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徳島文理大学 | Webシラバスシステム |
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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 65355 | 担当教員名 | 武田 紘一 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 4年 |
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授業概要 |
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本授業においては道徳教育の本質、道徳教育の史的展開並びに地域社会や現代の子どもの現状と道徳の基本的課題、学校教育における道徳教育の在り方、さらには外国の道徳教育との違いを踏まえながらわが国の道徳教育はどうあるべきかを学習指導要領の内容と関わって具体的に考察する。 |
到達目標 |
1.〈知識(理解)〉道徳とは何かを把握でき、また先人の道徳思想や学習指導要領等の内容も正しく理解できる。 2.〈態度(関心・意欲)〉道徳教育の必要性と関わって、人として「よりよく生きる」ことに関心を抱き、意欲をもって道徳的であろうとする姿勢を身に付ける。3.〈技能(表現)〉道徳は単なる知識ではなく、実践知であることが理解でき、道徳性を自ら行為に現すよう努めることができる。また、指導方法の原理もわかる。4.(思考・判断)よりよく生きるとはどのようなことかを考え、人と人の間柄という中での生き方おいて、常に正邪善悪の適正な価値判断をすることができる。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | オリエンテ−ション:「道徳」を学ぶことの意義、授業展開(シラバス)、単位や評価方法、学習の仕方(予習・復習、メモの仕方、発表準備)等についての説明。 | ・説明 ・質疑応答 | 復習:説明事項を整理し、今後の授業への取り組みを準備する。 予習:小・中学校で学んできた道徳教育を想起して「道徳」とは何かを考えておく。 |
【2】 | 道徳とは何か。 | ・講義 ・予習・復習の確認(指名) ・質疑応答 | 復習:道徳の語義、道徳の必要性を整理する。 予習:道徳と風俗・習慣の違いをまとめる。 |
【3】 | 道徳と習俗・法 | ・講義 ・予習・復習の確認(指名) ・質疑応答 | 復習:学習内容をまとめる。 予習:現代の子どもの躾(公衆道徳を含む)を道徳の観点からまとめ、発表の準備をする。 |
【4】 | 社会の変化と道徳教育 | ・講義 ・課題発表 ・質疑応答 | 復習:学習内容をまとめる。 予習:次時の授業に関連する既習内容の該当箇所を復習し、ポイントを発表できるようにしておく。 |
【5】 | わが国における戦前の道徳教育の特質 | ・講義 ・課題発表 ・質疑応答 | 復習:修身口授、儒教道徳、教育勅語、徳目等の特徴を整理する。 予習:次時の授業に関連する既習内容の該当箇所を復習するとともに、戦前の教育との相違点を発表できるようにしておく。 |
【6】 | わが国における戦後の道徳教育の特質 | ・講義 ・予習・復習の確認(指名) ・質疑応答 | 復習:戦後から昭和33年の特設道徳及びその後の道徳教育の流れをまとめる。 予習:発達論について調べる。 |
【7】 | 道徳性の発達(1)コ−ルバ−グらの発達論について | ・講義 ・予習・復習の確認(指名) ・質疑応答 | 復習:子どもの発達論はどのように捉えられているかを整理する。 予習:学習指導要領(道徳・解説)の該当箇所を熟読する。 |
【8】 | 道徳性の発達(2)「小学校学習指導要領の解説(道徳編)」を中心に | ・講義 ・予習・復習の確認(指名) ・指導要領の抄読と質疑応答 | 復習:学習内容をまとめる。 予習:学習指導要領(道徳・解説)の該当箇所を熟読する。 |
【9】 | 道徳教育の目標<「小学校学習指導要領の解説(道徳編)」> | ・講義 ・予習・復習の確認(指名) ・指導要領の抄読と質疑応答 | 復習:学習内容をまとめる。 予習:学習指導要領(道徳・解説)の該当箇所を熟読する。 |
【10】 | 道徳教育の内容<「小学校学習指導要領の解説(道徳編)」> | ・講義 ・予習・復習の確認(指名) ・指導要領の抄読と質疑応答 | 復習:学習内容をまとめる。 予習:学習指導要領(道徳・解説)の該当箇所(教科、特別活動等)のところを熟読する。 |
【11】 | 全教育活動を通じての道徳教育 | ・講義 ・予習・復習の確認(指名) ・質疑応答 | 復習:学習内容をまとめる。 予習:既習のカリキュラム論を復習しておく。 |
【12】 | 道徳教育の全体計画 | ・講義 ・予習・復習の確認(指名) ・質疑応答 | 復習:道徳教育における全体計画の留意点をまとめる。 予習:既習の指導計画を復習しておく。 |
【13】 | 道徳の時間の学習指導案 | ・講義 ・予習・復習の確認(指名) ・質疑応答 | 復習:道徳教育における指導案作成上の留意点をまとめる。 予習:道徳と宗教との関わりを調べておく。 |
【14】 | 諸外国の道徳教育 | ・講義 ・課題発表 ・質疑応答 | 復習:外国と日本の道徳教育の違いをまとめる。 予習:現在、検討中の道徳の教科化についての私見をまとめる。 |
【15】 | 道徳教育の課題と展望(道徳の教科化をめぐって) | ・講義 ・質疑応答 | 本授業の到達目標が自分なりに達成できたか否かを確認すると同時に、人間の自立との観点から実践知を身に付けることを自覚する。 |
評価方法 |
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試験、レポ−ト、発表、平常点(授業への取り組み姿勢、質疑応答、出席状況)により総合的に評価します。 |
教科書 |
文部科学省『小学校学習指導要領(道徳編)』東洋館出版社。 |
参考図書 |
文部科学省『小学校学習指導要領解説(総則編)』東洋館出版社。その他の関係図書は随時紹介。 |
備考 |
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