徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    図画工作科教育法

科目番号65394担当教員名仁宇 暁子 単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次3年
授業概要
児童の造形活動を支援するために,発達段階における表現の違いや,これまでの図画工作科教育の変遷を知ることでより基礎的な知識の理解を深めることを目指す。また,指導の目標,内容,内容の取り扱いや指導案の作成と評価について学ぶ。そして、模擬授業をしっかり行うことで教員採用試験や新任教員としての心構えについて理解する。
到達目標
図画工作科の表現,鑑賞を両輪とした児童の創作活動における基礎的な能力や豊かな情操を養う。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】オリエンテーション:図画工作科教育の意義と目的を理解する。講義・実技生活の中で常に図画工作に対する意識を持つよう心がける。
【2】図画工作科教育のあゆみ①:幕末~明治,大正,昭和について知る。日本の歴史について調べたり、書物を読んだりする。
【3】図画工作科教育のあゆみ②:創造・認識・造形教育時代(昭和27~39)について知る。
【4】図画工作科教育のあゆみ③:系統的美術教区時代(昭和40~51)と感性的美術教育時代(昭和52~平成20)について知る。
【5】「造形遊び」の指導:新学習指導要領による学習の目標や学習内容について理解する。学習指導要領を予習復習して一層、理解する。
【6】「絵・立体・工作に表す」の指導「鑑賞指導について」:新指導要領による学習の目標や学習内容および材料・用具と技法につて知る。「鑑賞指導」の方法について知る。
【7】学習指導案の作成について①:いくつかの学習指導案を見て学習指導案の意義を知る講義・学習指導案作成学習指導案を作成する。
【8】学習指導案の作成について②:指導計画と指導案の作成について考える。指導案作成
【9】学習指導案の作成について③:教材研究にもとづいた学習の構想の明確化を図る。学習指導案作成
【10】模擬授業を行う①:学習指導案に基づき、一年生の指導案作成者から授業を行う。模擬授業教材研究、資料作り、授業研究会をする。
【11】模擬授業を行う②:二年生、三年生の指導案作成者の模擬授業を行う。
【12】模擬授業を行う③:四年生の指導案作成者の模擬授業を行う。
【13】模擬授業を行う④:五年生、六年生の指導案作成者の授業を行う。
【14】模擬授業の評価をする。:全員で話し合い、教材研究や言葉かけ、場面指導なども考える。討議模擬授業についてのレポートを作成する。
【15】まとめ:図画工作科と教師の関わりについての理解を深める。レポートを提出する。
評価方法
平常点,レポート等により総合的に評価する。
教科書
「小学校学習指導要領解説図画工作編」「中学校学習指導要領」「幼稚園教育要領」
参考図書
適宜,関係資料や参考図版の配付を行う。
備考
授業時間以外にも,家庭等でレポート等を作成する。