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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 13489 | 担当教員名 | 吉川 友規 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 2年 |
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授業概要 |
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刑法は、どのようなことをすれば犯罪になり、どのような刑罰が科せられるのかを定める法律である。刑法が予定している刑罰は、個人の財産や、自由だけではなく、生命まで剥奪するという作用を持っている。このような大きな作用のため、刑法によって社会問題を解決することは「最終手段」とされ、刑法の適用の際には、守るべき一般原則が存在している。本科目では、刑法の一般原則を理解し、具体的な事例においてどのように刑法が適用されるのかを学習する。 なお、授業では毎回、前の授業で提示した事例について検討し、1.その事例の法的問題点はどこか、2.その問題をどのように解決するべきか、3.最終的にどのように事例を解決するべきかを小レポートにまとめて提出してもらうので、予習として事例の調査・検討を行った上で、能動的に議論に参加することを受講者に求める。 |
到達目標 |
授業を通じて、学習者が、以下のような能力を身につけ、刑法の観点から社会問題に対して取り組めるようになることを本科目の到達目標とする。 (1)知識 刑法の適用の際に問題となる基本的な概念について理解していること。 (2)姿勢 実際におこった事件について関心を持つこと。 (3)思考・判断 具体的な事例を読解し、刑法的な観点から問題点を指摘したうえで、刑法が適用できるかを適切に判断できる能力を獲得すること。 (4)表現 自分の考えを整理して、相手に論理的に説明する能力を身につけること。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | オリエンテーション:授業の概要 刑法とは何か | 基本的に講義によって授業を進めるが、毎回具体的な事例について数人のグループで議論し、(1)事例の論点はどこか、(2)どのような問題があるのか、(3)どのような結論となるのかを書いて提出してもらう。なお、第2回以降に議論してもらう事例は、前の回にアナウンスするので、あらかじめ事例について一人で検討したうえで議論してもらう。 また、必要に応じてグループワークの結果について、受講者にプレゼンテーションしてもらう。 | 教科書の該当箇所を読んでおくこと。(3時間) |
【2】 | 総論1:罪刑法定主義、刑法の体系 | 基本的に講義によって授業を進めるが、毎回具体的な事例について数人のグループで議論し、(1)事例の論点はどこか、(2)どのような問題があるのか、(3)どのような結論となるのかを書いて提出してもらう。なお、第2回以降に議論してもらう事例は、前の回にアナウンスするので、あらかじめ事例について一人で検討したうえで議論してもらう。 また、必要に応じてグループワークの結果について、受講者にプレゼンテーションしてもらう。 | 教科書の該当箇所を読んだうえで、第2回の授業で議論する事例について考えておくこと。(3時間) |
【3】 | 総論2:実行行為と結果、因果関係、不作為犯 | 基本的に講義によって授業を進めるが、毎回具体的な事例について数人のグループで議論し、(1)事例の論点はどこか、(2)どのような問題があるのか、(3)どのような結論となるのかを書いて提出してもらう。なお、第2回以降に議論してもらう事例は、前の回にアナウンスするので、あらかじめ事例について一人で検討したうえで議論してもらう。 また、必要に応じてグループワークの結果について、受講者にプレゼンテーションしてもらう。 | 教科書の該当箇所を読んだうえで、第3回の授業で議論する事例について考えておくこと。(3時間) |
【4】 | 総論3:故意・錯誤、過失 | 基本的に講義によって授業を進めるが、毎回具体的な事例について数人のグループで議論し、(1)事例の論点はどこか、(2)どのような問題があるのか、(3)どのような結論となるのかを書いて提出してもらう。なお、第2回以降に議論してもらう事例は、前の回にアナウンスするので、あらかじめ事例について一人で検討したうえで議論してもらう。 また、必要に応じてグループワークの結果について、受講者にプレゼンテーションしてもらう。 | 教科書の該当箇所を読んだうえで、第4回の授業で議論する事例について考えておくこと。(3時間) |
