徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    経済分析特論

科目番号10160担当教員名水ノ上　智邦単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次1.2年
授業概要
様々な問題を先入観や既成概念に捕らわれることなく実態を把握し、エビデンスに基づいた問題解決策を導出するためには、統計学の知識が必要不可欠であり、特に経済事象の分析に関しては計量経済学の知識が必要である。
本講義では、修士論文執筆に当たり、そのような知識が必要な者を対象として、統計学と計量経済学の基礎知識を習得するとともに無料の統計ソフトウェア(R)を用いて現実の経済問題を分析する。
到達目標
到達目標としては、修士論文の作成に関連して、特定のテーマについての公開データの収集と加工、および相関・多重回帰分析を行うとともに、必要となる諸検定ができることとなる。
�｜亮院‥�計学および計量経済学の基礎的な知識を身に着けることができる。
��態度　データを統計学の視点から観察・評価できる。
�５伺宗‘�手したデータを加工し、統計ソフトを用いて分析することで仮説の検証ができる。
�せ弭諭θ獣如ヾ�存の統計的分析結果を解釈、あるいは批判的思考から検討できる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】チュートリアル，統計の基礎講義、演習Rの操作の習熟
30分
【2】統計の基礎��
データの収集と加工：公開データの収集方法と利用のための加工		講義、演習Rの操作の習熟
30分
【3】統計の基礎��
データの分類
相関係数と単回帰分析		講義、演習Rの操作の習熟
30分
【4】統計の基礎��
標準正規分布と仮説検定		講義、演習Rの操作の習熟
30分
【5】変数間の関係を探る
重回帰分析		講義、演習データの入手、分析
90分
【6】ミクロデータを用いた重回帰分析講義、演習ミクロデータを用いた重回帰分析
90分
【7】重回帰分析を行う上での諸問題��
多重共線性、過少定式化、誤差項		講義、演習Rの操作の習熟
30分
【8】重回帰分析を行う上での諸問題��
時系列分析
実践報告：重回帰分析		講義、演習
発表・ディスカッション		Rの操作の習熟
30分
【9】データの種類と分析手法
質的データの回帰分析
最尤法		講義、演習データの入手、分析
90分
【10】ダミー変数の活用講義、演習マクロデータを用いた重回帰分析
90分
【11】実践報告：ロジスティック回帰分析発表・ディスカッションRの操作の習熟
30分
【12】主成分分析講義、演習Rの操作の習熟
30分
【13】A/Bテスト講義、演習Rの操作の習熟
30分
【14】実践報告�　Ъ�由課題発表・ディスカッション各自の問題意識に沿ったデータの入手、加工と分析
90分
【15】実践報告�◆Ъ�由課題発表・ディスカッション各自の問題意識に沿ったデータの入手、加工と分析
90分
評価方法
課題(50%)とレポート(50%)
教科書
David M. Diez他(2021)「データ分析のための統計学入門（原著第4版）」日本統計協会
注：Diez他(2021)は次のリンクから日本語版が無償でダウンロード可能である。
http://www.kunitomo-lab.sakura.ne.jp/2021-3-3Open(S).pdf
参考図書
小島寛之(2006)「統計学入門」ダイヤモンド社
山田剛史他(2008)「Rによるやさしい統計学」オーム社
村井潤一郎(2013)「はじめてのR」北大路書房
星野匡郎他(2016)「Rによる実証分析 ―回帰分析から因果分析へ―」オーム社
山本拓(1995)「計量経済学」新世社
William H. Greene\"Econometric Analysis (8th Edition)\"Pearson
備考
【授業形式】
・水ノ上が担当するすべての科目は、Google Classroomを用いて、講義資料のダウンロード、質問や意見の受け付けなどを行っている。クラスコードは初回の授業もしくはポータルサイトを通じて連絡する。
テキストは主に予習・復習のために用い、授業時間内に予習・復習範囲を指示する。
対面授業ができない場合，Zoomを用いて代替的に遠隔授業を行う可能性がある。受講までにスマートフォンもしくはPCにインストールすること。
【オフィスアワー】
・場所：23号館10階水ノ上研究室。時間帯は未定。第１回の授業内で説明する。
【実務経験】
無し