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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 13020 | 担当教員名 | 溝口 隆一 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 一般 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 1 |
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授業概要 |
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19世紀後半に活動した哲学者フリードリッヒ・ニーチェによると、現在、私たちは、今まで「正しい」とされてきたことに正当性や説得力を与えてきた諸々の根拠(理由)が廃棄され、そうした根拠と関係のない「仮象の世界」に生きています。本講義では、こうしたニーチェの現状認識を出発点にして、私たちの生きる世界とは、そしてそこに生きる自己とはどのようなものなのかを、さまざまな哲学者の意見を参考にしながら考えていきます。 |
到達目標 |
1. 哲学的な世界理解・自己理解の方法に習熟し、自分の人生の主人公として生きていけるようになることが到達目標です。 2. 項目別には、以下のことができるようになることが目標です。 知識(理解): さまざまな考え方を知る。 態度(関心・意欲): 自分とは異なる考え方に興味をもち、自分の考え方の特徴を知る。 技能(表現): 他者についての理解に立ったうえで、自分の考えを表現する。 思考・判断: 正確な他者理解・自己理解を目指して考え、広い視野から自分を失わないで判断を下す。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 哲学的な思考方法の特徴を知る。 | 講義(一斉講義)(70分程度)、テキストと配布資料と自筆ノートを用いた授業のふりかえり作業(20分程度)。 | 準備学習: 1. 参考文献『ニーチェ+』の232ページからはじまる「はじめまして」を読む。2. 館長推薦図書の任意の箇所を選び(複数可)、累計60分読む。(図書館の参考図書コーナーと館長推薦図書のコーナーにあります)。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く(詳細は初回授業のときに説明する)。3. その他授業中に指示する課題を行う(主に読書課題かEラーニング)。(90分) |
【2】 | 神話から哲学への歴史的転換を理解する。 | 講義(一斉講義)(70分程度)、テキストと配布資料と自筆ノートを用いた授業のふりかえり作業(20分程度)。 | 準備学習: 1. テキスト『ニーチェe』の指示箇所を読む。2. 前回の授業で指示した文献を読む。3. 参考図書、教員推薦図書の任意の箇所を読む。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く。3. その他授業中に指示する課題を行う。(90分) |
【3】 | 古代哲学を古代科学との関係で理解する。 | 講義(一斉講義)(70分程度)、テキストと配布資料と自筆ノートを用いた授業のふりかえり作業(20分程度)。 | 配布資料を読んでおくこと。 準備学習: 1. テキスト『ニーチェe』の指示箇所を読む。2. 前回の授業で指示した文献を読む。3. 参考図書、教員推薦図書の任意の箇所を読む。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く。3. その他授業中に指示する課題を行う。(90分) |
【4】 | 古代哲学のつづき。 | 講義(一斉講義)(70分程度)、テキストと配布資料と自筆ノートを用いたふりかえり作業(20分程度)。 | 準備学習: 1. テキスト『ニーチェe』の指示箇所を読む。2. 前回の授業で指示した文献を読む。3. 参考図書、教員推薦図書の任意の箇所を読む。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く。3. その他授業中に指示する課題を行う。(90分) |
【5】 | 哲学と宗教との関係を理解する。 | 講義(一斉講義)(70分程度)、テキストと配布資料と自筆ノートを用いた授業のふりかえり作業(20分程度)。 | 準備学習: 1. テキスト『ニーチェe』の指示箇所を読む。2. 前回の授業で指示した文献を読む。3. 参考図書、教員推薦図書の任意の箇所を読む。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く。3. その他授業中に指示する課題を行う。(90分) |
【6】 | 近代哲学を近代科学との関係で理解する。 | 講義(一斉講義)(70分程度)、テキストと配布資料と自筆ノートを用いた授業のふりかえり作業(20分程度)。 | 準備学習: 1. テキスト『ニーチェe』の指示箇所を読む。2. 前回の授業で指示した文献を読む。3. 参考図書、教員推薦図書の任意の箇所を読む。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く。3. その他授業中に指示する課題を行う。(90分) |