【5】 | 総論4:違法性阻却事由 | 基本的に講義によって授業を進めるが、毎回具体的な事例について数人のグループで議論し、(1)事例の論点はどこか、(2)どのような問題があるのか、(3)どのような結論となるのかを書いて提出してもらう。なお、第2回以降に議論してもらう事例は、前の回にアナウンスするので、あらかじめ事例について一人で検討したうえで議論してもらう。 また、必要に応じてグループワークの結果について、受講者にプレゼンテーションしてもらう。 | 教科書の該当箇所を読んだうえで、第5回の授業で議論する事例について考えておくこと。(3時間) |
【6】 | 総論5責任阻却事由、違法性の錯誤 | 基本的に講義によって授業を進めるが、毎回具体的な事例について数人のグループで議論し、(1)事例の論点はどこか、(2)どのような問題があるのか、(3)どのような結論となるのかを書いて提出してもらう。なお、第2回以降に議論してもらう事例は、前の回にアナウンスするので、あらかじめ事例について一人で検討したうえで議論してもらう。 また、必要に応じてグループワークの結果について、受講者にプレゼンテーションしてもらう。 | 教科書の該当箇所を読んだうえで、第6回の授業で議論する事例について考えておくこと。(3時間) |
【7】 | 総論6:未遂犯、正犯と共犯、狭義の共犯 | 基本的に講義によって授業を進めるが、毎回具体的な事例について数人のグループで議論し、(1)事例の論点はどこか、(2)どのような問題があるのか、(3)どのような結論となるのかを書いて提出してもらう。なお、第2回以降に議論してもらう事例は、前の回にアナウンスするので、あらかじめ事例について一人で検討したうえで議論してもらう。 また、必要に応じてグループワークの結果について、受講者にプレゼンテーションしてもらう。 | 教科書の該当箇所(106〜116ページ)を読んだうえで、第7回の授業で議論する事例について考えておくこと。(3時間) |
【8】 | 各論1:刑法各論の意義、殺人罪・堕胎罪・遺棄罪 | 基本的に講義によって授業を進めるが、毎回具体的な事例について数人のグループで議論し、(1)事例の論点はどこか、(2)どのような問題があるのか、(3)どのような結論となるのかを書いて提出してもらう。なお、第2回以降に議論してもらう事例は、前の回にアナウンスするので、あらかじめ事例について一人で検討したうえで議論してもらう。 また、必要に応じてグループワークの結果について、受講者にプレゼンテーションしてもらう。 | 教科書の該当箇所(117〜124ページ)を読んだうえで、第8回の授業で議論する事例について考えておくこと。(3時間) |
【9】 | 各論2:暴行罪・傷害罪、逮捕・監禁 | 基本的に講義によって授業を進めるが、毎回具体的な事例について数人のグループで議論し、(1)事例の論点はどこか、(2)どのような問題があるのか、(3)どのような結論となるのかを書いて提出してもらう。なお、第2回以降に議論してもらう事例は、前の回にアナウンスするので、あらかじめ事例について一人で検討したうえで議論してもらう。 また、必要に応じてグループワークの結果について、受講者にプレゼンテーションしてもらう。 | 教科書の該当箇所を読んだうえで、第9回の授業で議論する事例について考えておくこと。(3時間) |
【10】 | 各論3:性犯罪、わいせつに関する罪 | 基本的に講義によって授業を進めるが、毎回具体的な事例について数人のグループで議論し、(1)事例の論点はどこか、(2)どのような問題があるのか、(3)どのような結論となるのかを書いて提出してもらう。なお、第2回以降に議論してもらう事例は、前の回にアナウンスするので、あらかじめ事例について一人で検討したうえで議論してもらう。 また、必要に応じてグループワークの結果について、受講者にプレゼンテーションしてもらう。 | 教科書の該当箇所を読んだうえで、第10回の授業で議論する事例について考えておくこと。(3時間) |
