徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    法学教養講座（法学B)

科目番号54849担当教員名松村　豊大単位2単位
科目群一般必修・選択選択開講期後期 対象年次1,2,3,4年
授業概要
この科目は、徳島地方検察庁による寄付講座として開講される。
今年度は「国民の司法参加」をテーマに、法の運用に関わる人からの話を聞く。「警察のお世話になる」「裁判沙汰」という語に象徴されるように、わが国では法（あるいは法律を使って身の回りにおきた問題を解決すること）を遠ざける雰囲気がある。
しかしながら、高等学校で既習のとおり、国民が主権者であり、立法、行政だけでなく司法にも国民の意思が反映されなければならない。しかし、膨大な数の「法律」に通暁することは難しく、法律学独自のレトリックなどの影響もあって、法の運用とくに裁判・訴訟の実務に当たっては、法律の専門家に任せきりになっていた。
そこで、主権者たる国民の意見を反映するしくみとして「国民の司法参加」が謳われるようになった。
本講座は、ここ数年の「国民の司法参加」を具体化してきた制度に関する実際の法運用を、実務に携わっている方から伺い、考察を深めることを目的とする。
司法分野の実務家（裁判官、検察官、弁護士、刑務官）らから話を聞き、また、司法の現場（裁判所、刑務所）への見学を通じて、司法への関心・教養を高めることを目標とする。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】担当者：徳島文理大学総合政策学部教員　　授業の進め方、講義内容、司法制度の全体像講義と実習（学外の施設への見学）見学については、大学からバスが出ます。 本講義は、徳島市東新町の「徳島文理大学まちかど教室」で実施します。実施時間は、木曜日15:30〜17:00です。 授業時間は15:30から17:00までです。教室の大きさから受講生上限を30名とします。 　
【2】4/14(木）担当者：徳島地方検察庁　検察庁の組織と職務内容　　
【3】4/21（木）担当者：徳島地方検察庁　テレビドラマとは違う実際の刑事裁判　　
【4】4/28（木）担当者：総合政策学部　『裁判員制度 ―もしもあなたが選ばれたら―』を見る　　
【5】5/12（木）担当者：徳島地方裁判所　刑事裁判の審理と評議について　　
【6】5/19（木）担当者：徳島地方裁判所　法廷見学　★一般参加不可　　
【7】5/26（木）担当者：徳島地方裁判所　「ある男の一生」　民事事件・家事事件と市民とのかかわり　　
【8】6/2（木）担当者：徳島文理大学総合政策学部教員　中間レポート作成・中間まとめとディスカッション　　
【9】6/9（木）担当者：弁護士会　弁護士による刑事弁護の実際　　
【10】6/16（木）担当者：弁護士会　トラブルに巻き込まれたら　民事弁護について　　
【11】6/23（木）担当者：徳島地方法務局　人権擁護制度について　　
【12】6/30（木）担当者：徳島刑務所　刑務所見学　刑事施設の役割について　★一般参加不可　　
【13】7/7（木）担当者：徳島保護観察所　罪を犯した人たちの更正について　　
【14】7/14（木）担当者：法テラスとくしま　「法テラスの業務内容について」　　
【15】7/21（木）担当者：徳島文理大学総合政策学部教員と法曹三者によるディスカッション　　
評価方法
レポート２回（中間、最終）と平常点
教科書
各回の担当者が資料を配布します。
参考図書
備考
教室を公開で行いますので、真摯な授業態度をとることが出来る者のみ登録を認めます。
希望者多数の場合は抽選となります。