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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 55030 | 担当教員名 | 加藤 有介 | 単位 | 1単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 2年 |
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授業概要 |
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【授業概要】 生化学の講義を通して得た知識を実験で確かめ、より強固のものとする。 タンパク質の性質、酵素の性質、DNAの性質等について知識を深める。 タンパク質実験、遺伝子操作実験についての技術を習得する。 栄養学の分野における生化学実験の意義を確認する。 |
到達目標 |
【到達目標】 本実験が終了した時点で簡単な定量実験を自分でできることを目標とする。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 生化学実験を始めるにあたって 1.生化学実験では何を学ぶのか? 2.生化学実験における基本的な心構え | ガイダンス 講義 質疑応答 | 予習:生化学実験に必要な器具を調べる。 復習:生化学実験で使用する器具、機器の使用方法。 |
【2】 | 濃度の表し方と緩衝液の作り方 1. M, moles, %(W/V)と%(V/V)の違いについて 2. m, μ, n, p, fとは何か? 3. 緩衝液とは何か? 4. 緩衝液を作ってみよう。 | 講義 演習 発表 | 予習:さまざまな濃度計算の仕方。生化学実験で使用する単位について。 復習:緩衝液の作り方。 |
【3】 | 分子模型を組み立てよう(糖) 1. 単糖類の構造 2. 多糖類の構造 | 説明 演習 発表 個別指導 | 予習:どのような単糖類、多糖類があるか。 復習:各糖類化合物の構造の違いを確認する。 |
【4】 | 分子模型を組み立てよう(アミノ酸とタンパク質) 1. アミノ酸の構造 2. タンパク質の二次構造ーαヘリックス | 説明 演習 発表 個別指導 | 予習:20種類のアミノ酸の種類を確認。 復習:各アミノ酸の構造の相違点を確認。 |
【5】 | 酵素反応論 ミカエリス-メンテン式の考え方について | 講義 計算演習 発表 | 予習:酵素反応論の理論について 復習:ミカエリス•メンテン式の成立条件、Vmax、KM, Kcatの意味。 |
【6】 | 酵素活性測定の準備 必要試薬類の調製 | 説明 計算演習 実験 質疑応答 | 予習:必要試薬類の濃度計算、重量計算。 復習:実験内容をまとめる。 |
【7】 | 酵素活性測定実験 分光光度計を用いてグルコース酸化酵素の活性測定を行う。 | 説明 実験 質疑応答 | 予習:分光光度計の使用方法。希釈系列の作成方法。 復習:実験内容と結果をまとめる。 |
【8】 | 酵素活性測定の解析 前回の結果をミカエリス-メンテン式に当てはめて酵素キネティクス解析を行う。 | 説明 計算 質疑応答 | 予習:Lineweaver-Burkプロットの作成方法について。 復習:データをまとめ直す。レポートの作成。 |
【9】 | タンパク質の結晶化 | 説明 実験 質疑応答 | 予習:タンパク質の溶解度について。 復習:タンパク質溶液作成方法について。 |
【10】 | タンパク質結晶観察 | 説明 実験 質疑応答 | 予習:顕微鏡の使用法について 復習:タンパク質結晶化の応用面について。 |
【11】 | タンパク質の精製1(試薬の準備) | 説明 実験 質疑応答 | 予習:試薬類の準備の仕方について。 復習:実験の手順をまとめる。調製試薬の各成分の役割について考察する。 |
【12】 | タンパク質の精製2(精製) | 説明 実験 質疑応答 | 予習:タンパク質精製法の原理について。 復習:実験の手順をまとめる。 |
【13】 | タンパク質の精製3(電気泳動) | 説明 実験 質疑応答 | 予習:タンパク質の電気泳動について。 復習:目的とするタンパク質が期待通り精製されたか考察する。純度、量についても考察する。レポートを作成する。 |
【14】 | 制限酵素によるDNAの切断 | 説明 実験 質疑応答 | 予習:制限酵素の働きについて。 復習:実験の内容を振り返り、DNAの切断が期待どおり出来たか考察する。 |
【15】 | PCR によるDNA 断片の増幅と電気永動 1. PCR法の原理について 2. 実際にDNAを増幅してみよう。 3. DNAの電気泳動 | 説明 実験 質疑応答 | 予習:PCR法の原理。 復習:予想通りのバンドが得られたか確認する。 |
評価方法 |
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レポート、テスト |
教科書 |
プリント |
参考図書 |
図説からだの仕組みと働き(中野昭一編集、医歯薬出版)、ヴォート生化学(東京化学同人) |
備考 |
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