徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    公共経済学��

科目番号54669担当教員名池上　政弘単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次3年
授業概要
【講義の概要】
　　公共経済学�兇任蓮�公共支出、課税、予算、財政（国、地方財政）、社会保障、所得再配分の問題について、理論を解説するとともに、日本の制度についても触れます。

　　
到達目標
経済政策に関わる時事問題について、公共経済学の基礎的な理論を応用し、専門用語を使用して論述できる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】公共投資を評価するための費用効果分析講義レジュメや参考図書を参照して、費用と便益の考え方の理解を深める。
【2】費用効果分析の手法講義レジュメや参考図書を参照して、費用効果分析の手法と具体的な計算方法の理解を確実なものにする。
【3】公共投資の最適ルール（民間投資との配分、地域間の配分、異時点間（現在ー未来）の配分）講義レジュメや参考図書を参照して、費用と便益分析の考え方を適用して、公共投資の具体的事例に即して考察し、レポートをまとめる。
【4】費用効果分析に代わる間接的な便益の評価法（ヘドニックアプローチ、仮想的市場評価法）講義レジュメや参考図書を参照して、費用効果分析以外の便益の評価方法の理解を確実なものにする。
【5】租税原則、租税の種類（消費税ー所得税ー資産税等、直接税ー間接税）講義レジュメや参考図書を参照して、租税原則と租税の種類に関する理解を深める。
【6】日本の租税制度講義レジュメや参考図書、財政に関する政府の公表資料等を参照して、租税原則と租税の種類に関する理解を知識を深める。
【7】消費税の考察講義、受講者間の議論、小論文消費税について所得配分、徴収方法等の側面から考察する。
【8】租税の効率性、祖税の所得配分効果講義レジュメや参考図書を参照して、租税の効率性及び所得配分効果の理論的な考え方について理解を深める。
【9】国の歳入・歳出予算講義レジュメのデータや政府の公表資料を参照して国の歳入、歳出の状況について把握する。
【10】財政投融資制度を通じる国と民間部門の間の資金のながれ講義レジュメのデータや政府の公表資料を参照して国と民間部門の資金の流れ及び関連機関について理解を深める。
【11】財政赤字と公債講義レジュメや参考図書を参照して、租税と公債発行の関係についてリカードの「中立原則」の考え方の理解を確かなものにする。
【12】財政運営の考え方（財政均衡、景気対策）講義、受講者間の議論、小論文レジュメや参考図書を参照して、財政運営に関して、財政の均衡重視、景気対策を考慮した財政の弾力的な運営の考え方を比較し、それぞれの得失について考察する。
【13】社会保障と国民負担講義レジュメや政府公表資料のデータを参照して、社会保障と国民負担の関係について理解を深める。社会保障に関する文献を調べ、レポートにまとめる。
【14】公的年金制度講義レジュメや政府の公表資料を参照して、公的年金制度の知識を広める。
【15】所得再分配政策（個人間、世代間、地域間）講義レジュメや参考図書を参照して、所得再分配政策の考え方を整理する。
評価方法
中間レポートと筆記試験
専門用語の知識と設問に対して専門用語を用い、論理を展開する表現力を評価します。
教科書
レジュメを用意して講義します。 授業の冒頭、前回講義の理解を徹底させるため重要なポイントを指摘しますが、受講生においても大事な事柄をレジュメなどのメモするよう努めて下さい。 レジュメは総合政策学部の共用ファイルから検索できるようにします。 マイコンピュータ,　または　エクスプローラ　→　‘nps’ public(X)　→　teacher →　池上　→　2013年度　→　前期　→　公共経済学��
参考図書
「基礎コース　公共経済学」　（井堀利宏　著　新世社）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「スティグリッツ　公共経済学　上･下」　（J.E.スティグリッツ、藪下史郎　訳、東京経済新報社）
備考
基礎知識として、ミクロ経済学ベイシック�機Ν兇鰺�修済みあるいは平行して履修することが望ましい。受講生には、政治・行政・経済に関する時事問題に関心をもつよう心掛けることを期待します。