徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    日本国憲法Ⅰ

科目番号85009担当教員名青野 透単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次1年
授業概要
1)憲法とはなにか 2)人権尊重とはどういうことか 3)幸福追求権とはなにか  4)主権者であるとはどういうことか 5)統治機構はどうなっているか について、憲法の条文解釈とともに具体的事例を交えて講義するとともに、ペアワークやミニッツペーパー作成などにより学生自身が意見を発表する。
到達目標
授業の到達目標及びテーマ 到達目標 1)知識 日本国憲法に関する主要な事項を十分に理解している (2)技能 憲法上の諸問題について、他者の意見を理解し、自分の考えを他者に理解されるよう表現することができる (3)姿勢 社会問題を憲法の観点から考察することができる。 
テーマ 1)憲法とは 2)人権とは 3)幸福追求権とは 4)主権者とは 5)統治機構とは
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】日本国憲法を学ぶ意義 教員による講義 日本国憲法の基本原理について高校までで学んだ知識を振り返る。
【2】前文と基本原理 教員による講義と、受講生によるペア・ワーク前日までに、基本的人権の尊重について高校までの知識を振り返る。
【3】象徴天皇制 教員による講義と、受講生によるペア・ワーク前日までに、象徴天皇制に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。
【4】人権の歴史 教員による講義と、受講生によるペア・ワーク前日までに、人権に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。
【5】幸福追求権
 中間レポートの課題の提示
 教員による講義と、受講生によるグループ・ワーク前日までに、幸福に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。授業終了後、中間レポートの課題について情報収集と考察を始める。
【6】法の下の平等 教員による講義と、受講生によるグループ・ワーク前日までに、平等に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。中間レポートの課題について情報収集と考察を行う。
【7】表現の自由 教員による講義と、受講生によるグループ・ワーク前日までに、表現の自由に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。中間レポートの課題について情報収集と考察を行う。
【8】教育を受ける権利
 中間レポートの受領
 教員による講義と、受講生によるグループ・ワーク前日までに、教育に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。授業開始時に中間レポートを提出する。
【9】国民主権と国会 教員による講義と、受講生によるグループ・ワーク前日までに、国会に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。
【10】内閣と行政 教員による講義と、受講生によるグループ・ワーク前日までに、内閣に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。
【11】裁判所と司法
 最終レポートの課題の提示
 教員による講義と、受講生によるグループ・ワーク前日までに、裁判所に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。授業終了後、最終レポートの課題について情報収集と考察を始める。
【12】違憲審査制 教員による講義と、受講生によるグループ・ワーク前日までに、違憲審査に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。授業終了後、最終レポートの課題について情報収集と考察を行う。
【13】財政立憲主義 教員による講義と、受講生によるグループ・ワーク前日までに、財政に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。授業終了後、最終レポートの課題について情報収集と考察を行う。
【14】地方自治
 最終レポートの受領
 教員による講義と、受講生によるグループ・プレゼン前日までに、地方自治に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。授業開始時に最終レポートを提出する。
【15】憲法の改正 教員による講義と、受講生によるグループ・ワーク前日までに、憲法の改正に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。
評価方法
毎回のミニッツペーパー内容 30% 中間レポート内容 30% 最終レポート内容 40% につき、授業内容の反映、課題の反映、独自性の三観点より評価します。レポートにおいて、ネット上などで見つけた他人の意見を、出典を明記することなく、自分の意見であるかのごとく引用している場合はゼロ点とし、単位不認定とします。
教科書
中村睦男『はじめての憲法学 第3版』(2015年、三省堂)です。必ず購入し、授業に毎回持参してください。なお、後期の「日本国憲法Ⅱ」でも教科書として使います。『ポケット六法 平成29年度版』(有斐閣)も、必ず購入してください。法学系科目を中心に四年間使います。
参考図書
青野透他共著『日本国憲法―主権・人権・平和』ミネルヴァ書房、2010年と、青野透他共著『デモクラシーと憲法』ミネルヴァ書房、1999年です。購入する必要はありません。希望者には青野研究室にて貸与します。
備考
徳島文理大学でしかできない授業として、図書館に届く全国の地方新聞を読むことを、毎回の授業外学習の課題とします。授業中のペアワーク・グループワークは、強制はしませんが、苦手でも少しずつ慣れていけば、意見交換をして良かったと必ず思えるようになります。努力してください。授業中の私語は厳禁です。オフィスアワーは、23号館9階23903青野研究室にて、毎週金曜日14時50分~16時20分です。