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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】化学Ａ

科目番号	14142	担当教員名	山村　晃	単位	2単位

科目群	一般	必修・選択	選択	開講期	前期	対象年次	1年

授業概要
食物栄養学科1年生として必要な一般教養自然科学分野に対応する基本的な化学的知識を身につけるとともに、日常生活における化学事象や私たちの身の周りにある物質について、化学的なものの見方ができるようにする講義を行う。前半は化学に関する基礎的な事項を、後半は化学反応式を用いて物質を定量的に扱う力を養う。アクティブラーニングによる手法を用いて、学生自らが化学の基礎法則に関する内容について発表し理解を深める。
到達目標
①化学の基本的な概念や原理・法則について理解を深める。（知識・理解・技能・表現） ②化学的な事物・現象に対する探究心を高め、化学的に考察する能力と態度を身につける。（関心・意欲・表現・態度） ③化学反応式を用いて、定量的に扱う能力を養う。（知識・理解・思考・） ④化学的な自然観を用いて、物事を見たり判断できる。（観察・思考・判断）

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	物質の構成について混合物の分離と精製法	講義と演習、質疑応答、一斉講義形式	混合物の分離法についてプリントの復習をする。（30分）また、次週の原子の構造に関する予習を行い、不明な用語の意味を調べる。（30分）
【2】	原子の構造　陽子・電子・中性子　同位体	講義と演習、前回の確認（小テスト）、質疑応答、一斉講義形式	原子の構造に関してプリントの復習をする。（30分）また、次週の周期表の元素と電子配置に関する予習を行い、周期表の原子番号20番までの原子について書けるようにしておく。（30分）
【3】	周期表の元素と電子配置①	講義と演習、前回の確認（小テスト）、質疑応答、一斉講義形式とグループ学習・発表を含む	復習：周期表の特徴について、レポートにまとめ、小テストに向けて復習する。（60分）次週の授業で提出。予習：次週の周期表の元素と電子配置から陽イオン、陰イオンへの変化を反応式で書けるようにしておく。（30分）
【4】	周期表の元素と電子配置②　電子配置から考えるイオンへの変化	講義と演習、前回の確認（小テスト）、質疑応答、一斉講義形式とグループ学習・発表を含む	復習：周期表の元素と電子配置をまとめ、陽イオン、陰イオンへの変化を反応式で書き、レポートとして作成し次週に提出。（60分）予習：イオン化エネルギー、電子親和力、電気陰性度の値について意味を調べてくる。（30分）
【5】	イオン化エネルギー、電子親和力、電気陰性度の値	講義と演習、前回の確認（小テスト）、質疑応答、一斉講義形式とグループ学習・発表を含む	復習：イオン化エネルギー、電子親和力、電気陰性度の値について、学修したことをレポートにまとめ次週の授業で提出。（60分）予習：イオン結合について調べる。陽イオン・陰イオンを用いて組成式で表せるようにする。（30分）
【6】	化学結合①（イオン結合）	講義と演習、前回の確認（小テスト）、質疑応答、一斉講義形式とグループ学習・発表を含む	復習：周期表にある元素を陽イオンになるもの、陰イオンになるものに分類し、イオンの価数に着目して組成式で表せるようにする。（60分）予習：電子式を用いて共有結合の考え方について調べておく。（60分）
【7】	化学結合②（共有結合）電子式を用いた考え方	講義と演習、前回の確認（小テスト）、質疑応答、一斉講義形式とグループ学習・発表を含む	復習：共有結合になるタイプの化合物を見分けることができるようにする。分子式→電子式→構造式のつながりが理解できるようにする。（60分予習：金属の結晶格子について調べておく。（30分）
【8】	化学結合③（金属結合）　化学結合からなる結晶の種類	講義と演習、前回の確認（小テスト）、質疑応答、一斉講義形式とグループ学習・発表を含む	復習：金属の結晶格子を用いた図形の計算処理ができるように復習する。（面心立方格子・体心立方格子）(60分）予習：原子量・分子量・式量について調べておく。また指数計算についても処理できるようにしておく。（30分）
【9】	物質量（原子量、分子量、式量）アボガドロ数　物質における1molのもつ意味	講義と演習、前回の確認（小テスト）、質疑応答、一斉講義形式とグループ学習・発表を含む	復習：物質量（原子量、分子量、式量）アボガドロ数　物質における1molのもつ意味について復習する。予習：物質1molの質量について、また1molの気体の体積についても調べておく。（30分）
【10】	物質1molの質量　1molの気体の体積	講義と演習、前回の確認（小テスト）、質疑応答、一斉講義形式とグループ学習・発表を含む	復習:物質1molのもつ意味について、化学式や分子量、式量などと関連づけて復習する。（60分）予習：化学反応式の係数あわせの方法について調べておく。（40分）
【11】	基本的な化学反応について扱い、化学反応式の係数合わせとモル計算①	講義と演習、前回の確認（小テスト）、質疑応答、一斉講義形式とグループ学習・発表を含む	復習:物質の質量や気体の体積をmolに換算することができるように復習する。(30分）予習：様々な化学反応の種類について調べておく。（60分）
【12】	様々な化学反応について扱い、化学反応式の係数合わせを用いたモル計算②	講義と演習、前回の確認（小テスト）、質疑応答、一斉講義形式とグループ学習・発表を含む	復習：化学反応式を用いて比例計算により、mol計算ができるようにする。(30分）予習：化学の基礎法則について調べてくる。（60分）
【13】	mol計算から考える化学の基礎法則	講義と演習、前回の確認（小テスト）、質疑応答、一斉講義形式とグループ学習・発表を含む	復習：mol計算を用いて、化学の基礎法則を説明できるようにする。（60分）予習：高校で学習した濃度の表し方についてまとめておく。（30分）
【14】	溶液の濃度の表し方（質量％濃度、モル濃度）	講義と演習、前回の確認（小テスト）、質疑応答、一斉講義形式とグループ学習・発表を含む	復習：質量％濃度やモル濃度の計算ができ、また相互の濃度の変換ができる。(60分)予習：中和反応や酸化還元反応について基本的なことをまとめておく。（60分）
【15】	化学反応式を用いた溶液の濃度（mol/L)の求め方（定量分析）（主に中和反応・酸化還元反応）	講義と演習、前回の確認（小テスト）、質疑応答、一斉講義形式とグループ学習・発表を含む	復習：量的関係を扱ったモル計算全般ができるよう復習する。また、15回分の配布したテキストの復習をして試験に備える。(120分)

評価方法
定期試験（70％）アクティブラーニングの手法を用いた学生による発表（グループ学習）（10点）・毎回行う小テスト・レポート等（20％）・なお、毎回行う小テストの解答解説はGoogleClassroomにより、授業後に送信します。また、小テスト・レポートの答案は添削して次回の授業で返却する。・授業後に復習を兼ねたプリントを配布するので、GoogleClassRoomにより期日までに作成したものを画像にして提出する。クラスの受講生の提出が完了した後に解答解説を送付する。定期試験後、GoogleClassRoomにより正解を送付し、得点の開示を行う。
教科書
プリントを配布する。
参考図書
各回の授業で紹介する。

備考
オフィスアワー　25号館1階入試広報部にて　月～金の8:30～17:00の時間帯で授業時間以外は、質問等の対応可。昭和55年～平成29年　徳島県公立高等学校教員【科目ナンバー】01NS105L 【GoogleClassRoomのクラスコード】　q4bn465　です。前期の授業開始　4/6 までに登録をしておくこと。　。