授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 |
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【1】 | 作品集の種別について知る(種別が決まっていないが、とにかく、作品を制作したいという場合は特に大切)。 | | |
【2】 | 種別については、今までの卒業生の作品や研究室・図書館の画文集・詩画集・絵本などを見て参考にする。 | | |
【3】 | 種別がはっきり決まらない場合は、関連性のあるものを包括した区分で考えてもよい。 | | |
【4】 | 構想がまとまったら、種別を決定するが、童話のページと詩のページが並存するなど、複数のジャンルで編集してもよい。 | | |
【5】 | 童話の場合、文だけで作れば「童話集」で、挿絵が入ると「絵入り童話集」となる。 | | |
【6】 | 絵と文の比率は特に規定はない。絵だけで文がまったく無いか、文が極端に少ない絵本というのもある。 | | |
【7】 | 昔話集については伝承されている昔話を聞きとりなどで収集する立場と、昔話風に物語を新たに創作する方法がある。 | | |
【8】 | 伝承昔話も創作昔話も文だけのときと、絵を入れる場合がある。 | | |
【9】 | 昔話に絵を入れて、絵が主になると昔話絵本になる。 | | |
【10】 | 童話や小説については、伝承の聞き取りということはありえないので、自分で新しく創り出していくことが大切である。 | | |
【11】 | 小説の場合は、幼い日への追憶とか、現在の生活から出てくる感懐とかを元にした自伝風の読み物でもよい。 | | |
【12】 | 小説のジャンルは、多種多様である。必ずしも自己体験が無い世界でもよい。文献や資料も大切な要素であるが、なによりも大切なのは時間も空間も飛び越えたとんでもない想像力である。 | | |
【13】 | 詩・童話・昔話・小説などについては、書きっぱなしでなく何回も読み直し、手を加えて仕上げること。 | | |
【14】 | 画集のテーマについては規制はない。今、自分が最も表現したいものを制作する。 | | |
【15】 | 描画材料や手段、方法についても、工夫し、時間も十分かける。 | | |
【16】 | 卒業制作の作品集はA4判で40ページ以上となっている。 | | |
【17】 | 画集は絵画作品を集めたもので、絵の大きさは自由であるが、作品集としてまとめる場合、A4判に収まるよう撮影しコピーする必要がある。 | | |
【18】 | 卒業制作は平面作品だけでなく、立体作品でもよいのだが、作品集はA4判の紙を製本するので、作品は撮影しそれをコピーしなくてはならない。 | | |
【19】 | 画文集は絵だけでなく文も入る。このときの文は絵の題名や説明という意味でなく、文自体の表現力も大切である。 | | |
【20】 | 絵本で立体絵本や仕掛け絵本を作る場合は、作品集としてまとめるときに、その仕組みを示すのに工夫しなくてはならない。 | | |
【21】 | 変化の過程ごとに撮影し、順番に並べて展開が分かるようにするので、普通の絵本より多くのページ数が必要。 | | |
【22】 | 綴じる辺は縦でも横でもよいということになっているから、文も縦書きでも横書きでもよい。 | | |
【23】 | 文と絵が相関関係になっている場合は、袋綴じにしなくてはならない。 | | |
【24】 | 印刷された面を表にして二つ折りにし、それを重ねて、折り目でない方を綴じるようにする。このとき、綴じ代として2cmあけておくこと。 | | |
【25】 | 紙の重ね方(ページの進め方)についても注意する。見開きにしたとき、関連のある絵と文が並ぶようにする。 | | |
【26】 | 写真集については、レイアウトを考え、詩やメッセージを入れてもよい。レタリングにも工夫し写真との相乗効果が出るようにする。 | | |
【27】 | 挿絵やカットなどは、下書きを行い、確信ができて、墨入れや着色にかかるようにする。 | | |
【28】 | 全体を見て調整をする。並べ方を考え、ページを決定する。目次を作る。必要ならばカットを考えレイアウトに配慮する。 | | |
【29】 | 作品制作の意味は、自分で構想を練り、自分で思考し、自分でまとめていく過程にある。 | | |
【30】 | 卒業制作の目的は、作品の完成であるが、なによりも力一杯やりとげたという喜びと自信が、これからの人生の基盤となる点にある。 | | |