徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    図画工作①

科目番号75389担当教員名仁宇 暁子 単位1単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次1年
授業概要
児童の図画工作指導を考える場合,子どもの発達成長を考慮して指導を進めなければならない。幼稚園との関連および中学校との関連にも十分に配慮して図画工作を考えなければならない。
授業内容は表現による知識や創造的な技能の獲得,鑑賞活動により、より表現することの喜びを味わい、豊かな情操を養う。
到達目標
ここでは,造形表現についての基礎的な知識と創造的な実践力,表現力等を高める授業をすすめたい。
また、発達年齢や段階やテーマによって画材を研究し、実践する。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】オリエンテーション:自分自身を表現する喜びを味わう。(クレヨン,クレパス)講義・実技生活の中で図画工作に対する意識を持っておく。準備物を確実にする。授業内容の理解を深めるよう努める。
【2】学習指導要領:図画工作の目標及び内容について理解を深める。自分に関する絵を描く。講義・実技・鑑賞学習指導要領の目標についての箇所を予習する。
【3】学習指導要領:A表現とB鑑賞の内容についての理解や認識を深める。感性トレーニングをする。講義・実技・鑑賞学習指導要領のA表現とB鑑賞についての箇所を予習する。
【4】学習指導要領:各学年の目標と内容の理解をする。鑑賞指導の理解をする。各学年の関連を具体的に系統立てて理解する。レポートを書く。講義・実技・討議各学年の目標と内容、鑑賞指導の箇所を予習する。
【5】描画材料や水彩絵の具、パレット、筆、ぼろ布など用具の基本的な使い方を知る。鉛筆や割り箸のの削り方を知る。形と色彩①:色の三要素と色の成り立ちを理解し、12色相環を作成する。講義・実技準備物を整備して持参する。
【6】形と色彩②:色の三要素と色立体の成り立ちを理解し,12色相環を作成する。
(水彩)
講義・実技
作品完成①
作品を完成させる。
【7】形と色彩③:色の三要素と構成美の要素を理解し,実際の制作を通して学ぶ。「色と形の感情」をテーマに作品を制作する。講義・実技
作品完成②
作品を完成させる。人の感情を言葉にしてメモしてくる。
【8】絵に表す活動の表現方法①:鉛筆デッサンの基礎を学ぶ講義・実技・鑑賞鉛筆を削ってくる。
【9】絵に表す活動の表現方法②:鉛筆デッサン(感情のこもった手を描く1)講義・実技・鑑賞手のデッサンをする。
【10】絵に表す活動の表現方法③:鉛筆デッサン(感情のこもった手を描く2)講義・実技
作品完成③
作品を完成させる。
【11】版に表す活動の表現方法①:描きたいテーマを決め、版づくりをする。ローラーなどで刷りの実技を体験して、表したい世界を広げる。講義・実技表したいテーマの構想を練って、下絵を描いてくる。
【12】版に表す活動の表現方法②:表したいことに合わせて、版やローラーで画用紙に写し、色彩の効果も考える。講義・実技色彩について考えてくる。
【13】版に表す活動の表現方法③:作品が完成させ、鑑賞会をする。講義・発表・鑑賞
作品完成④
山本鼎などの版画作品を鑑賞してくる。
作品を完成させる。
【14】作品制作:今までの技法を使って自由に自分のテーマで作品を描く。実技テーマに会った画材を準備し、構想を練ってくる
【15】まとめ:作品制作・図画工作①への取り組みと自己評価および図画工作②の履修との関連などについて理解する。講義・実技・討議
作品完成⑤
作品を完成させるとともに、図画工作の意義をレポートする。
評価方法
平常点,作品提出状況,作品内容,創意意欲等により総合的に評価する。
教科書
「小学校学習指導要領解説図画工作編」,「幼稚園教育要領」,「保育所保育指針」
参考図書
図版や関係資料は適宜配付する。
備考
準備物の用意を確実にする。作品制作においては,家庭での制作時間が必要になる。