徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    行政経営学��

科目番号13499担当教員名西川　政善単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次4年
授業概要
行政管理から行政経営システムへの転換の必要性を具体的に検証する。戦後の日本政治，地方政治に学び，かつ先進国や先進的な自治体の取り組み事例いくつかを紹介し、議論・検討する。
到達目標
(1)知識：規則による行政管理でなく，公共経営の取り組み例・適用例を知る。
(2)態度：生活者起点・自立的な現在進行形の地域経営をみる政治的リテラシィ（教養）を高めるように努める。
(3)技能：実際の地域経営について生活者の視点から評価できる
(4)思考・判断　現場の視点から、議論を通じた良否の評価・判断ができる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】はじめに〜国家・政治・行政を考える　映画「七人の侍」を題材に解説と質疑講義開始までに黒澤明監督「七人の侍」「生きる」の鑑賞をすすめる。(標準的時間120分）
西川政善著「地方から見る日本政治」「阿波戦争」を配布
【2】戦後「日本政治」考案　拙著「地方から見る日本政治一考察」を題材に解説と質疑
事前に用意した著作・教材等を配布して参考にしながら講義を進める		配布資料の再読、理解を深める（標準時間120分）
【3】「阿波戦争」から考える地方政治・行政　拙著「徳島に起こった日本政治の転換現象阿波戦争」　を題材に解説と質疑　同上
【4】パラダイム転換（ＮＰＭへの潮流）　行政管理と行政経営　発展基盤整備（社会資本整備を求め　て解説と質疑レポートの作成(標準時間３時間）
【5】行政の評価　費用便益分析による事業評価　科学的政策評価　目標管理型実用的政策評価　大き　な政府・小さな政府　英国の行財政改革など　解説と質疑　レポート「国家、政治、行政とはについて」を作成の上、代表がプレゼンし、質疑応答　同上
【6】ＮＰＭ日本初導入と評価対策の混乱 ＮＰＭ理論と本質・要件　わが国の行政評価体系の混乱
　　モデルであった道路行政の評価手法など		解説と質疑　同上
【7】ＮＰＭの理念と多様な展開　広義の民営化　契約型システム　マネジメントサイクル　顧客志向
　インセンティブ（誘因）の設計　外国のＮＰＭ改革など		解説と質疑　同上
【8】ＮＰＭの8戦略パターン　使命中心の理念行政経営　住民起点の顧客行政経営　選択集中の行政経営　学習奨励の人材行政経営　価値創造の行政経営　事実共有の情報行政経営　成果重視の業績行政経営　住民定住の満足行政経営など解説と質疑　同上
【9】滝沢村の日本一顧客に近い行政活動解説と質疑
他の自治体実践例も加える		配布資料の再読、理解を深める（標準時間120分）
【10】三鷹市の効率的で開かれた21世紀型自治体解説と質疑レポートの作成(標準時間３時間）
【11】三重県の生活者起点の行政改革
「ＮＰＭの手法と実践例」を抽出してレポート作成(授業外）、代表がプレゼン、質疑応答		解説と質疑　配布資料の再読、理解を深める（標準時間120分）
【12】徳島県内のＰＦＩ実践例　徳島県、徳島市、三好市解説と質疑
他の自治体実践例も加える		配布資料の再読、理解を深める（標準時間120分）
【13】ゲスト・スピーカー　（中山俊雄徳島県議）中山俊雄県議に徳島県政一般及び県議会サイドの行政経営へのアプローチについて講話願い、質疑応答する。解説と質疑配布資料の再読、理解を深める（標準時間120分）
【14】行政経営とマニフェスト　これからの行政経営　中央・地方政府における行政経営の今後中山俊雄県議に徳島県政一般及び県議会サイドの行政経営へのアプローチについて講話願い、質疑応答する。舞鶴、栃木、戸田、養父、竹田各市の取組例　　　　第3回レポート課題を提示配布資料の再読、理解を深める（標準時間120分）
レポートの作成(標準時間３時間）
【15】レポート「今後の行政経営の在り方について」の提出、質疑応答その他成果物返却　講評等　
評価方法
質疑（10％），レポート３回（90％）提出で採点
教科書
その都度作成，配布（担当者）
参考図書
必要に応じて示す
備考
オフィスアワー　木曜日５限（その他所用については23号館１階事務室で取り次いでもらえます）