徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    保育内容(表現)BChildcare (Expression B)

科目番号14085担当教員名仁宇 暁子 単位1単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次2年
授業概要
子どもの発達段階を理解し、成長を促すことができるような題材や場を設定し、適切な評価を行うことで心と体を豊かに表現できるような造形活動全般を学ぶ
模擬保育をすることで指導に必要な技術や指導方法を学ぶ
到達目標
⑴幼稚園指導要領を理解し、幼児の発達段階と表現の関係を理解できる
⑵指導に必要な造形表現の知識や技能を習得する意欲を持つことができる
⑶指導に必要な指導案を作成し、模擬保育ができる
⑷絵の見方や絵に潜む幼児の心理状態を見抜き、適切な支援ができる。また、幼児期の芸術教育の必要性と美的感受性を育成するための手だてを考えることができる
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】オリエンテーション:幼児の発達を理解したうえで,造形活動の実態に合わせた造形保育者として求められる知識や技能を学ぶ講義・制作・鑑賞生活にあふれる身近なものから造形の美しさや創造の魅力に気付く(随時)
【2】フロッタージュ・コラージュ:クレパスや鉛筆などのこすり取れる材料を見つけ、その特性を知り、表現し、普段の生活の中からモノの見方の可能性を広げる。フロッタージュしたものを切って貼る。講義・制作・鑑賞・討議構想を練る。準備物の確認を徹底する。常時,題材に適した材料等の収集を心がける(2h)
【3】にじみドリッピングの表現:水と絵の具や筆による遊びを体験する。水で湿らせた画面に絵の具(墨)で,にじみを生かした表現をする。東洋の独特の空気感の魅力を知る。単色(墨)から色彩へ。書道用の筆と水彩用の筆による表現。講義・制作・鑑賞・討議書道用と水彩用の筆を準備、水墨画や水彩画のにじみなどの技法を調べる(1h)
【4】デカルコマニー:二つ折りの紙の片面に絵の具をつけて重ねると片方の紙にも転写できる原理を生かした表現技法を理解する。版画の原型となる技法による作品づくりをする。講義・制作・鑑賞・討議抽象表現やシュールレアりズムの作品を鑑賞をする(1h)
【5】吹き絵、ビー玉ころがし:絵の具を画面において吹き、出来た偶然の効果を生かした表現を考え、発見や喜びを味わう。グループワークでビー玉で描く。講義・制作・グループワーク鑑賞・討議絵の具の種類や水の量によって流れ方が変わったり、偶然出来るの形が表れたりする実験をする(1h)
【6】クレヨン・クレパスで描く⑴:動物と人講義・制作・鑑賞クレヨンやクレパスの可能性を実験する(1h)
【7】クレヨン・クレパスで描く⑵:野菜と果物講義・制作・鑑賞クレヨンやクレパスの可能性を実験する(1h)
【8】新聞紙による造形遊び講義・制作・グループワーク・鑑賞新聞紙の可能性を話し合う(1h)
【9】ローラーやスタンピング、手などによる共同制作講義・制作・グループワーク・鑑賞・討議共同制作の意義を考える(1h)
【10】スクラッチ:クレパスでいろいろな色を塗った上を黒色などで一面に被覆し,それを竹串等で引っかいてできた痕跡と色彩効果を生かした表現を考える。スクラッチの上にアクリル等でペインティングをする。講義・制作・鑑賞スクラッチのテーマを季節の中の行事か魚か花の中から考えてくる(0,5h)
【11】模擬保育の指導案の作成とグループ討議⑴講義・作成・グループワーク・討議指導案作成(3h)
【12】指導案の作成とグループ討議⑵講義・作成・グループワーク・討議指導案作成(3h)
【13】模擬保育と振り返り⑴講義・模擬保育・討議模擬保育と振り返りシート(1h)
【14】模擬保育と振り返り⑵講義・模擬保育・討議模擬保育の振り返りシート(1h)
【15】まとめ:小学校の図画工作科との関連と授業全般の振り返り発表・鑑賞・討議まとめのレポート(1h)
評価方法
平常点(40%),作品の提出状況,作品の内容(40%)模擬保育、指導案作成(20%)等を総合的に評価
教科書
描画材料その他表現用具「幼稚園教育要領」「保育所保育指針」
参考図書
適宜,関係資料や図版を提示,配付
備考
授業時間以外にも,課外でアイデア,構想を考えることや制作時間が必要な場合がある
※オフィスアワー授業日の昼休みと5限 14号館3階研究室及び美術室
昭和52年〜平成26年 徳島県公立中学校教員