徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    法学概論

科目番号13338担当教員名青野 透単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次1年
授業概要
1)法律とはなにかについて、法の歴史と思想および道徳との比較から 2)刑罰とはなにかについて具体的事件を例に 3)民事賠償とはなにかについて具体的事例に基づき 4)立法とはなにかについて国会と内閣の関係に基づき 5)人権とはなにかについてのその保障の歴史と思想から より深く講義するとともに、ペアワークやミニッツペーパー作成などにより学生自身が意見を発表し文章にする。なお、本学図書館所蔵の地方紙を教材に活用する。
到達目標
(1)知識 法学における主要な事項を十分に理解している (2)態度 社会問題を法的に解決しようとする意欲がある。 (3)表現 法的諸問題について、他者の意見を理解し、自分の考えを他者に理解されるよう表現することができる (4)思考 社会問題を法的に解決するために考え抜くことができる
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】法を学ぶ意義の再吟味 法を学ぶ意義について、教科書2〜8頁を使って、具体的に理解できるように解説する。教員による講義と、受講生によるペア・ワーク他の法学系科目を振り返り、法を学ぶ意義を考える。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【2】法の歴史と法の思想の再吟味 教員による講義と、受講生によるペア・ワーク法と道徳について考える。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【3】法と道徳の再吟味 教員による講義と、受講生によるペア・ワーク教科書の次回の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【4】なぜ罪を犯すと処罰されなければならないのか─刑法の基礎の再吟味 教員による講義と、受講生によるペア・ワーク教科書の次回の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。中間レポートの課題について情報収集と考察を始める。想定される授業時間外学習所要時間180分。
【5】罪を犯したHの裁判─刑事訴訟法の基礎の再吟味 中間レポートの課題提示 教員による講義と、受講生によるペア・ワーク教科書の次回の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。中間レポートの課題について情報収集と考察を行う。想定される授業時間外学習所要時間180分。
【6】刑事裁判 犯罪と刑罰の再吟味 教員による講義と、受講生によるペア・ワーク教科書の次回の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。中間レポートの課題について情報収集と考察を行う。想定される授業時間外学習所要時間180分。
【7】事故を起こしたHの民事責任─民法不法行為法の基礎の再吟味 教員による講義と、受講生によるペア・ワーク教科書の次回の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。前日までに中間レポートの課題について情報収集と考察に基づき、レポートを執筆する。想定される授業時間外学習所要時間180分。
【8】病院と旅行会社の責任─民法契約法の基礎の再吟味 中間レポートの提出 教員による講義と、受講生によるペア・ワーク教科書の次回の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。
【9】Jと家族の物語─民法家族法の基礎の再吟味 教員による講義と、受講生によるペア・ワーク教科書の次回の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【10】民事裁判 賠償と責任の再吟味
最終レポートの課題提示 
教員による講義と、受講生によるペア・ワーク教科書の次回の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。最終レポートの課題について情報収集と考察を始める。想定される授業時間外学習所要時間180分。
【11】法を決めるのは誰か─憲法統治機構の基礎の再吟味 教員による講義と、受講生によるペア・ワーク授業後、徳島県議会のウェブサイトにおける議員の質問ビデオを視聴し、自分の意見をまとめる。最終レポートの課題について情報収集と考察を始める。想定される授業時間外学習所要時間180分。
【12】国会と内閣の再吟味 教員による講義と、受講生によるペア・ワーク授業後、最終レポートの課題について情報収集と考察を行う。想定される授業時間外学習所要時間180分。
【13】多数者でも侵害することのできない権利─憲法基本的人権の基礎の再吟味
最終レポートの提出 
教員による講義と、受講生によるペア・ワーク授業後、教科書の次回の関連個所を読み自分の考えをまとめる。図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。想定される授業時間外学習所要時間180分。
【14】人権とは何か の再吟味 教員による講義と、受講生によるペア・ワーク教科書の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【15】人権保障の歴史と障害者の権利保障 全学授業アンケート回答教員による講義と、受講生によるペア・ワーク図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。想定される授業時間外学習所要時間90分。
評価方法
毎回の授業における授業内容のまとめの確認(30%)、2回のレポートにおける学習成果の確認(30%と40%) 。レポート講評をgoogle classroomにて実施。
教科書
松井茂記 『はじめての法律学 -- HとJの物語 』 第6版。前期の「法学A」でも教科書として使いました。
参考図書
青野透他共著『日本国憲法―主権・人権・平和』ミネルヴァ書房、2010年
青野透他共著『デモクラシーと憲法』ミネルヴァ書房、1999年
早田幸政著『入門 法と憲法』ミネルヴァ書房、2014年
備考
科目ナンバー 8AJD100L 。クラスコード:受講者に別途伝達。オフィスアワー:研究室にて金曜日16時20分〜17時20分。 図書館に届く地方紙を活用した授業ですので、積極的に図書館を利用することを推奨します。