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【科目名】中小企業振興論

科目番号	64773	担当教員名	鍛冶　博之	単位	2単位

科目群	専門	必修・選択	選択	開講期	後期	対象年次	2年

授業概要
日本経済が長期停滞するなかで中小企業の経営は大変厳しいものとなっています。しかしそういう状況だからこそ、日本経済を復活させる起爆剤として中小企業への関心が高まっていることも事実です。この講義では中小企業の現状と課題についての基礎知識を習得することを目的とし、企業が成長発展していくためのヒントを探りたいと思います。
到達目標
この講義は単なる「中小企業論」ではなく、中小企業を振興させていくために何が必要かを考えることになります。したがって受講生は、講義内で紹介した中小企業に関する基礎概念を理解することは勿論、中小企業経営をより活発に振興させていく方法を自分なりに模索してもらえるようになることが目標となります。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	中小企業とは何か（総論）・中小企業の意味、分類、特徴、課題の基本を理解する・昨今、中小企業への関心が高まっている背景を理解する	講義を中心に進めます。必要に応じて学生に発言を促し主体的意見を伺います。	講義に出席して作成した自筆ノートの読み直し、理解度の向上を図ります。また講義内容を鵜呑みにするのではなく、それに対する疑問と批判をノートに書き出してみてください。
【2】	中小企業をめぐる最近の情勢・日本国内外の経済動向のあらましを理解する・日本経済の動向に起因する中小企業の現状を理解する	講義を中心に進めます。必要に応じて学生に発言を促し主体的意見を伺います。	講義に出席して作成した自筆ノートの読み直し、理解度の向上を図ります。また講義内容を鵜呑みにするのではなく、それに対する疑問と批判をノートに書き出してみてください。
【3】	中小企業とイノベーション・イノベーションという概念と内容を理解する・中小企業におけるイノベーションの重要性を理解する	講義を中心に進めます。必要に応じて学生に発言を促し主体的意見を伺います。	講義に出席して作成した自筆ノートの読み直し、理解度の向上を図ります。また講義内容を鵜呑みにするのではなく、それに対する疑問と批判をノートに書き出してみてください。
【4】	中小企業の市場戦略・中小企業が顧客ニーズを把握するための取組みを理解する・中小企業による海外販路の開拓動向を理解する	講義を中心に進めます。必要に応じて学生に発言を促し主体的意見を伺います。	講義に出席して作成した自筆ノートの読み直し、理解度の向上を図ります。また講義内容を鵜呑みにするのではなく、それに対する疑問と批判をノートに書き出してみてください。
【5】	中小企業の知的財産・中小企業の知的財産をめぐる活動内容を理解する・知的財産取得による効果について理解する	講義を中心に進めます。必要に応じて学生に発言を促し主体的意見を伺います。	講義に出席して作成した自筆ノートの読み直し、理解度の向上を図ります。また講義内容を鵜呑みにするのではなく、それに対する疑問と批判をノートに書き出してみてください。
【6】	中小企業の資金調達・オープンイノベーションの重要性を理解する・中小企業の資金調達方法と現状を理解する	講義を中心に進めます。必要に応じて学生に発言を促し主体的意見を伺います。	講義に出席して作成した自筆ノートの読み直し、理解度の向上を図ります。また講義内容を鵜呑みにするのではなく、それに対する疑問と批判をノートに書き出してみてください。
【7】	中小企業の賃金制度・年功賃金制度と成果主義賃金制度の内容を理解する・中小企業の賃金水準とそれの決定方法を理解する	講義を中心に進めます。必要に応じて学生に発言を促し主体的意見を伺います。	講義に出席して作成した自筆ノートの読み直し、理解度の向上を図ります。また講義内容を鵜呑みにするのではなく、それに対する疑問と批判をノートに書き出してみてください。
【8】	中小企業の雇用情勢・中小企業をめぐる人材流動の現状を理解する・中小企業の雇用情勢を理解する	講義を中心に進めます。必要に応じて学生に発言を促し主体的意見を伺います。	講義に出席して作成した自筆ノートの読み直し、理解度の向上を図ります。また講義内容を鵜呑みにするのではなく、それに対する疑問と批判をノートに書き出してみてください。
