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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 13630 | 担当教員名 | 吉川 友規 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 3 |
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授業概要 |
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法学の学習においては、理論面的な内容だけではなく、実際の事件において、当事者が同士がどのような主張・立証を行い、それに対して、裁判所がどのような判断を行ったのかを理解することが必要不可欠である。 本講義では、近年の刑事法・少年法の事件の中から代表的な事件をとりあげ、参加者同士が議論を行いながら、それぞれの判決を分析する。 講義の際には、初回の授業の際に決定したグループごとにそれぞれ別の立場に立って議論を行う回と前提となる知識について、講義およびグループワークで確認する回を交互に設ける。 |
到達目標 |
(1)知識:刑事法(刑法、刑事訴訟法、少年法)の重要な論点について基礎的な知識を身につける。 (2)態度:個別の事案においてなぜ判決のような論理が導き出されたのかを当事者の目線に立って分析しようとする姿勢を身につける。 (3)技能:実際の判決を読んだうえで、必要な文献を読み、自分なりに分析を行うことができる技能を身につける。 (4)思考・判断:過去の事件における判決を分析することを通じて、同種の問題だけではなく、新たな問題についても分析を加えることができるようになる。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | オリエンテーション:授業の概要説明、成績評価の方法の説明 | 講義 | 講義の際に配布した資料をもとに、前提となる知識について復習しておくこと。(120分) |
【2】 | グループの決定、グループごとの担当箇所の割り当て | 講義・グループワーク | 教科書を読んだうえで、グループで割り当てられた箇所について議論し、レジュメ・スライドを作成する。(120分) |
【3】 | 正当防衛の基礎知識 | 講義・グループワーク | 教科書を読んだうえで、グループで割り当てられた箇所について議論し、レジュメ・スライドを作成する。(120分) |
【4】 | 最決平成29年4月26日刑集71巻4号275頁に関する議論 | 講義・グループワーク | 教科書を読んだうえで、グループで割り当てられた箇所について議論し、レジュメ・スライドを作成する。(120分) |
【5】 | 故意に関する基礎知識 | 講義・グループワーク | 教科書を読んだうえで、グループで割り当てられた箇所について議論し、レジュメ・スライドを作成する。(120分) |
【6】 | 大阪高判平成27年7月30日高検速報(集)(平成27)号195頁に関する議論 | 講義・グループワーク | 教科書を読んだうえで、グループで割り当てられた箇所について議論し、レジュメ・スライドを作成する。(120分) |
【7】 | 強盗罪に関する基礎知識 | 講義・グループワーク | 教科書を読んだうえで、グループで割り当てられた箇所について議論し、レジュメ・スライドを作成する。(120分) |
【8】 | 福岡高判平成29年9月19日高刑集70巻3号1頁に関する議論 | 講義・グループワーク | 教科書を読んだうえで、グループで割り当てられた箇所について議論し、レジュメ・スライドを作成する。(120分) |
【9】 | 身柄拘束に関する基礎知識 | 講義・グループワーク | 教科書を読んだうえで、グループで割り当てられた箇所について議論し、レジュメ・スライドを作成する。(120分) |
【10】 | 最決平成26年11月18日刑集68巻9号1020頁に関する議論 | 講義・グループワーク | 教科書を読んだうえで、グループで割り当てられた箇所について議論し、レジュメ・スライドを作成する。(120分) |
【11】 | 接見交通権に関する基礎知識 | 講義・グループワーク | 教科書を読んだうえで、グループで割り当てられた箇所について議論し、レジュメ・スライドを作成する。(120分) |
【12】 | 最決平成31年3月13日判例タイムズ1462号33頁に関する議論 | 講義・グループワーク | 教科書を読んだうえで、グループで割り当てられた箇所について議論し、レジュメ・スライドを作成する。(120分) |
【13】 | 少年事件における保護処分に関する基礎知識 | 講義・グループワーク | 教科書を読んだうえで、グループで割り当てられた箇所について議論し、レジュメ・スライドを作成する。(120分) |
【14】 | 大阪高決平成28年11月10日判例時報2350号132頁 | 講義・グループワーク | 教科書を読んだうえで、グループで割り当てられた箇所について議論し、レジュメ・スライドを作成する。(120分) |
【15】 | 授業のまとめ | 講義 | 教科書・資料を読み、授業の復習を行う。(120分) |
評価方法 |
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平常点70%(報告の内容、グループワークへの貢献度に基づいて評価する) 期末レポート30% 各回の報告内容については、授業内およびGoogleクラスルームでフィードバックを行う。 レポートは成績公表後に返却する。 |
教科書 |
河村ほか(編)『刑事法判例読解の視点』(晃洋書房、2021)ISBN978-4-7710-3480-8 |
参考図書 |
授業内で提示する。 |
備考 |
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・オフィスアワーは月曜日5限目、研究室で受け付ける。 ・原則として出席すること。 ・理由のない欠席・グループワークへの不参加があった場合、平常点を減点する(平常点の評価方法については初回の授業で説明する) |