徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    地域経済学

科目番号14032担当教員名濱川　泰博単位2単位
科目群資格必修・選択選択開講期前期 対象年次3
授業概要
日本の経済・産業構造は中央集中型から地域分散型ネットワーク社会へ変化している。その変化の中で地域経済が発展するには、地域の企業の圧倒的多数を占める中小企業の発展と地域内での再投資、地域での経済の循環が不可欠である。本講義では、地域の産業の集積の構造の変化を考察し、地域内での再投資、経済循環につなげていく必要性を理解させる。また、事例をヒントに地域の経済の発展とは何か、そのためには地域産業が全体として、また個別企業としてどのような方向で取り組むべきなのかを考えていく。
到達目標
地域の経済構造を理解する理解力・知識力とともに、地域産業を集積全体として、また個別企業の取り組みから集積全体のあり方を考える力を養う。その過程で当然、地域経済の必須知識や、社会課題を解決する戦略スキル、思考・判断力、地域の社会課題に対する関心を高める態度が求められる。その点が理解されているかを重点に振り返りレポートで確認する。　(1知識・理解、3思考・判断）
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】日本の経済・産業構造の変化について理解させる講義と対話で進める講義の復習を中心とする（0.5ｈ）
【2】地域経済学への視座として、いくつかのアプローチを紹介する講義と対話で進める講義の復習を中心とする（0.5ｈ）
【3】地場産業から地域産業へと概念が変化してきていることを経済構造の変化から考察する講義と対話で進める講義の復習を中心とする（0.5ｈ）
【4】産業集積とは何か、代表的な類型を考える講義と対話で進める講義の復習を中心とする（0.5ｈ）
【5】地域産業の集積事例を全国的な視点から紹介する講義と対話で進める
第1回レポートを指示する		レポート作成で復習する（0.5ｈ）
【6】データから徳島県の産業構造・就業構造を分析する講義と対話で進めるレポート作成で復習する（0.5ｈ）
【7】徳島県の機械金属工業の現状と課題を考察する講義と対話で進める講義の復習を中心とする（0.5ｈ）
【8】産業構造の変化の中で新分野へ進出することで克服しようとする事例を学ぶ講義と対話で進める講義の復習を中心とする（0.5ｈ）
【9】徳島県の機械・金属工業の方向性を考える講義と対話で進める講義の復習を中心とする（0.5ｈ）
【10】徳島県の木製品産業の現状と課題を紹介し、木製産業の方向性を考える講義と対話で進める
第2回レポートを指示する		レポート作成で復習する（0.5ｈ）
【11】徳島県の繊維製品産業の現状と課題を紹介し、繊維産業の方向性を考える講義と対話で進めるレポート作成で復習する（0.5ｈ）
【12】徳島県の商業・サービス業の現状と課題を考察する講義と対話で進める講義の復習を中心とする（0.5ｈ）
【13】中山間地での産業の実態を紹介し、課題を考える講義と対話で進める事業化できるアイデアを考える（0.5ｈ）
【14】創業の息吹の現状紹介と創業のプランの立て方を学ぶ講義と対話で進める事業化できるアイデアを考える（0.5ｈ）
【15】まとめ講義と対話で進める
第3回レポートを指示する		レポート作成で復習する（0.5ｈ）
評価方法
平常点とレポート等で総合的に評価する。
レポートの講評等は直接講師に尋ねてください。
教科書
特定の教科書は使用せず、徳島県の地域産業の現状については、濱川泰博『地域産業の現場から』の企業事例を参考にする
参考図書
岡田知弘『地域づくりの経済学入門』自治体研究社
関　満博『フルセット型産業構造を超えて』中公新書
日経ビッグデータ編『ＲＥＳＡＳの教科書』日経ＢＰ社
徳島経済研究所『徳島県の経済と産業』
中村良平『まちづくり構造改革』日本加除出版
濱川泰博著『地域産業の現場から』『地域産業の現場から第�興検�
日本政策金融公庫『創業の手引き』（全員に配布）
その他、参考図書は、都度紹介する。
備考
Google classroom クラスコード【bz2j4u2】
オフィスアワー：授業終了後、１号館１階の講師控室で対応します。

【実務経験】
地域の経営・経済についての行政経験、企業支援経験が豊富で４０年を超えて
研究を続けています。