テーマ「法律を中心にした総合政策研究の実践」 担当者は、1年次必修科目の「法の原理」などの授業で、「国は、日本国憲法に基づく政治において、なにを政策課題と考え、それを法律制定や法律改正によってどう解決しようとしているか」をテーマに、主として新聞を読むことを通じて調べ、その成果を受講生どうしのペアワークで発表し合い、それを振り返りながら自己の考えをまとめる作業を、学生たちに繰り返し求めてきた。卒業研究ではこのアクティブラーニングの手法を徹底し、(1)各自で関心のある社会的テーマに関し、問題を確認し、または新たな問題を発見する、(2)その問題を解決するために法的なアプローチがとられているかを調査する、またはとるべきかを考察する、(3)調査結果や考察結果を他の受講生の前で発表する、(4)これらの過程とその結果得られた知見を文章にすることを行う。
3年次には各自が、自己と向き合い、社会認識を深めるための調査やが文献収集を行う。そのさい、本学ならではの文献収集として、図書館で読むことができる40を超える全国各地の地方新聞を十分に活用する。その後、卒業研究に向けての動機を確認する。4年次には各自が、文献調査・研究成果を随時報告し合い、論文作成を行う。 |