスカッション
パネラー：株式会社岡本建設　岡本 充律　氏
　　　　　株式会社農家ソムリエーず　藤原 俊茂　氏
　　　　　鳴門ガス株式会社　中岸 真史　氏
ファシリテーター：西部木工　西岡 章　氏		講義とグループワークを中心に進めます。必要に応じて学生に発言を促し主体的意見を伺います。講義に出席して作成した自筆ノートの読み直し、理解度の向上を図ります。また講義内容を鵜呑みにするのではなく、それに対する疑問と批判をノートに書き出してみてください。復習に30分はかけてください。
【15】開講日：01月24日（月）　
担当者：株式会社 桶幸ウチダ造花　　南 智子 氏
　　　　徳島文理大学総合政策学部　鍛冶 博之 氏
内　容：これまでの講義の振り返り、補足説明など		講義とグループワークを中心に進めます。必要に応じて学生に発言を促し主体的意見を伺います。講義に出席して作成した自筆ノートの読み直し、理解度の向上を図ります。また講義内容を鵜呑みにするのではなく、それに対する疑問と批判をノートに書き出してみてください。復習に30分はかけてください。
評価方法
・詳細は講義開始後に連絡しますが、各講義の後半で提出してもらう「振り返りシート」と「小レポート」の評価で100％評価します。もちろん出席は「して当然」なので、欠席回数に応じて減点します。なお、定期試験や随時の試験に対する解答などはフィードバックしたいと考えています（方法については追って授業時に連絡します）。
教科書
教科書は使用しません。各回の講師がプリントを用意します。
講義に毎回出席して説明に耳を傾け、自筆ノートをしっかり作成することが重要になります。
参考図書
中小企業の現状と課題、および経営者に関して包括的に学びたい学生は、下記の文献を参照ください。
・高田、上野、村社、前田編著『現代中小企業論』同友館、2009年。
・吉田、井内編著『地域振興と中小企業―持続可能な循環型地域づくり』ミネルヴァ書房、2011年。
・大沢武志『経営者の条件』岩波新書907、2007年。
・伊丹敬之『よき経営者の姿』日本経済新聞出版社、2007年。
・日本経済新聞社編『日本の経営者』日本経済新聞出版社、2009年。
このほか、活用できそうな参考文献がありましたら、講義中に随時紹介します。
備考
・受講希望の学生は第１講（2021年09月27日）に必ず出席すること。
・本年度は、スーツ着用は義務化しません。しかし、社会の第一線で活躍される方々がご多忙な中にもかかわらず本学で直接授業を行って下さいます。緊張感をもって、「目上の社会人にお会いする」ことを意識した服装で受講すること（ジャージや草履など論外）
・時間厳守です。遅刻扱いはありません。開始時刻以降はいっさいの入場を認めません。
・しっかりと「目的意識」をもって受講すること（単位取得だけを目的に登録するのであれば、「もっと楽な」授業が他にあるのでそちらを受講することをおススメする）
・皆さんの言動が、「個人」レベルを超えて「大学全体」の評価につながることを十分に意識すること（「個人」の言動→ゲストの観察・口コミ→社会での「文理大」の評価）
・今年度は新型コロナウイルス感染対策を講じながら、「講義」と「集団討論」による授業を基本としますが、状況によっては授業方法を変更します（その際は受講生によるレポート提出が中心となります）。
・オフィスアワーとしては「月曜２限・研究室」を設定しますが、鍛冶が授業でない時間はいつでも対応します。

・これまでの実務経験
�‖膾緇Χ搬膤愾躪膩弍蝶愽瑤波鷯鏘亶峪奸福崗Χ隼法彙甘�、2008年4月〜2018年3月）
��徳島県生産性向上支援訓練で講師担当（「マーケティング志向営業活動の分析と改善」担当、2018年3月19日・26日、場所：サミー美容室国府店）

◆【Google‐classroom　2021年度クラスコード：aisj2cx】
◆【科目ナンバー：8AMA223L】