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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】現代契約法

科目番号	54831	担当教員名	橋本　誠志	単位	2単位

科目群	専門	必修・選択	選択	開講期	前期	対象年次	3年

授業概要
【講義概要】本講義では2年次に勉強した民法総則、物権の分野に続いて、債権法の総論部分と契約について扱う予定です。契約は、企業間取引での生産手段の取引から、コンビニでの買い物までさまざまなものがあります。この授業では、契約とは何か?どのような種類の契約があり、そして、それらがどのように成立するのか?といったことを学びます。つまり、契約を規律する法律=民法を中心とした契約法を学ぶことが目的です。授業では、主に民法における契約法を学びますが、その前提となる債権法の総論規定や時間が許せば最近の新しい契約類型なども具体的な事例として取り上げることで、契約法の現代的現象についても取り上げる予定です。【到達目標】債権法総論の重要制度と契約の種類や成立過程、履行についての基礎的内容を理解できるようになることを目標とする。
到達目標

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	契約とは何か？―契約法序説―	講義　受講生は毎回の講義前に講義該当箇所をテキスト等を通読して予習するとともに講義後は復習を行うこと。
【2】	契約成立のプロセス
【3】	債権とは何か（その目的と効力）
【4】	債権債務関係の成立
【5】	多数当事者間の債権及び債務
【6】	債権の譲渡と消滅
【7】	双務契約上の債務の牽連性
【8】	契約が期待通り履行されなかった場合の救済と債務不履行責任
【9】	責任財産の保全(債権者代位権と債権者取消権)
【10】	財産権移転型契約
【11】	使用型契約
【12】	借地借家法
【13】	信用供与型契約
【14】	役務型契約
【15】	貸借型契約

評価方法
原則として期末筆記試験100％により評価する。小テストや小レポートを行った場合はこれを加味することがある。出席は取る。
教科書
・池田真朗『スタートライン債権法[第5版]』(日本評論社,2010)2400円+税 978-4-535-51774-5
参考図書
・内田　貴『民法2　第3版　債権各論』東京大学出版会,2011（3600円+税）ISBN978-4-13-032332-1 ・内田　貴『民法3　第3版　債権総論・担保物権』東京大学出版会,2005(3500円+税）ISBN978-4-13-032333-8 ・『民法判例百選Ⅱ　債権[第6版]』（有斐閣,2009）2200円・『消費者法判例百選』（有斐閣,2010)2850円

備考

(1)1/3以上の無届欠席は自動的に失格となる。 (2)追試験は定期試験欠席事由が下記事由に該当する場合のみ受験できる。（事由を客観的に証明できる書類の写し要） ①忌引 ②本人または家族の急病・入院 ③大学主催行事への参加（所属部活動の公式戦を含む） ④就職試験 (3)この科目では定期試験の再試験は原則実施しない予定なので普段から相当の自習を必要とする。