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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 55140 | 担当教員名 | 馬場園 陽一 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 3年 |
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授業概要 |
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今日、家庭や学校等において不適応行動を示す子どものことが教育上の大 きな課題となってきています。その背景にある原因は多様ですが、1つに は人間関係の希薄化により、子どもが発達段階に見合った発達課題を達成 できないことが問題としてあげられます。不適応問題を抱えた子どもたち が社会的に適応し、自己の存在感や自己肯定可感を高めていくためには、 教師一人ひとりがこれらの子どもたちを理解し、適切に対応していくため の知識や技術を身に着けていく必要があります。また不適応行動を防ぐた めの予防的・開発的な援助も重視しなければなりません。本講義ではこれ から教師や保育士を目指そうとする受講生に教育相談についての基本的な 考え方や技法を多面的な視点から学んでもらいます。 |
到達目標 |
教育相談に関する基本的な知識や技法を学び、子どもの不適応行動に適切 に対応しようとする態度を身に着けることができる。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | オリエンテーション(教師に求められる資質とは? 教師五者論について の話) | 講義・意見交換 | |
【2】 | 学校における教育相談の意義と役割 | 講義・意見発表 | 予習(次回の課題についての調べ学習) |
【3】 | 教師と子どもの信頼関係(1)教師のリーダーシップ | 講義・質疑応答 | 予習(次回の課題についての調べ学習) |
【4】 | 教師と子どもの信頼関係(2)ピグマリオン効果再考 | 講義・質疑応答 | 予習(次回の課題についての調べ学習) |
【5】 | 子ども理解の基礎(1)子どもの発達と環境 | 講義・質疑応答 | 予習(次回の課題についての調べ学習) |
【6】 | 子ども理解の基礎(2)子どもの発達段階と発達課題 | 講義・質疑応答 | 予習(次回の課題についての調べ学習) |
【7】 | 子どもを理解する方法(1) 行動観察、面接、ケースヒストリー | 講義・演習 | 復習(学習内容の整理) |
【8】 | 子どもを理解する方法(2) 心理検査の利用 | 講義・演習 | 復習(学習内容の整理) |
【9】 | 子どもの様々な不適応行動(1) 反社会的行動(例;非行、いじめなど) | 講義・質疑応答 | 予習(次回の課題についての調べ学習) |
【10】 | 子どもの様々な不適応行動(2) 非社会的行動(例;不登校、引きこもりなど) | 講義・質疑応答 | 予習(次回の課題についての調べ学習) |
【11】 | 子どもの様々な障害 とくに発達障害を中心に | 講義質疑・応答 | 復習(学習内容の整理) |
【12】 | 教育相談の技法と活用(1)エゴグラム | 講義・実技 | 復習(学習内容の整理) |
【13】 | 教育相談の技法と活用(2)Q-U | 講義・実技 | 復習(学習内容の整理) |
【14】 | 教育相談の技法と活用(3)(ソーシャルスキルトレーニング)) | 講義・実技 | 復習(学習内容の整理) |
【15】 | 教育相談の技法と活用(4)構成的エンカウンターグループ | 講義・実技 | 復習(学習内容の整理) |
評価方法 |
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小レポート(3割)、期末レポート(7割) |
教科書 |
現在検討中 |
参考図書 |
適宜資料を配布する、パワーポイント資料 |
備考 |
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適宜予習課題を課す |