徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    立法過程論

科目番号00011担当教員名八幡 和郎単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次1・2年
授業概要
国や地方自治体の「政策」を実行する手段として「法律」「条例」がある。そしてそれが作られる立法過程においては、政府機関相互の調整がおこなわれる。そのダイナミズムを俯瞰しながら、政策実現プロセスとしての立法過程を考える。また、立法に独特な技術(用語のつかいわけ、条文番号のたてかた)などについても検討し、特に地方自治体職員の院生が、条例を起案するにあたり必要と考えられる技術を身につけることを目的とする。
到達目標
1.内閣提案立法・議員立法について調整のプロセスについての知識を得る  
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】ガイダンス 立法過程論研究の意義  
【2】わが国の立法過程の変遷(近代国家草創期/戦後法制度の再建期/法制改革期)  
【3】国会提出前の立法過程 内閣提出法案の調整過程(1)政権交代前  
【4】国会提出前の立法過程 内閣提出法案の調整過程(2)政権交代以後の状況  
【5】国会提出前の立法過程 議員提出法案の調整過程  
【6】国会における議事手続き 概観 国会の先例の位置づけ  
【7】国会における議事手続き 委員会審査のプロセス  
【8】国会における議事手続き 本会議審議 そして両院関係  
【9】立法技術 (1) 法案作成における前例主義 新規立法の構造と規定順序   
【10】立法技術 (2) 法制執務のルール 表記のルール   
【11】立法技術 (3) 法制執務のルール 法令用語  
【12】ゲストスピーカー(実務者)による講演「法案作成の実際」   
【13】演習 模擬立法 模擬条例の作成   
【14】演習 模擬立法 模擬条例の作成   
【15】まとめ  
評価方法
授業中の質疑応答と 演習成果、及び提出されたレポートによる。
教科書
大森政輔・鎌田薫編『立法学講義(補遺)商事法務2011年
参考図書
中島誠『立法学―序論・立法過程論 第3版』(法律文化社)2014年
石毛正純『法制執務詳解』(ぎょうせい)2014年
備考