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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 55208 | 担当教員名 | 近藤 美樹 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 3年 |
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授業概要 |
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食品は人の生命活動を維持するために欠くことのできないものであり、栄養機能(一次機能)、嗜好機能(二次機能)、そして体内の恒常性を維持する生体調節機能(三次機能)からなる3つの機能を有している。超高齢社会において、健康長寿のためには、健康の維持・増進や疾予防が重要な課題であり、その対策の一つとして食品成分による生体調節が注目されている。そこで、本講義では食品の三次機能に焦点をあてて、生体調節にかかわる食品や食品成分の効果および作用機序を取り上げ、最新の知見も含めて概説する。 |
到達目標 |
生体調節機能にかかわる食品や食品成分について、その効果および作用機序を理解する。その上で、氾濫する食品機能に関する情報のなかから、科学的根拠に基づいた情報を選択し、社会に提供することができることを目標とする。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 食品機能学とは:食品の機能、機能性食品 | 講義、演習 | 【予習】食品の機能について予習しておく。 【復習】機能性食品の制度についてA4,1枚にまとめ、翌週に提出する。 |
【2】 | 抗酸化機能1:活性酸素の生成 | 講義、演習 | 【予習】活性酸素について復習しておく。 【復習】活性酸素の生成機構についてA4,1枚にまとめ、翌週に提出する。 |
【3】 | 抗酸化機能2:活性酸素の生体への影響 | 講義、演習 | 【予習】活性酸素について復習しておく。 【復習】活性酸素の生体への影響についてA4,1枚にまとめ、翌週に提する。 |
【4】 | 抗酸化機能3:抗酸化物質と抗酸化機能食品 | 講義、演習 | 【予習】抗酸化機能食品について復習しておく。 【復習】抗酸化物質の種類についてA4,1枚にまとめ、翌週に提出する。 |
【5】 | 消化吸収促進:ミネラルの吸収のメカニズムと機能食品 | 講義、演習 | 【予習】ミネラルの吸収について復習しておく。 【復習】ミネラルの消化吸収促進機能を有する食品とその作用機序についてA4,1枚にまとめ、翌週に提出する。 |
【6】 | 代謝改善機能:ビタミンの吸収のメカニズムと機能食品 | 講義、演習 | 【予習】ビタミンの吸収について復習しておく。 【復習】ビタミンの吸収促進機能を有する食品とその作用機序についてA4,1枚にまとめ、翌週に提出する。 |
【7】 | 吸収阻害と整腸作用1:難消化成分と微生物活性機能食品 | 講義、演習 | 【予習】糖質の代謝について復習しておく。 【復習】吸収阻害効果を有する食品とその作用機序についてA4,1枚にまとめ、翌週に提出する。 |
【8】 | 吸収阻害と整腸作用2:食物繊維を含む機能食品 | 講義、演習 | 【予習】難消化性オリゴ糖などについて復習しておく。 【復習】食物繊維による生体調節機能についてA4,1枚にまとめ、翌週に提出する。 |
【9】 | まとめ 1 脂質関連代謝機能:脂肪酸と生体、イコサノイド、植物ステロール | 小テスト 講義、演習 | 【予習】これまでの講義内容のまとめと脂質代謝について復習しておく。 【復習】食品成分による脂質代謝調節機能についてA4,1枚にまとめ、翌週に提出する。 |
【10】 | 酵素阻害と酵素活性化機能1:高血圧と機能食品 | 講義、演習 | 【予習】血圧の調節について復習しておく。 【復習】食品成分による血圧の調節機能についてA4,1枚にまとめ、翌週に提出する。 |
【11】 | 酵素阻害と酵素活性化機能2:糖尿病と機能食品 | 講義、演習 | 【予習】糖尿病について復習しておく。 【復習】食品成分による糖代謝の調節機能についてA4,1枚にまとめ、翌週に提出する。 |
【12】 | 免疫系に及ぼす機能:免疫、免疫機能を活性化する食品成分、食物アレルギー | 講義、演習 | 【予習】免疫や食物アレルギーについて復習しておく。 【復習】食品成分による免疫調節機能についてA4,1枚にまとめ、翌週に提出する。 |
【13】 | 神経系に及ぼす機能:カプサイシン、GABA、杜仲葉配糖体、オピオイドペプチド | 講義、演習 | 【予習】神経系に影響を与える食品成分について調べておく。 【復習】食品成分による免疫調節機能についてA4,1枚にまとめ、翌週に提出する。 |
【14】 | 機能性食品の効果を評価するための臨床試験のデザインについて | 講義、演習 | 【予習】臨床試験の種類について復習しておく。 【復習】機能性食品の臨床試験のデザインについてA4,1枚にまとめ、翌週に提出する。 |
【15】 | まとめ 2 | 講義、演習 | 【予習】これまでの内容を復習しておく。 【復習】期末試験に向けて、ノートの最終まとめをする。 |
評価方法 |
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課題提出、中間試験、期末試験 |
教科書 |
「改訂 食品機能学」青柳 康夫 建帛社 適宜必要資料のプリントを配布する |
参考図書 |
適宜配布 |
備考 |
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まとめの課題は、授業開始前に提出し、課題提出をもって出席とする。講義内容に加えて教科書や参考書を引用し、定期試験勉強に利用できるように工夫して作成すること。 |