徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    事前・事後指導(教科) Pre/Post Guidance for Teaching Practice (Home Economics)

科目番号13834担当教員名寺奥 敦子単位1単位
科目群資格必修・選択選択開講期後期 対象年次3年
授業概要
教育実習の意義と目的を明確にする。教育実習に関わる全体像を理解し,教育実習生としての自覚を高める。教育実習の学習効果を高めるため事前の準備・事後の振り返りを行い,教育実習生としての資質を高める。
到達目標
①知識・理解:学校教育の根拠となる法令や教育公務員の使命等について理解している。
②技能・表現:教育実習生としてふさわしい言動ができ,これまでに習得した知識や技術を生かして授業実習ができる。
③思考・判断:課題意識を持って教育実習に臨み,実習内容の振り返りを通して工夫改善に努めている。
④関心・意欲・態度:教育実習に対して意欲と課題意識を持って臨み,実習生として望ましい態度を身に付けている。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】教育実習の意義と課題(1)教育実習の概要を知る。教育実習生としての心構え,法令等に基づく指導や勤務の在り方について考え,教育実習の概要と自己の課題を把握する。講義・グループワーク事前学習:実習校の状況・目標・自己の課題等をまとめる。(1時間)
事後学習:教育実習先の情報を収集しレポートを作成(1時間)
【2】教育実習の意義と課題(2)教育実習校の情報を整理し,校種別に調査内容を発表する。教育目標,教育課程,学校運営組織等の状況を踏まえ,教育実習の目標及び目指す教師像を考える。講義・発表・ディスカッション事前学習:教育実習の目標を考える(0.5時間)
事後学習:目指す教師像についてのレポート作成(1時間)
【3】教育実習生としての望ましい在り方(学校の教育活動と校務分掌等の役割を理解し,教科指導や学級経営・生徒指導・部活動の概要を踏まえて,教育実習生として望ましい在り方を考える)講義・発表・ディスカッション事後学習:教師として備えるべき資質と照らして自己の課題を把握するための「自己分析」をまとめる。「教育実習の手引き」を熟読する。(2時間)
【4】教育実習記録簿の書き方(授業参観の留意事項や授業記録の取り方を知り,実習中の指導教員からの指摘や自己の気づき,反省点,改善点等を確実に記録できるようにする)講義・演習・グループワーク事後学習:模擬教育実習記録簿の作成(メモの取り方,文章力,誤字・脱字等に留意する)(1時間)
【5】教育実習の実際(1)実態把握と生徒理解講義・演習・グループワーク事前学習:生徒指導提要を読む。(1時間),事後学習:生徒指導事例をもとに自己の考えをまとめる(1時間)
【6】教育実習の実際(2)学校経営と学級経営講義・演習・グループワーク事後学習:演習問題(2時間)
【7】教育実習の実際(3)教育課程と学習指導(指導と評価の一体化)講義・演習事前学習:学習指導要領の目標と評価の関連をまとめる(1時間)
事後学習:演習問題(1時間)
【8】教育実習の実際(4)授業づくりの基本(指導案の作成,板書・発問計画,情報通信技術の活用等)講義・演習事後学習:学習指導案とパワーポイント教材を作成する。(2時間)
【9】教育実習の実際(5)学習指導案の作成講義・発表・プレゼンテーション事後学習:学習指導案を修正し,模擬授業の準備をする(2時間)
【10】教育実習の実際(6)学習指導案に基づく模擬授業(教科指導)講義・模擬授業・グループワーク事後学習:模擬授業の結果を分析し,自己の課題を把握する(1時間)
【11】教育実習の実際(7)指導と評価の一体化を踏まえた授業改善(教科指導)講義・模擬授業・ディスカッション事後学習:模擬授業の結果を分析し,自己の課題を把握する(1時間)
【12】教育実習の実際(8)ホームルームや学級会活動における場面指導(特別活動)講義・模擬授業・ディスカッション事後学習:模擬授業の結果を分析し,自己の課題を把握する(1時間)
【13】教育実習の実際(9)生徒指導や部活動における場面指導講義・演習・グループワーク事後学習:事例研究をもとにレポート作成・提出(1時間)
【14】教育実習の実際(10)教育実習の直前準備(実習校への事前挨拶,教科書等準備物の確認,担当する生徒や科目(単元)の確認講義・演習事前学習:教育実習校の情報収集と整理(1時間)
事後学習:教育実習の事前準備等の再確認(1時間)
【15】教育実習の実際(11)教育実習の事後評価(記録簿の整理,反省点をあげ自己の課題を明確にする,実習の礼状作成)講義・演習事後学習:礼状の作成,自己の課題についてレポート作成・提出(1時間)
評価方法
受講態度30% レポート40% 演習30% 提出物の解説・講評は授業・クラスルーム等でフィードバック
教科書
「『指導と評価の一体化』のための学習評価に関する参考資料 高等学校 家庭」または「『指導と評価の一体化』のための学習評価に関する参考資料 中学校 技術・家庭」(文部科学省 国立教育政策研究所 教育課程研究センター,東洋館出版社)
参考図書
教育実習の手引き,教育実習日誌,学習指導要領,生徒指導提要
備考
①オフィスアワー 火曜日 16:00~17:30,1号館3階1306
②実務経験   昭和62年~令和3年 徳島県公立高等学校教員
③対象   中学校・高等学校の家庭科一種免許状取得予定の学生
④クラスコード  後日連絡
⑤配付資料や月刊教育図書(図書館)等を活用して事前・事後の学習を確実に行い,教育実習に向けて万全の準備ができるよう自己研鑽に努めてください。