徳島文理大学 | Webシラバスシステム |
TOP | 戻る | |
徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 13435 | 担当教員名 | 青野 透 | 単位 | 2単位 |
---|
科目群 | 一般 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 1年 |
---|
授業概要 |
---|
1)法律とはなにかについて 法の歴史と思想および道徳との比較から 2)刑罰とはなにかについて 具体的事件を例に 3)民事賠償とはなにかについて 具体的事例に基づき 4)立法とはなにかについて 国会と内閣の関係に基づき 5)人権とはなにかについて その保障の歴史と思想から 講義するとともに、ペアワークやミニッツペーパー作成などにより学生自身が意見を発表する。なお、本学図書館所蔵の45地方紙を教材に活用するとともに、「地域における高度な識見を有する人材の育成に資する」ことを目的とした徳島県議会と本学との「包括連携協定」を活用する機会を積極的に設ける。そのため、You Tube『徳島県チャンネル』での関連動画および、徳島県議会のウェブサイトにおける議員の質問ビデオの視聴を、授業外学習として義務付ける。 |
到達目標 |
授業の到達目標及びテーマ 到達目標 1)知識 法の原理についての主要な事項を十分に理解している (2)技能 法的諸問題について、他者の意見を理解し、自分の考えを他者に理解されるよう表現することができる (3)姿勢 社会問題を法的に解決しようとすることができる。 テーマ 1)法律とは なにか 2)刑罰とはなにか 3)賠償とはなにか 4)立法とはなにか 5)人権とはなにか |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
---|---|---|---|
【1】 | 法を学ぶ意義 | 教員による講義 | 法について高校までに得た知識を振り返る。想定される授業時間外学習所要時間90分。 |
【2】 | 法の歴史と法の思想 | 教員による講義と、受講生によるペア・ワーク | 前日までに、法律に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間90分。 |
【3】 | 法と道徳 | 教員による講義と、受講生によるペア・ワーク | 前日までに、道徳に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間90分。 |
【4】 | なぜ罪を犯すと処罰されなければならないのか─刑法の基礎 | 図書館における資料調査活動とペア・ワーク | 犯罪に関する複数の新聞記事を要約し、それぞれについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間90分。 |
【5】 | 罪を犯したHの裁判─刑事訴訟法の基礎 中間レポートの課題の提示 | 教員による講義と、受講生によるペア・ワーク | 前日までに、裁判に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。授業終了後、中間レポートの課題について情報収集と考察を始める。想定される授業時間外学習所要時間180分。 |
【6】 | 刑事裁判 犯罪と刑罰 | 教員による講義と、受講生によるグループ・ワーク | 中間レポートの課題について情報収集と考察を行う。想定される授業時間外学習所要時間180分。 |
【7】 | 事故を起こしたHの民事責任─民法不法行為法の基礎 | 教員による講義と、受講生によるグループ・ワーク | 中間レポートの課題について情報収集と考察を行う。想定される授業時間外学習所要時間180分。 |
【8】 | 病院と旅行会社の責任─民法契約法の基礎 中間レポートの受領 | 教員による講義と、受講生によるグループ・ワーク | 中間レポートの課題について情報収集と考察を行い、その成果をレポートとして、授業開始時に提出する。想定される授業時間外学習所要時間90分。 |
【9】 | Jと家族の物語─民法家族法の基礎 | 教員による講義と、受講生によるグループ・ワーク | 前日までに、家族に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間90分。 |
【10】 | 民事裁判 賠償と責任 | 教員による講義と、受講生によるグループ・ワーク | 前日までに、損害賠償に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間180分。 |
【11】 | 法を決めるのは誰か─憲法統治機構の基礎 最終レポートの課題の提示 | 教員による講義と、受講生によるグループ・ワーク | 前日までに、憲法に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。授業後、最終レポートの課題について情報収集と考察を始める。想定される授業時間外学習所要時間180分。 |
【12】 | 国会と内閣 | 教員による講義と、受講生によるグループ・ワーク | 最終レポートの課題について情報収集と考察を行う。想定される授業時間外学習所要時間180分。 |
【13】 | 多数者でも侵害することのできない権利─憲法基本的人権の基礎 | 教員による講義と、受講生によるグループ・ワーク | 最終レポートの課題について情報収集と考察を行い、レポートを執筆する。想定される授業時間外学習所要時間180分。 |
【14】 | 人権とは何か 最終レポートの受領 | 教員による講義と、受講生によるグループ・ワーク | 最終レポートの課題について情報収集と考察を行い、レポートを完成させて、授業の最初に提出する。想定される授業時間外学習所要時間90分。 |
【15】 | 人権保障の歴史と女性の人権 全体のまとめと振り返り | 教員による講義と、受講生によるグループ・ワーク | 前日までに、女性の人権に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間90分。 |
評価方法 |
---|
毎回のミニッツペーパー内容 30% 中間レポート内容 30% 最終レポート内容 40% につき、授業内容の反映、課題の反映、独自性の三観点より評価します。レポートにおいて、ネット上などで見つけた他人の意見を、出典を明記することなく、自分の意見であるかのごとく引用している場合はゼロ点とし、単位不認定とします。 |
教科書 |
松井茂記 『はじめての法律学 -- HとJの物語 』 第6版(有斐閣)(2020年03月23日発売)です。必ず購入し、授業に毎回持参してください。なお、後期の必修科目「法学概論」でも教科書として使います。『ポケット六法 令和2年版』(有斐閣)も、必ず購入してください。法学系科目を中心に四年間使います。 |
参考図書 |
青野透他共著『日本国憲法―主権・人権・平和』ミネルヴァ書房、2010年。 青野透他共著『デモクラシーと憲法』ミネルヴァ書房、1999年。 |
備考 |
---|
クラスコードは 62uhycs です。オフィスアワー:23903青野研究室にて、金曜日16時20分〜17時50分。実務経験:昭和57年〜昭和60年 京都府立高校非常勤講師。徳島文理大学でしかできない授業として、図書館に届く全国の地方新聞を読むことを、毎回の授業外学習の課題とします。ウェブでの情報検索に頼るのではなく、自ら図書館に行って種々の地方新聞を自分自身で読み、参考となる記事を発見する情報獲得の過程を重視します。授業中のペアワーク・グループワークは、強制はしませんが、苦手でも少しずつ慣れていけば、意見交換をして良かったと必ず思えるようになります。努力してください。ペアワークでは、スマホを使って調べることを推奨しますので、可能であれば持参して下さい。教室の一番後ろの列の座席は使用しないでください。 |