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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】救急処置及び看護法ⅡEmergency Treatment　and　Nursing　II

科目番号	13697	担当教員名	加賀谷　扶美世	単位	1単位

科目群	専門	必修・選択	選択	開講期	後期	対象年次	2年

授業概要
【授業概要】本授業では、「養護教諭の行う養護実践のプロセス」「学校における看護的技術」等、学校という教育の場の背景や特徴を踏まえた支援に特化し、養護教諭に必要な看護能力について学ぶ。その中でも学校救急処置について、学校現場で役立つ看護の知識と技術について、養護教諭に必要な基礎的な看護の知識や看護技術を学習する。
到達目標
【到達目標】 ①知識（理解）学校での養護教諭に必要な救急処置能力や児童生徒の健康問題について知ることができる。 ②態度（関心・意欲）児童生徒の成長発達について理解し、健康問題に意欲的に取り組むことができる。 ③技能（表現）心身の健康状態を判断し、的確な救急処置能力や看護能力を発揮することができる。 ④思考・判断　学校看護の知識や看護技術によって、健康問題の解決に向けて考え、判断することができる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	学校における救急処置の技術（顔面打撲）p.26～顔面打撲の学校救急処置鼻骨骨折、歯牙脱臼、歯牙破折等の救急処置	講義個人活動　グループ活動全体活動	課題：顔面打撲の救急処置について説明する(1h)。予習：頭蓋を形成する骨､おもな孔､管､血管と神経をまとめる(1h)。
【2】	学校における救急処置の技術（頭部打撲）p.28～打撲後に起こる症状、手当ての手順頭部打撲の保健指導	講義個人活動　グループ活動実習	課題：頭部打撲の救急処置について説明する(1h)。予習：頭痛の症状に応じたｱｾｽﾒﾝﾄと処置を調べる(1h)。
【3】	学校における救急処置の技術（頭痛）p.30～注意しなければいけない状態、症状や負傷の部位に応じたアセスメントと処置	講義個人活動　グループ活動実習	課題：頭痛を訴える子どもへの対応を説明する(1h)。予習：鼻・耳の構造と働きについて調べる(1h)。
【4】	学校における救急処置の技術（耳鼻咽喉）p.32～鼻血、鼻骨骨折、顎骨骨折、耳痛、鼓膜損傷	講義個人活動　グループ活動実習	課題：鼻出血のある子どもへの対応を説明する(1h)。予習：眼の構造や働きについて調べる(1h)。
【5】	学校における救急処置の技術（眼）p.34～目の構造、眼の打撲、眼が痛い、眼の異物	講義個人活動　グループ活動実習	課題：眼球打撲の子どもへの対応を説明する(1h)。予習：胸痛や心疾患の救急処置について調べる(1h)。
【6】	学校における救急処置の技術（胸痛、心臓疾患）p.38～胸苦、胸痛、喘息発作、過呼吸発作	講義グループ活動実習	課題：胸苦を訴える子どもへの対応を説明する(1h)。予習：顔面の骨や筋肉、歯について整理する(1h)。
【7】	学校における救急処置の技術（骨折）p.40～　RICE療法突き指、打撲、捻挫、こむら返り、肉離れ、脱臼、アキレス腱断裂骨折・・骨折の分類と救急処置の基本、靭帯損傷	講義グループ活動実習	課題：骨折の疑いの子どもへの対応を説明する(1h)。予習：ショックの症状と対応について調べる(1h)。
【8】	学校における救急処置の技術（悪心、ショック）p.42～呼吸困難、血圧低下、頻脈、意識障害、腹痛、下痢、嘔吐、血便、上気道症状などアナフィラキシーショック	講義グループ活動実習	課題：アナフィラキシーショック対応を説明する(1h)。予習：学校でのｽﾎﾟｰﾂ障害について調べる(1h)。
【9】	学校における救急処置の技術（腰痛、膝痛、骨折、靭帯損傷）p.44～腰痛、膝痛、足・腕・指痛（骨折・靭帯損傷）	講義グループ活動実習	課題：膝痛のある子どもへの対応を説明する(1h)。予習：腹部にある臓器を調べる(1h)。
【10】	学校における救急処置の技術（腹痛、腹部打撲）p.50～腹部打撲、腹痛（心窩部痛、上腹部痛、臍部痛、下腹部痛）	講義グループ活動実習	課題：腹痛を訴える子どもへの対応を説明する(1h)。予習：発熱のメカニズムについて調べる(1h)。
【11】	学校における救急処置の技術（発熱）p.54～症状や負傷の部位に応じたアセスメントと処置	講義グループ活動実習	課題：発熱時の救急処置について説明する(1h)。予習：学校で起こりやすい外傷について調べる(1h)。
【12】	学校における救急処置の技術（外傷、スポーツ障害）p.56～捻挫・打撲・肉離れ、冷罨法：RICE罨法（Rest・Ice・Compressi・n・Elevation）切傷、刺創、擦過傷、挫創、咬傷、スポーツ障害	講義グループ活動実習	課題：保健学習指導案(救急処置）を作成する(1h)。予習：救急処置啓発プリントを作成する(1h)。
【13】	学校における救急処置の技術（火傷）p.58～熱傷・凍傷の救急処置熱傷の症状と深さ、救急処置、凍傷	講義グループ活動実習	課題：火傷の子どもへの対応を説明する(1h)。予習：腹部の臓器の構造や働きを調べる(1h)。
【14】	学校における救急処置教育保健学習や保健指導における小学校・中学校・高等学校での救急処置保健室備品と学校救急処置、用意しておきたい救急用品	講義グループ活動実習	課題：保健室の救急処置用品や備品を説明する(1h)。予習：学校場面で想定される事故場面を調べる(1h)。
【15】	総合シミュレーション学校場面で想定される救命処置場面と対処について	講義グループ活動実習	課題：災害時の救急処置について説明する(1h)。

評価方法
評価は、毎回、提出するレポート（10％）、実技テスト（20％）テスト（70％）による。レポートに対する解説・講評は授業内でおこなう。
教科書
（2年前期購入）フィジカルアセスメントー救急保健管理と保健指導ー　東山書房　荒木田美香子　他　　2800円
参考図書
（2年前期「看護技術」と同じ）新看護学１人体のしくみとはたらき　医学書院　小林靖、幸田和久　1980円

備考
科目ナンバー：9AHN415S 教職履修者を対象とした授業内容である　　　　　　オフィスアワーは、毎週水曜日4限目、研究室9901 実務経験平成７年～令和元年徳島県公立小・中学校養護教諭令和２年～令和４年徳島県教育委員会指導主事令和５年　　　　　徳島県公立小学校教頭