徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    公共経済学��

科目番号74962担当教員名松本　哲人単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次3年
授業概要
本講義は、下記の教科書に沿って公共経済学の基本的理論分析を学ぶ。
公共経済学は、公共部門の経済活動、とりわけ公共財（政府により供給されることが望ましい財）の適正規模の決定やその費用分担などを対象とする。
本講義を理解するためには、経済学の基礎的な知識を前提とするが、ミクロ経済学の基礎から学び直しを行い、市場の役割と限界について理解し、公的部門の役割を議論するための基本的な枠組みについて解説する。
公共経済学�気任蓮∋埔譽瓮�ニズムならびにその役割について学習し、その後、市場の失敗について理解し、効率的な資源配分を達成するための対策について検討する。
とりわけ公共財についての解説を行う。
到達目標
�仝�共経済学の基本的な理論を理解する。
��公共経済学の理論的な考え方に基づいて、現状の政策を理解し、今後の政策のあるべき姿について意見を持つことができる。
��市場メカニズムのメリットとデメリットを理解し、
�い修離妊瓮螢奪箸鯤箚阿垢訐�府の役割について説明することができる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】イントロダクション：公共経済学とは講義次回の予習（教科書2-10頁）と今回の復習
【2】需要曲線と消費者余剰講義次回の予習（教科書10-19頁）と今回の復習
【3】供給曲線の導出講義次回の予習（教科書19-21頁）と今回の復習
【4】供給曲線と生産者余剰講義次回の予習（教科書24-30頁）と今回の復習
【5】市場メカニズムと社会的余剰講義次回の予習（教科書30-40頁）と今回の復習
【6】政府の価格政策の影響講義次回の予習（教科書40-42頁）と今回の復習
【7】需要の価格弾力性と価格政策講義次回の予習（教科書42-46頁）と今回の復習
【8】経済循環と市場の失敗講義これまでの復習
【9】これまでの総復習演習次回の予習（教科書48-53頁）とミクロ経済学の基礎の復習
【10】公共財とは講義次回の予習（教科書53-61頁）と今回の復習
【11】公共財の社会的受容と最適数量講義次回の予習（教科書61-65頁）と今回の復習
【12】公共財の最適負担とリンダール均衡講義次回の予習（教科書68-74頁）と今回の復習
【13】政府の役割と地方分権定理講義次回の予習（教科書74-79頁）と今回の復習
【14】足による投票とスピルオーバーに伴う補助金講義次回の予習（教科書80-89頁）と今回の復習
【15】政治による意思決定と官僚の行動講義期末テストに向けての総復習
評価方法
中間テスト(40%)と期末テスト(60%)の点数によって評価する
教科書
『公共経済学入門 (経済学叢書Introductory)』上村敏之、新世社 、2011年。
参考図書
『公共経済学講義 -- 理論から政策へ』須賀晃一編、有斐閣、2014年。
『コア・テキスト公共経済学 (ライブラリ経済学コア・テキスト&最先端)』板谷淳一・佐野 博之、新世社 、2013年。
『公共経済学 (有斐閣アルマ)』林正義・小川光・別所俊一郎、有斐閣、2010年。
『公共経済学 第3版 (現代経済学入門) 』奥野信宏、岩波書店、第3版、2008年。
『ミクロ経済学〈1〉市場の失敗と政府の失敗への対策 (プログレッシブ経済学シリーズ)』八田達夫、東洋経済新報社、2008年。
『ミクロ経済学〈2〉効率化と格差是正 (プログレッシブ経済学シリーズ) 』八田達夫、東洋経済新報社、2009年。
備考
授業時数の３分の２以上の出席がない場合、期末試験を受けることはできません。
また、私語等の講義を妨害する行為については、いかなる理由があろうとも、期末テストの採点対象外とするので注意してください。。
大学設置基準第21条2項は、「一単位の授業科目を四十五時間の学修を必要とする内容をもつて構成すること」となっていおり、講義時間も含めて90時間の学修により二単位を認定することとなります。
その覚悟を持ったうえで履修してください。