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| 徳島文理大学短期大学部 |
| 科目番号 | 10164 | 担当教員名 | 古家 弘幸 | 単位 | 2単位 |
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| 科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 1年 |
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| 授業概要 |
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| 2013年4月より採用された｢量的・質的金融緩和政策｣は、円安や株価の上昇をもたらし、雇用や景気に対して効果的な経済政策であったと評価されつつある。しかしながら、最近のわが国の景気回復の要因は金融政策によってもたらされたと判断して良いのであろうか。そして、金融政策や財政政策を中心としたマクロ経済政策の政策効果はどのように評価されるのであろうか。また、金融市場における銀行を中心とした金融機関はどのようなメカニズムに基づいて行動しているのであろうか。本講義では、｢金融・経済政策論��｣に引き続き、銀行行動を中心として金融市場に関する理論的な文献を輪読することから始めることにより、わが国の金融システム、利子率や資産価格の決定メカニズム、決済と信用秩序、といったテーマに関する理論的・実証的研究をおこなう。 |
| 到達目標 |
| 日本の金融システムの特徴や貸出、利子率、株価、為替レートをはじめとする金融変数がどのように決定されるかを理解できること、また、そうした知識を、今日の金融・経済現象を分析するためにどのように役立てることができること、を目標とする。 |
| 授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
|---|---|---|---|
| 【1】 | 市場型間接金融 貸出債権の証券化、シンジケートローン、投資信託の特徴について理解する | 講義 | 講義の復習を中心に行うこと |
| 【2】 | 金融政策と利子率（1） 量的緩和政策と利子率の期間構造について理解する | 講義 | 講義の復習を中心に行うこと |
| 【3】 | 金融政策と利子率（2） テイラー・ルールの定式化と実証研究について理解する | 講義 | 講義の復習を中心に行うこと |
| 【4】 | 金融政策と資産価格 金融政策の情報変数としての資産価格について理解する | 講義 | 講義の復習を中心に行うこと |
| 【5】 | 資産価格と資本蓄積 生産関数や家計の異時点間の資源配分、オイラー方程式の解釈について理解する | 講義 | 講義の復習を中心に行うこと |
| 【6】 | 世代重複モデルと定常状態 世代重複モデルを通して、動学的な経路の考え方を理解する | 講義 | 講義の復習を中心に行うこと |
| 【7】 | 資産価格決定モデル 不確実性と資産価格について理解する | 講義 | 講義の復習を中心に行うこと |
| 【8】 | 景気循環と経済成長 情報の非対称性と資金調達について理解する | 講義 | 講義の復習を中心に行うこと |
| 【9】 | 情報の不完全性と金融政策 最適予測モデルと金融政策への含意について理解する | 講義 | 講義の復習を中心に行うこと |
| 【10】 | 金融危機とグローバル・インバランス 貯蓄投資・バランスや経常収支、資本移動に関する問題について理解する | 講義 | 講義の復習を中心に行うこと |
| 【11】 | 金融機関と不良債権処理 バランスシートの毀損やサブプライムローン問題について理解する | 講義 | 講義の復習を中心に行うこと |
| 【12】 | 決済システムと信用秩序の維持 金融システムの安定化とシステミックリスクについて理解する | 講義 | 講義の復習を中心に行うこと |
| 【13】 | 経済政策の厚生分析（1） 景気循環の費用と便益について理解する | 講義 | 講義の復習を中心に行うこと |
| 【14】 | 経済政策の厚生分析（2） 資本所得課税と資本蓄積について理解する | 講義 | 講義の復習を中心に行うこと |
| 【15】 | 経済政策の厚生分析（3） インフレーションの厚生費用について理解する | 講義 | 講義の復習を中心に行うこと |
| 評価方法 |
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| 期末レポートにより評価をおこなう（100％） |
| 教科書 |
| 担当者にて資料を用意する |
| 参考図書 |
| 竹田陽介・矢嶋康次『非伝統的金融政策の経済分析』日本経済新聞出版社、2013年。 日本金融学会編『金融経済研究特別号』東洋経済新報社、2013年。 白川方明『現代の金融政策』日本経済新聞出版社、2008年。 宮尾龍蔵『マクロ金融政策の時系列分析』日本経済新聞社、2006年。 |
| 備考 |
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| オフィスアワー：月曜4限：23号館9階23906号研究室 実務経験なし |