徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    法の原理

科目番号85007担当教員名青野 透単位2単位
科目群一般必修・選択必修開講期前期 対象年次1年
授業概要
1)法律とはなにかについて法の歴史と思想および道徳との比較から 2)刑罰とはなにかについて具体的事件を例に 3)民事賠償とはなにかについて具体的事例に基づき 4)立法とはなにかについて国会と内閣の関係に基づき 5)人権とはなにかについてのその保障の歴史と思想から 講義するとともに、ペアワークやミニッツペーパー作成などにより学生自身が意見を発表する。
到達目標
授業の到達目標及びテーマ 到達目標 1)知識 法の原理についての主要な事項を十分に理解している (2)技能 法的諸問題について、他者の意見を理解し、自分の考えを他者に理解されるよう表現することができる (3)姿勢 社会問題を法的に解決しようとすることができる。 テーマ 1)法律とは
なにか 2)刑罰とはなにか 3)賠償とはなにか 4)立法とはなにか 5)人権とはなにか
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】法を学ぶ意義教員による講義法について高校までに得た知識を振り返る。
【2】法の歴史と法の思想教員による講義と、受講生によるペア・ワーク前日までに、法律に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。
【3】法と道徳教員による講義と、受講生によるペア・ワーク前日までに、道徳に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。
【4】なぜ罪を犯すと処罰されなければならないのか─刑法の基礎教員による講義と、受講生によるペア・ワーク前日までに、犯罪に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。
【5】罪を犯したHの裁判─刑事訴訟法の基礎
 中間レポートの課題の提示 
教員による講義と、受講生によるペア・ワーク前日までに、裁判に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。授業終了後、中間レポートの課題について情報収集と考察を始める。
【6】刑事裁判 犯罪と刑罰教員による講義と、受講生によるグループ・ワーク前日までに、判決に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。中間レポートの課題について情報収集と考察を行う。
【7】事故を起こしたHの民事責任─民法不法行為法の基礎
中間レポートの受領
教員による講義と、受講生によるグループ・ワーク前日までに、交通事故に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。中間レポートの課題について情報収集と考察を行い、レポートを執筆する。
【8】病院と旅行会社の責任─民法契約法の基礎
 
教員による講義と、受講生によるグループ・ワーク前日までに、医療事故に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。
【9】Jと家族の物語─民法家族法の基礎教員による講義と、受講生によるグループ・ワーク前日までに、家族に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。
【10】民事裁判 賠償と責任教員による講義と、受講生によるグループ・ワーク前日までに、損害賠償に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。
【11】法を決めるのは誰か─憲法統治機構の基礎
 最終レポートの課題の提示
教員による講義と、受講生によるグループ・ワーク前日までに、憲法に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。最終レポートの課題について情報収集と考察を始める。
【12】国会と内閣教員による講義と、受講生によるグループ・ワーク前日までに、国会と内閣に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。最終レポートの課題について情報収集と考察を行う。
【13】多数者でも侵害することのできない権利─憲法基本的人権の基礎教員による講義と、受講生によるグループ・ワーク前日までに、多数決に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。最終レポートの課題について情報収集と考察を行い、14回目に提出できるように、レポートを執筆する。
【14】人権とは何か
 最終レポートの受領
教員による講義と、受講生によるグループ・ワーク前日までに、人権に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。
【15】人権保障の歴史と人権の思想
 全体のまとめと振り返り
教員による講義と、受講生によるグループ・ワーク前日までに、人権に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。
評価方法
毎回のミニッツペーパー内容 30% 中間レポート内容 30% 最終レポート内容 40% につき、授業内容の反映、課題の反映、独自性の三観点より評価します。レポートにおいて、ネット上などで見つけた他人の意見を、出典を明記することなく、自分の意見であるかのごとく引用している場合はゼロ点とし、単位不認定とします。
教科書
松井茂記 『はじめての法律学 -- HとJの物語 』 第四版(有斐閣)です。必ず購入し、授業に毎回持参してください。なお、後期の必修科目「法学概論」でも教科書として使います。『ポケット六法 平成29年度版』(有斐閣)も、必ず購入してください。法学系科目を中心に四年間使います。
参考図書
青野透他共著『日本国憲法―主権・人権・平和』ミネルヴァ書房、2010年と、青野透他共著『デモクラシーと憲法』ミネルヴァ書房、1999年です。購入する必要はありません。希望者には青野研究室にて貸与します。
備考
徳島文理大学でしかできない授業として、図書館に届く全国の地方新聞を読むことを、毎回の授業外学習の課題とします。授業中のペアワーク・グループワークは、強制はしませんが、苦手でも少しずつ慣れていけば、意見交換をして良かったと必ず思えるようになります。努力してください。授業中の私語は厳禁です。オフィスアワーは、23号館9階23903青野研究室にて、毎週金曜日14時50分〜16時20分です。