【9】	中小企業の人材育成①―イノベーション人材の獲得・育成・イノベーション人材の内容とその重要性を理解する・イノベーション人材の獲得方法と育成方法を理解する	講義を中心に進めます。必要に応じて学生に発言を促し主体的意見を伺います。	講義に出席して作成した自筆ノートの読み直し、理解度の向上を図ります。また講義内容を鵜呑みにするのではなく、それに対する疑問と批判をノートに書き出してみてください。
【10】	中小企業の人材育成②―コミュニケーションと仕事のやりがい・経営者と従業員とのコミュニケーション方法とその課題を理解する・従業員の「仕事のやりがい」について理解する	講義を中心に進めます。必要に応じて学生に発言を促し主体的意見を伺います。	講義に出席して作成した自筆ノートの読み直し、理解度の向上を図ります。また講義内容を鵜呑みにするのではなく、それに対する疑問と批判をノートに書き出してみてください。
【11】	中小企業の人材育成③―ワークライフバランス（仕事と生活の調和）・ワークライフバランスの現状と課題を理解する・中小企業における女性や高齢者の活用動向を理解する	講義を中心に進めます。必要に応じて学生に発言を促し主体的意見を伺います。	講義に出席して作成した自筆ノートの読み直し、理解度の向上を図ります。また講義内容を鵜呑みにするのではなく、それに対する疑問と批判をノートに書き出してみてください。
【12】	中小企業と法律・労働基本権（労働三権と労働三法）の内容を理解する・中小企業をめぐるさまざまな法律の内容を理解する	講義を中心に進めます。必要に応じて学生に発言を促し主体的意見を伺います。	講義に出席して作成した自筆ノートの読み直し、理解度の向上を図ります。また講義内容を鵜呑みにするのではなく、それに対する疑問と批判をノートに書き出してみてください。
【13】	中小企業政策の実施機関・中小企業経営を支援するためのさまざまな機関の内容を理解する　（中小企業基盤支援機構、中小企業支援センター、商工３団体など）	講義を中心に進めます。必要に応じて学生に発言を促し主体的意見を伺います。	講義に出席して作成した自筆ノートの読み直し、理解度の向上を図ります。また講義内容を鵜呑みにするのではなく、それに対する疑問と批判をノートに書き出してみてください。
【14】	中小企業への支援策・経営面から展開される中小企業の支援策の実態を理解する・金融財務面から展開される中小企業の支援策の実態を理解する	講義を中心に進めます。必要に応じて学生に発言を促し主体的意見を伺います。	講義に出席して作成した自筆ノートの読み直し、理解度の向上を図ります。また講義内容を鵜呑みにするのではなく、それに対する疑問と批判をノートに書き出してみてください。
【15】	講義のまとめと補足・ここまでの講義を踏まえて、中小企業経営を振興させていく方法を自分なりに整理する	講義を中心に進めます。必要に応じて学生に発言を促し主体的意見を伺います。	講義に出席して作成した自筆ノートの読み直し、理解度の向上を図ります。また講義内容を鵜呑みにするのではなく、それに対する疑問と批判をノートに書き出してみてください。

評価方法
平常点、小テスト、レポート、期末試験を総合的に評価します。また講義への積極的な参加姿勢（発言、発表、質問）も評価していいと思っています。期末試験の成績だけでは単位取得が難しいことを念頭に置いてください。
教科書
教科書は使用しません。したがって、講義に毎回出席して説明に耳を傾け、自筆ノートをしっかり作成することが重要になります。
参考図書
中小企業の現状と課題を包括的に学びたい学生は、下記の文献を参照ください。・高田、上野、村社、前田編著『現代中小企業論』同友館、2009年。・吉田、井内編著『地域振興と中小企業―持続可能な循環型地域づくり』ミネルヴァ書房、2011年。このほか、活用できそうな参考文献がありましたら、講義中に随時紹介します。

備考
板書中心に進めますので、自筆ノートを作成するように心がけてください。必要に応じて参考資料も配布します。また、受講者数にもよりますが、受講者には講義内容を参考にした報告の機会を設けてもいいと考えています。