【11】 | 各論4:名誉毀損罪・業務妨害罪、住居侵入罪 | 基本的に講義によって授業を進めるが、毎回具体的な事例について数人のグループで議論し、(1)事例の論点はどこか、(2)どのような問題があるのか、(3)どのような結論となるのかを書いて提出してもらう。なお、第2回以降に議論してもらう事例は、前の回にアナウンスするので、あらかじめ事例について一人で検討したうえで議論してもらう。 また、必要に応じてグループワークの結果について、受講者にプレゼンテーションしてもらう。 | 教科書の該当箇所を読んだうえで、第11回の授業で議論する事例について考えておくこと。(3時間) |
【12】 | 各論5:財産に対する罪1:窃盗罪、強盗罪 | 基本的に講義によって授業を進めるが、毎回具体的な事例について数人のグループで議論し、(1)事例の論点はどこか、(2)どのような問題があるのか、(3)どのような結論となるのかを書いて提出してもらう。なお、第2回以降に議論してもらう事例は、前の回にアナウンスするので、あらかじめ事例について一人で検討したうえで議論してもらう。 また、必要に応じてグループワークの結果について、受講者にプレゼンテーションしてもらう。 | 教科書の該当箇所を読んだうえで、第12回の授業で議論する事例について考えておくこと。(3時間) |
【13】 | 各論6:財産に対する罪2:詐欺罪、横領罪、背任罪 | 基本的に講義によって授業を進めるが、毎回具体的な事例について数人のグループで議論し、(1)事例の論点はどこか、(2)どのような問題があるのか、(3)どのような結論となるのかを書いて提出してもらう。なお、第2回以降に議論してもらう事例は、前の回にアナウンスするので、あらかじめ事例について一人で検討したうえで議論してもらう。 また、必要に応じてグループワークの結果について、受講者にプレゼンテーションしてもらう。 | 教科書の該当箇所を読んだうえで、第13回の授業で議論する事例について考えておくこと。(3時間) |
【14】 | 各論7:放火罪、偽造罪 | 基本的に講義によって授業を進めるが、毎回具体的な事例について数人のグループで議論し、(1)事例の論点はどこか、(2)どのような問題があるのか、(3)どのような結論となるのかを書いて提出してもらう。なお、第2回以降に議論してもらう事例は、前の回にアナウンスするので、あらかじめ事例について一人で検討したうえで議論してもらう。 また、必要に応じてグループワークの結果について、受講者にプレゼンテーションしてもらう。 | 教科書の該当箇所を読んだうえで、第14回の授業で議論する事例について考えておくこと。(3時間) |
【15】 | 各論8:公務執行妨害罪、司法作用に対する罪、賄賂の罪 | 基本的に講義によって授業を進めるが、毎回具体的な事例について数人のグループで議論し、(1)事例の論点はどこか、(2)どのような問題があるのか、(3)どのような結論となるのかを書いて提出してもらう。なお、第2回以降に議論してもらう事例は、前の回にアナウンスするので、あらかじめ事例について一人で検討したうえで議論してもらう。 また、必要に応じてグループワークの結果について、受講者にプレゼンテーションしてもらう。 | 科書の該当箇所を読んだうえで、第15回の授業で議論する事例について考えておくこと。(3時間) |
評価方法 |
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・平常点60%(各回の議論への参加状況、提出物によって評価する。出席しているだけの場合や、課題・グループワークの解答がおよそ適切だと評価できない場合には一切加点しない。) ・期末筆記試験40% なお試験のフィードバックはGoogleクラスルームを通じて行う。 |
教科書 |
佐久間・橋本編『刑法の時間』(有斐閣、2021) ISBN9784641139459。 また、最新の条文が参照できる方法を用意しておくこと。 |
参考図書 |
大谷實『刑法講義総論(新版第5版)』(成文堂、2019年) 大谷實『刑法講義各論(新版第5版)』(成文堂、2019年) 『刑法判例百選1 総論(第8版)』(有斐閣、2020年) 『刑法判例百選2 各論(第8版)』(有斐閣、2020年) |
備考 |
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【科目ナンバー】 8AJD241L 【注意事項】 ・追試験は実施するが、再試験は原則として実施しない。 ・オフィスアワーは、月曜日5限に研究室で開催するが、平日のそれ以外の時間についても可能な範囲で質問を受け付ける(あらかじめメールで連絡すること)。 ・実務経験無 |