![]() |
徳島文理大学 | Webシラバスシステム |
TOP | 戻る |
徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 85290 | 担当教員名 | 貴志 知惠子 | 単位 | 1単位 |
---|
科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 2年・3年 |
---|
授業概要 |
---|
【授業概要】本授業では、「養護教諭の行う養護実践のプロセス」「学校における看護的技術」等、学校という教育の場の背景や特徴を踏まえた支援に特化し、養護教諭に必要な看護能力について学ぶ。その中でも学校救急処置について、学校現場で役立つ看護の知識と技術について、養護教諭に必要な基礎的な看護の知識や看護技術を学習する。 |
到達目標 |
【到達目標】①学校での養護教諭に必要な救急処置能力や児童生徒の健康問題について知ることができる(知識・理解)。 ②児童生徒の成長発達について理解し、健康問題に意欲的に取り組むことができる(関心・意欲)。 ③学校看護の知識や看護技術によって、、健康問題の解決に向けて考え、判断することができる(思考・判断)。 ④心身の健康状態を判断し、的確な救急処置能力や看護能力を発揮することができる(技能)。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
---|---|---|---|
【1】 | 養護教諭の専門性におけるフィジカルアセスメント(p.10~) 養護教諭の行うフィジカルアセスメントの全体像 救急処置活動の法的根拠と範囲 | 講義 個人活動 グループ活動 全体活動 | 課題:養護教諭の救急処置活動の概要を発表する(1h)。 予習:緊急度・重症度の判断(p.86~)についてまとめる(1h)。 |
【2】 | 緊急スクリーニング:緊急度の判断(p.23~) 緊急度の判断:状態、緊急度の判断:バイタルサイン | 講義 個人活動 グループ活動 実習 | 課題:直ちに手当・通報すべき傷病についてまとめる(1h)。 予習:脈拍・体温・呼吸・血圧測定(p.70~)を調べる(1h)。 |
【3】 | 一次救命処置(BLS:Basic Life Support)(p.180~) 心肺蘇生(CPR:Cardio Pulmonary Resuscitation)、除細動、気道異物除去 、 | 講義 個人活動 グループ活動 実習 | 課題:心肺蘇生法の方法(プリント)をまとめる(1h)。 予習:AED(自動体外式除細動器)の仕組みと働き、使い方についてまとめる(1h)。 予習: |
【4】 | 一次救命処置(BLS:Basic Life Support) AED(自動体外式除細動器)の使い方 | 講義 個人活動 グループ活動 実習 | 課題:AED使用の救急事例(スポーツ振興センターHP)を調べる(1h)。 予習:気道閉塞の原因を調べる(1h)。 |
【5】 | 一次救命処置(BLS:Basic Life Support) 気道閉塞と気道確保、気道異物除去 | 講義 個人活動 グループ活動 実習 | 課題:気道異物除去の方法(p.121)をまとめる(1h)。 予習:学校での傷病発生の現状(スポーツ振興センターHP)を調べる(1h)。 |
【6】 | 学校における救急体制 学校場面で想定される救命処置場面と対処について 学校での傷病発生の現状と養護教諭の役割 | 実習 | 課題:学校生活で想定される心肺蘇生の必要な場面について、どのように対応するかをまとめる(1h)。 予習:体位の保持と安静(p.186~)について調べる(1h)。 |
【7】 | 学校における救急処置の技術 体位の種類と特徴 体位の変換 | 講義 演習 | 課題:体位の種類と特徴についてまとめる(1h)。 予習:搬送の方法について調べる(1h)。 |
【8】 | 学校における救急処置の技術 搬送法・・1人で運ぶ方法、2人で運ぶ方法、3人で運ぶ方法、担架による搬送、応用担架 | 講義 実習 | 課題:搬送時の注意事項と準備についてまとめる(1h)。 予習:人の血液と出血について調べる(1h)。 |
【9】 | 学校における救急処置の技術 止血法・・出血の種類と止血の重要性、止血の基本原則、直接圧迫止血と間接圧迫止血 | 講義 実習 | 課題:直接圧迫止血と間接圧迫止血ができる(1h)。 予習:保護ガーゼの効果と包帯の目的を調べる(1h)。 |
【10】 | 学校における救急処置の技術 包帯法・・包帯の種類と特徴、巻軸帯 | 講義 実習 | 課題:巻軸帯の種類と適応、巻き方をまとめる(1h)。 予習:三角巾の名称や作り方について調べる(1h)。 |
【11】 | 学校における救急処置の技術 包帯法・・三角巾の扱いと活用①三角巾の扱い、三角巾の作り方、しまい方、 | 講義 グループ活動 | 課題:三角巾の特徴と扱い方についてまとめる(1h)。 予習:包帯法としての三角巾の使用方法を調べる(1h)。 |
【12】 | 学校における救急処置の技術 包帯法・・三角巾の使用方法、額、頭の周囲、耳、目、頭、顔面、胸、 | 講義 演習 | 課題:三角巾の具体的な活用方法についてまとめる(1h)。 予習:包帯法としての副子の固定方法を調べる(1h)。 |
【13】 | 学校における救急処置の技術 包帯法・・副子による固定 | 講義 演習 | 課題:副子包帯をあてる時の注意についてまとめる(1h)。 予習:熱中症の事例(スポーツ振興センターHP)を調べる(1h)。 |
【14】 | 学校における救急処置の技術(熱中症) 熱中症の段階における救急処置、 熱中症の予防について | 講義 グループ活動 | 課題:熱中症の対処(p.22,23)をまとめる(1h)。 予習:溺水場面での対応について調べる(1h)。 |
【15】 | 学校における救急処置の技術(溺水) 水に溺れたとき、水中から救助するとき、救急処置の手順 水難事故の予防 | 講義 グループ活動 | 課題:溺水者への救急処置についてまとめる(1h)。 予習:口腔・歯牙の構造について調べる(1h)。 |
評価方法 |
---|
毎回、提出する予習ノート(10%)、レポート(10%)、テスト(80%)によって評価する。 |
教科書 |
(前期購入)フィジカルアセスメントー救急保健管理と保健指導ー 東山書房 荒木田美香子 他 2800円 (後期購入)新看護学 専門基礎1-人体のしくみとはたらきー 医学書院 河原克雄 他、1785円 |
参考図書 |
授業の中で紹介 |
備考 |
---|
教職履修者を対象とした授業内容である ノートと付箋紙(縦100㎜、横70㎜)を準備すること オフィスアワーは、毎週水曜日4限,研究室1303 |