徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    教育方法論 Education methodology

科目番号12277担当教員名三橋 謙一郎単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次1年、編入3年
授業概要
 教育方法の意義と役割、教育方法論の歴史的展開を踏まえ、教えることの三つのモデルである「工場」モデル、「農場」モデル、「劇場」モデルについて学習させる。この三つのモデルの中で、授業等において子どもを主体にするうえで必要不可欠とされる「劇場」モデルに基づき、子どもを主体にするとはどういうことなのか、そのためには「まなざし」「語りかけ」「ねうちづけ」「叱責」といった基本的な指導技術はどうあるべきなのかについて、具体的・実践的に学ばせる。これらの基本的内容を習得させると共に、主体的な学習態度も身に付けさせる。
到達目標
「①【知識・理解】教育方法の意義と役割、教えることの三つのモデル、子どもを主体とするための「まなざし」「語りかけ」「問いかけ」や「ねうちづけ」等の指導技術の具体的・実践的なあり方が説明できる。②【関心・意欲】教えることの技術への関心を高めると共に、何事に対しても意欲を持って取り組む姿勢・態度を身に付ける③【技能・表現】教育におけるコミュニケーションの重要性を自覚して、学習における発表力や文章表現力を高め、同時に課題解決力を養う。④【思考・判断】如何に考えるかの大切さがわかり、思考し、創造していく力を身に付け、同時に教育的価値判断ができる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】オリエンテーション:「教育方法」の学びの意義、今後の授業のあり方、シラバス、評価方法、学習の仕方等を知る。講義【予習】シラバスを読んで授業の概要を知る。(1H)
【復習】授業の学びの意義についてノートにまとめる。(1H)
【2】教育方法の意義と役割講義、質疑応答【予習】教育方法の意義と役割について調べる。(1H)
【復習】教育方法の意義と役割について考えをまとめる。(1H)
【3】教育方法論の歴史的展開講義、質疑応答【予習】教育方法論の歴史について調べる。(1H)
【復習】中世、近代、現代における教育方法学のとらえ方について考えをまとめる。(1H)
【4】教えることの三つのモデル(1)ー「工場」モデル-講義、質疑応答【予習】教えることの3つのモデルについて調べる。(1H)
【復習】「工場」モデルとは何かについて考えをまとめる。(1H)
【5】教えることの三つのモデル(2)-「農場」モデル、「劇場」モデル-講義、質疑応答【予習】「農場」モデルと「劇場」モデルについて調べる。(1H)
【復習】「農場」モデルと」「工場」モデルとは何かについて考えをまとめる。(1H)
【6】子どもを主体にする指導技術のあり方講義、質疑応答【予習】子どもを主体にする指導技術について調べる。(1H)【復習】子どもを主体にする指導技術とは何かについて考えをまとめる。(1H)
【7】主体(人間的自立)とは何か(1)-集団における三つの発展段階-講義、質疑応答【予習】集団における3つの発展段階について調べる。(1H)
【復習】集団にお蹴る3つの発展段階について考えをまとめる。(1H)
【8】主体(人間的自立)とは何か(1)-人間的自立の内実-講義、質疑応答【予習】子どもの人間的自立の内実について調べる。(1H)
【復習】子どもの人間的自立の内実について5点にわたり考えをまとめる。(1H)
【9】共感の「まなざし」で向かい合う(1)-「共感」とは何か-講義、質疑応答【予習】「共感」のもつ意味について調べる。(1H)
【復習】「共感」のもつ意味について考えをまとめる。(1H)
【10】共感の「まなざし」で向かい合う(2)-「まなざし」とは何か-講義、グループ討議【予習】「まなざし」とは何かについて調べる。(1H)
【予習】「まなざし」とは何かについて考えをまとめる。(1H)
【11】子どもの身(心)に語りかける-「語りかけ」の原則-講義、質疑応答【予習】「語りかけ」と「話」の違いについて調べる。(1H)【復習】「語りかけ」の原則について考えをまとめる。(1H)
【12】肯定部分を発見してねうちづける(1)-「過程としての評価活動」「肯定としての評価活動」「発見しての評価活動」-講義、グループ討議【予習】「ねうちづけ」の原則のうち「過程としての評価活動」「肯定としての評価活動」「発見としての評価活動」について調べる。(1H)
【復習】「過程としての評価活動」「肯定としての評価活動」「発見としての評価活動」の原則について考えをまとめる。(1H)
【13】肯定部分を発見してねうちづける(2)-「願い=要求としての評価活動」「レトリックとしての評価活動」「達成感の習得としての評価活動」ー講義、グループ討議【予習】「願い=要求としての評価活動」「レトリックとしての評価活動」「達成感の習得としての評価活動」の原則について調べる.(1H)
【復習】「願い=要求としての評価活動」「レトリックとしての評価活動」「達成感の習得としての評価活動」の原則について考えをまとめる。(1H)
【14】子どもの「痛み」や「悲しみ」を共有して、しかり、要求する講義、グループ討議【予習】「叱責」のあり方について調べる。(1H)
【復習】「叱責」の原則について考えをまとめる。(1H)
【15】総括:授業内容の補足、理解不十分な内容の説明、課題として配付した資料の解説等を聞く。講義【予習】全授業内容を確かめる。(1H)
【復習】全授業を終了してのまとめをする。(1H)
評価方法
テスト(70%)、レポート(20%)、学習態度(10%)
定期試験・随時の試験に対する回答、レポートに対する解説・講評等を学生ポータルサイトの「授業のお知らせ」でフィードバックする。
教科書
プリント(授業資料)
参考図書
日本教育学会編『教育方法学研究ハンドブック』学文社、2014年。
備考
参考資料も適宜、配付します。
①【オフィスアワー】:月曜日・5時限(於:9号館10階三橋研究室)
②【科目ナンバー】:9CSE202L

③【昭和57年~昭和58年】:広島大学附属小学校教員