【7】 | 近代哲学のつづき。 | 講義(一斉講義)(70分程度)、テキストと配布資料と自筆ノートを用いた授業のふりかえり作業(20分程度)。 | 準備学習: 1. テキスト『ニーチェe』の指示箇所を読む。2. 前回の授業で指示した文献を読む。3. 参考図書、教員推薦図書の任意の箇所を読む。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く。3. その他授業中に指示する課題を行う。(90分) |
【8】 | まとめ作業: 神話、古代哲学、宗教、科学 | 本日の作業の説明(10分程度)、テキストと配布資料と自筆ノートを用いたこれまでのまとめ作業(80分程度)。 | ここまでのまとめ作業(中テストやレポート)。 |
【9】 | テキストからのテーマ学修: ゼノンのパラドックス | 講義(一斉講義)(70分程度)、テキストと配布資料を用いた自己確認作業(20分程度)。 | 準備学習: 1. テキスト『ニーチェe』の指示箇所を読む。2. 前回の授業で指示した文献を読む。3. 参考図書、教員推薦図書の任意の箇所を読む。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く。3. その他授業中に指示する課題を行う。(90分) |
【10】 | テキストからのテーマ学修: 永遠回帰 | 講義(一斉講義)(70分程度)、テキストと配布資料を用いた自己確認作業(20分程度)。 | 準備学習: 1. テキスト『ニーチェe』の指示箇所を読む。2. 前回の授業で指示した文献を読む。3. 参考図書、教員推薦図書の任意の箇所を読む。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く。3. その他授業中に指示する課題を行う。(90分) |
【11】 | テキストからのテーマ学修: 心身二元論 | 講義(一斉講義)(70分程度)、テキストと配布資料を用いた自己確認作業(20分程度)。 | 準備学習: 1. テキスト『ニーチェe』の指示箇所を読む。2. 前回の授業で指示した文献を読む。3. 参考図書、教員推薦図書の任意の箇所を読む。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く。3. その他授業中に指示する課題を行う。(90分) |
【12】 | テキストからのテーマ学修: 人間の定義 | 講義(一斉講義)(70分程度)、テキストと配布資料を用いた自己確認作業(20分程度)。 | 準備学習: 1. テキスト『ニーチェe』の指示箇所を読む。2. 前回の授業で指示した文献を読む。3. 参考図書、教員推薦図書の任意の箇所を読む。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く。3. その他授業中に指示する課題を行う。(90分) |
【13】 | テキストからのテーマ学修: 仮象として生きる | 講義(一斉講義)(70分程度)、テキストと配布資料を用いた自己確認作業(20分程度)。 | 準備学習: 1. テキスト『ニーチェe』の指示箇所を読む。2. 前回の授業で指示した文献を読む。3. 参考図書、教員推薦図書の任意の箇所を読む。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く。3. その他授業中に指示する課題を行う。(90分) |
【14】 | テキストからのテーマ学修: 教養と哲学 | 講義(一斉講義)(70分程度)、テキストと配布資料を用いた自己確認作業(20分程度)。 | 準備学習: 1. テキスト『ニーチェe』の指示箇所を読む。2. 前回の授業で指示した文献を読む。3. 参考図書、教員推薦図書の任意の箇所を読む。(90分) 事後学習: 1. 講義中の作業の残りを終えておく。2. 図書館で原典確認レポートを書く。3. その他授業中に指示する課題を行う。(90分) |
【15】 | まとめ作業: テーマ学修 | 本日の作業の説明(10分程度)、テキストと配布資料と自筆ノートを用いたこれまでのまとめ作業(80分程度)。 | ここまでのまとめ作業(中テストやレボート)。 |
評価方法 |
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まとめ作業の成果(80%)、準備学習・事後学修の成果(20%)で判断します。 |
教科書 |
『ニーチェe』(ふくろう出版)。 |
参考図書 |
参考図書: 『ニーチェb』(ふくろう出版)。『ニーチェl』(ふくろう出版)。『ニーチェ+』(ふくろう出版)。『現代哲学の真理論』(世界思想社)。 教員推薦図書: 『超芸術トマソン』(ちくま文庫)。 |
備考 |
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1. 「哲学A」はどのクラスも講義内容は同じです。 2. 学生の学修状況を踏まえて、予定の講義の内容が前後したり、割愛・付加されることがあります。 3. 担当者は人間福祉学科所属であり、研究室は25号館10階にあります。オフィスアワーは水4の予定です。実務経験はありません。非常に珍しい100%哲学専門の研究者です。 |