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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】被服材料学［Clothing material studies］

科目番号	14017	担当教員名	藤本　和賀代	単位	2単位

科目群	専門	必修・選択	選択	開講期	前期	対象年次	2年

授業概要
被服の材料はデザインや着用機能に与える影響が大きい。快適な衣生活のためには、被服材料の種類や性能を理解し、使用目的にあった材料の選択ができる力を身につける必要がある。被服材料の基礎知識を身につけ、豊富な材料を目的に応じて自由に選択できる能力を養い、実生活の中で役立たせることを目標としている。代表的な材料を比較しながらその構造と性質、適する用途との関係を学ぶ。また、最近注目被服材料である新機能素材の進歩と未来についても概観する。
到達目標
①知識:・衣服の材料について、素材・繊維・糸・布の各段階ごとに、その種類と特徴や加工方法について基本的知識があり、衣服製作との関係でその特性や取り扱い上の注意事項を理解している。　　　　　　　　　　　 ②態度: ・衣服の材料について関心をもち、実際の衣服製作との関連で、その種類や特徴についての知識の取得や理解に意欲的にとりくむ態度をもっている。 ③技能: ・被服材料などに関する実験や実習を通じて、被服の材料の特徴を理解し、適切に材料を取り扱うことができる。 ④思考・判断: 具体的な衣服の種類やその製作を想定しながら、デザインや着用目的に応じた材料について考え、選択し、取り扱いの方法を判断することができる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	被服材料学で何を学ぶのか被服材料の基礎知識	講義	被服材料についての研究　配布プリント参照：要する時間約60分
【2】	繊維の分類と構造（天然繊維・化学繊維）三原組織実験	講義・演習	天然繊維・化学繊維について研究　配布プリント：要する時間約60分
【3】	糸の種類と構造（糸の分類・糸の番手）布の種類と構造（布の分類）	講義・演習	糸の分類・糸の番手について研究　配布プリント：要する時間約60分
【4】	被服素材に求められる性質と繊維構造繊維の熱による軟化、膨張や収縮、溶融、熱分解繊維の種類別指定用語	講義・演習	布の種類と構造　配布プリント対応：要する時間約60分
【5】	布の種類と構造Ⅰ（編物・編物）被服材料織物・編物の顕微鏡観察レポートまとめ提出	講義・演習	織物・編物について研究　プリント対応：要する時間約60分
【6】	布以外の被服材料・種類・構造Ⅱ（不織布・皮革・レース・接着布）布以外の被服材料の顕微鏡観察レポートまとめ提出	講義	不織布・皮革・レース・接着について予習・復習　：要する時間約60分
【7】	テキスタイルの品質と評価燃焼実験① 多種のテキスタイル材料の特徴解説	講義・演習	テキスタイルの品質と評価　予習・復習　プリント参照　：要する時間約60分
【8】	燃焼実験② 多種のテキスタイル材料の特徴解説レポートまとめ提出	講義・演習	燃焼実験の結果まとめ：要する時間約60分
【9】	アパレル素材の吸水・吸湿性① 素材の吸水実験（５種類の布）	講義・演習	アパレル素材の吸水・吸湿性配布プリント：要する時間約60分
【10】	アパレル素材の吸水・吸湿性② 素材の吸水実験（２種類の布）素材の吸水実験結果をレポートにまとめ提出	講義	アパレル素材の吸水・吸湿性配布プリント：要する時間約60分
【11】	アパレル素材の染色（天然染料と科学染料）染料の種類と方法	講義・演習	アパレル素材の染色　プリント配布：要する時間約60分
【12】	不織布や芯地について特殊素材、不織布の構造	講義・演習	特殊素材、不織布の構造プリント配布：要する時間約60分
【13】	新機能素材の取り扱い保温素材、発汗素材、冷感素材、ＵＶ素材　他	講義・演習	衣服と資源・環境問題について研究要する時間約60分
【14】	衣服と資源・環境問題（繊維原料の現状・衣服リサイクルの現状） SDGsの取り組みについて	講義・演習	SDGsの取り組みについて　プリント配布：要する時間約60分
【15】	まとめ・課題基礎縫いの評価	講義・演習

評価方法
授業態度30%・課題提出40%・試験30% 課題レポート2課題提出課題の評価については授業中にフィードバックする。試験の評価についてはgoogleclassroom.にてフィードバックする。
教科書
プリント配布
参考図書
生活材料学　　アイ・ケイ・コンポーレーション　榎本雅穂　古濱裕樹　衣服材料の科学　　服の科学シリーズ　　建帛社　基礎被服材料学　　文化出版局　　成瀬信子文化ファッション大系　服飾関連専門講座②　アパレル品質論　文化服装学院編文化ファッション大系　服飾関連専門講座③　アパレル染色論　文化服装学院編文化ファッション大系　服飾関連専門講座④　アパレル素材論　文化服装学院編建帛社　衣服管理の科学

備考
科目ナンバー：A9CL211L 製図用具も持参する。オフィスアワー月曜日１・２限目　藤本研究室実務経歴：大阪文化服装学院非常勤講師平成13年～25年、京都造形芸術大学非常勤講師平成17年～25年奈良県立高等技術専門校教員26年