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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 55354 | 担当教員名 | 武田 紘一 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 2年 |
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授業概要 |
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【授業概要】就学前の教育・保育は環境を通して行うことになるが、環境の中で最も大切なものは人的環境である。とりわけ子どもにとって諸々の環境を構成する環境(保育者)の持つ意義は大きい。そこで、本授業では保育者とは何か、保育者はどのようなことを理解し、何を身に付けておかなければならないか、また保育者の職務内容とは何かなどについて具体的に学習するとともに、あるべき保育者像の形成に向けての意欲、態度、自覚をも養う。 |
到達目標 |
【到達目標】 〇保育者の資質・専門性を理解できる。 〇子ども理解のもとに適正な指導・援助の方法がわかる。 〇地域社会、関係の専門機関との連携方法がわかる。 〇保育者への指導・助言の在り方と連携方法がわかる。 〇保育者間の協働の在り方がわかる。 〇専門性を踏まえた自分なりの保育者像を持つことができる。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | オリエンテ−ション : 「保育者論」を学ぶことの意義、授業展開、単位や評価方法、学習の仕方(予習・復習、メモの仕方、発表の準備)等についての説明。 | ・説明 ・質疑応答。 | 復習:説明事項を整理し、今後の授業への取り組みを準備する。 予習:自分が子どもをどのような存在として捉えているかを考えておく。(保育原理の授業も参考のこと) |
【2】 | 保育観について:子どものとらえ方。 | ・講義 ・予習・復習の確認(指名) ・質疑応答。 | 復習:保育観と子どもへの関わり方を整理する。 予習:次時の内容に関わるテキストをその都度熟読し、不明な点を明らかにして、質問できるようにしておく。 |
【3】 | 保育という仕事(1):現代の子育て環境と多様なニ−ズへの対応 。 | ・講義 ・予習・復習の確認(指名) ・質疑応答。 | 復習:子育て環境の問題点をまとめる。 予習:次時の内容に関わるテキストを熟読し、不明な点を明らかにして、質問できるようにしておく。 |
【4】 | 保育という仕事(2):コ−ディネ−タ−として役割。 | ・講義 ・予習・復習の確認(指名) ・質疑応答。 | 復習:学習内容をまとめる。 予習:次時の内容に関わるテキストをその都度熟読し、不明な点を明らかにして、質問できるようにしておく。 |
【5】 | 保育者の専門性と倫理観について学ぶ。 | ・講義 ・予習・復習の確認(指名) ・質疑応答。 | 復習:保育者の専門性をどう捉えるかをまとめる。 予習:保育指針のP5〜P6の保育の方法を熟読し復習しておく。 |
【6】 | 子どもの育ちと保育の方法(1):援助の基本姿勢。 | ・講義 ・予習・復習の確認(指名) ・質疑応答。 | 復習:援助の具体的な視点をまとめる。 予習:個と集団との観点から、3才未満児と3才以上児の相違点を明確にしておく。 |
【7】 | 子どもの育ちと保育の方法(2):個と集団との関わりから。 | ・講義 ・予習・復習の確認(指名) ・質疑応答。 | 復習:保育の形態の観点からまとめる。 予習:テキストの該当箇所の熟読。 |
【8】 | 遊びの理解と総合的指導・援助(1): 遊びの本質、遊びの価値、総合的指導の展開。 | ・講義 ・予習・復習の確認(指名) ・質疑応答。 | 復習:保育者からの遊びと子どもからの遊びの捉え方を整理する。 予習:テキストの該当箇所の熟読。 |
【9】 | 遊びの理解と総合的指導・援助(2): 遊びの分類、遊びと環境、発達過程と遊びの場。 | ・講義 ・予習・復習の確認(指名) ・質疑応答。 | 復習:遊びと環境の関係をまとめる。 予習:カリキュラムに関する既習内容を復習しておく。レポ−ト作成。 |
【10】 | 保育の計画と実践:子どもの育ちと保育内容の編成及び自己評価。 | ・講義 ・予習・復習の確認(指名) ・質疑応答。 | 復習:保育指針との対比で内容を整理する。 予習:子育て支援に関するテキストの該当箇所を熟読する。レポ−ト作成。 |
【11】 | 保護者支援のあり方: 現代家族の子育て状況、親への子育て支援の実際。 | ・講義 ・個人又はグル−プ発表 ・質疑応答。 | 復習:保育指針との対比で内容を整理する。 予習:テキストの該当箇所を熟読する。課題の発表準備。 |
【12】 | 地域社会の中の保育者の役割 :子育て相談、他の専門機関(専門家)との連携、小学校との連携、地域社会の行事等との関係把握。 | ・講義 ・個人又はグル−プ発表 ・質疑応答。 | 復習:保育者の社会的役割のまとめ。 予習:テキストの該当箇所を熟読する。課題の発表準備。 |
【13】 | 保育者集団と職場環境づくり:協働と人間関係を中心に | ・講義 ・個人又はグル−プ発表 ・質疑応答。 | 復習:保育者集団において特に配慮すべき点をまとめる。 予習:望ましい保育者像を授業全体の内容を踏まえて考えておく。課題の発表準備。 |
【14】 | 保育者の自己変革:時代の変化に対応できる保育者を目指して | ・講義 ・個人又はグル−プ発表 ・質疑応答。 | 復習:専門性とは何かをまとめる。 予習:不明な点、疑問点等を取り挙げて、質問できるように準備しておく。 |
【15】 | 総括:講義内容の補足、理解不十分な内容の説明等。 | ・講義 ・質疑応答。 | 本授業の到達目標が自分なりに達成できたか否かを確認し、求められる保育者像に近づくことを自覚する。 |
評価方法 |
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試験と平常点(授業への取り組み姿勢、レポ−ト、発表、出席状況)により総合的に評価します。 |
教科書 |
小田豊、笠間浩幸、柏原栄子編著『保育者論・新版』北大路書房。 |
参考図書 |
『幼稚園教育要領』、『保育所保育指針』 |
備考 |
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保育士の資格取得を希望する学生は、この「保育者論」の授業は必修科目です。授業においては必ず予習・復習をすることと、レポ−トの提出を求めます。 |