徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    教育と人間

科目番号84789担当教員名島田 俊朗単位2単位
科目群一般必修・選択選択開講期後期 対象年次1年
授業概要
 子どもを取り巻く環境は大きく変化してきている。ある程度の豊かさを実現したと見えた時代から、学校教育はそれまでに経験したことのなかった様々な問題を抱えるようになってきた。その問題の背景には社会全体の変化とそれに伴う人間の価値観の変化が影響を与えている。そこでこの授業では、学校・家庭・地域社会の変化が教育環境として子どもにどのような変化を与えてきたかについて考えることを目的とする。教育を受ける立場から少し離れて、別の視点から教育について考えることによって、新たな教育観を作り出すことが期待される。
到達目標
①子どもを取り巻く社会環境を理解する
②教育問題の背景を理解する
③社会から子育てする親への期待を理解する
④教育に対する考えを表現できる
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】オリエンテーション講義 経験を振り返る
【2】変化する子どもの生活世界講義・演習内容をまとめる
【3】学校教育を支える条件(1)自明性の変化講義内容をまとめる
【4】学校教育を支える条件(2)共通性の崩壊講義内容をまとめる
【5】子どもの遊び(1)遊びの内容講義 ビデオ視聴内容をまとめる
【6】子どもの遊び(2)遊びの意義講義内容をまとめる
【7】子どもの遊び(3)遊びの手段化と問題点講義・演習内容をまとめる
【8】子どもの遊び(4)遊びの拡大と変質講義内容をまとめる
【9】幼児教育の変化(1)早くからの教育講義 ビデオ視聴経験を振り返る
【10】幼児教育の変化(2)商品としての子育て講義 討論育児関連商品を観察する
【11】幼児教育の変化(3)子どもをよりよく育てること講義 ビデオ視聴内容をまとめる
【12】大人になるとは(1)大人の条件講義経験を振り返る
【13】大人になるとは(2)学校の役割講義 討論内容をまとめる
【14】大人になるとは(3)学歴社会意識講義 討論内容をまとめる
【15】まとめ講義内容をまとめる
評価方法
試験(80)と提出物等の平常点(20%)から総合的に評価する
教科書
資料等を配布する
参考図書
苅谷剛彦他編(2010)『教育の社会学社会学』有斐閣アルマ
苅谷剛彦(2005)『学校って何だろう』講談社
苫野一徳(2013)『勉強するのは何のため?』日本評論社
備考
オフィスアワー:月曜4講時 25号館8階