徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    法学概論

科目番号85025担当教員名青野　透単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次1年
授業概要
「法の原理」の内容を踏まえ、１）法律とはなにかについて法の歴史と思想および道徳との比較から　２）刑罰とはなにかについて具体的事件を例に　３）民事賠償とはなにかについて具体的事例に基づき　４）立法とはなにかについて国会と内閣の関係に基づき　５）人権とはなにかについてのその保障の歴史と思想から　より深く講義するとともに、ペアワークやミニッツペーパー作成などにより学生自身が意見を発表する。
到達目標
「法の原理」で到達した地点を出発点に、（1)知識　自然法、悪法、および人権といった概念および刑法や労働法などの実定法に関する主要な事項を十分に正確に理解している　(2)技能　関連する著作等を読み、他の人の意見を知ることによって、自分の考えを他の人に理解されるようより正確に表現することができる。(3)姿勢　社会における法的問題をより原理的に説明し、その解決策をより深く考えることができる｡
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】法を学ぶ意義の再吟味教員による講義と、受講生によるペア・ワーク法を学ぶ意義を考える。
【2】法の歴史と法の思想の再吟味教員による講義と、受講生によるペア・ワーク法と道徳について考える。
【3】法と道徳の再吟味教員による講義と、受講生によるペア・ワーク教科書の次回の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。
【4】なぜ罪を犯すと処罰されなければならないのか─刑法の基礎の再吟味教員による講義と、受講生によるペア・ワーク教科書の次回の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。
【5】罪を犯したＨの裁判─刑事訴訟法の基礎の再吟味教員による講義と、受講生によるペア・ワーク教科書の次回の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。
【6】刑事裁判　犯罪と刑罰の再吟味教員による講義と、受講生によるペア・ワーク教科書の次回の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。
【7】事故を起こしたＨの民事責任─民法不法行為法の基礎の再吟味教員による講義と、受講生によるペア・ワーク教科書の次回の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。
【8】病院と旅行会社の責任─民法契約法の基礎の再吟味教員による講義と、受講生によるペア・ワーク教科書の次回の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。
【9】Ｊと家族の物語─民法家族法の基礎の再吟味教員による講義と、受講生によるペア・ワーク教科書の次回の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。
【10】民事裁判　賠償と責任の再吟味教員による講義と、受講生によるペア・ワーク教科書の次回の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。
【11】法を決めるのは誰か─憲法統治機構の基礎の再吟味教員による講義と、受講生によるペア・ワーク教科書の次回の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。
【12】国会と内閣の再吟味教員による講義と、受講生によるペア・ワーク教科書の次回の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。
【13】多数者でも侵害することのできない権利─憲法基本的人権の基礎の再吟味教員による講義と、受講生によるペア・ワーク教科書の次回の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。
【14】人権とは何か　の再吟味教員による講義と、受講生によるペア・ワーク教科書の関連個所を読み自分の考えをまとめる。授業後、図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。
【15】人権保障の歴史と人権の思想の再吟味教員による講義と、受講生によるペア・ワーク図書館の新聞において関連記事を調べ、復習する。
評価方法
毎回の授業時間外学習の成果の確認（２０％）、毎回の授業におけるミニッツペーパーによる授業内容のまとめ方およびペア・ワークにおける積極的発言等の確認（２０％）、２回のレポートにおける学習成果の確認（６０％） 。レポートにおいて、他人の意見を自分の意見であるかのごとく盗用している場合はゼロ点とし、単位不認定とする。
教科書
松井茂記 『はじめての法律学 -- HとJの物語 』 第四版（有斐閣）です。必ず購入し、授業に毎回持参してください。なお、前期の必修科目「法の原理」でも教科書として使いました。『ポケット六法 平成29年度版』（有斐閣）も、必ず購入してください。法学系科目を中心に四年間使います。
参考図書
青野透他共著『日本国憲法―主権・人権・平和』ミネルヴァ書房、2010年
青野透他共著『デモクラシーと憲法』ミネルヴァ書房、1999年
備考
図書館の所蔵図書を活用した授業としますので、積極的に図書館を利用することを推奨します。毎回提出してもらうミニッツペーパーの内容は、適宜、名前を付して授業で紹介します。オフィスアワーは、23号館9階23903青野研究室にて、毎週金曜日14時50分〜16時20分です。