徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    保育・教職実践演習(幼・小)

科目番号85312担当教員名津守 美鈴単位2単位
科目群資格必修・選択選択開講期後期 対象年次4年
授業概要
 教職課程の授業科目の履修や教職課程以外での種々の活動を通して学生が身につけた資質・能力が、教員として最小限必要な資質・能力として有機的に統合され、形成されたかについて、個々の授業計画の中で確認する。また、この授業を通して、学生自身が将来教員となる上で自己にとって何が課題であるかを自覚し、必要とされる知識や経験を補い、その定着を図る。
到達目標
1 学級経営や学習指導・保育、危機管理などのあり方について理解できる。
2 保育・教育に対する使命感や情熱をもって取り組もうとすることができる。
3 学級経営や学習指導・保育の円滑な進め方や生徒指導・保護者対応などの方法を身につけることができる。
4 教職に向けて、自己課題を見つけるとともに課題解決の方法を考えることができる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】オリエンテーション:「保育・教職実践演習(幼・小)」の意義・目的、授業計画や授業の進め方の説明を聞く。教育実習(保育実習)全般にわたる振り返り、教職に向けての自己課題を把握する。教育実習(保育実習)の振り返りから考える理想の教師像:めざすべき教師像(保育士像)についてグループで話し合いながら、考えを深める。講義、演習教育実習(保育実習)の振り返りをまとめる。教職に向けての自己課題とめざすべき教師像(保育士像)をまとめる。(1h)
【2】学級の一年間(一日)の生活:学級経営で取り組むべき事柄や心構えについて話し合う。学級経営の心構えや留意点について講話を聞き、要点をまとめる。学級経営の目標を考え、年間計画をたててみる。講義、演習学級経営で取り組むべき事柄をまとめる。(1h)
【3】学級づくりの実際、学級づくりと学級のめあての決定:学級開きのスピーチを考える。学級のめあての決め方について話し合う。学級開きの模擬授業でスピーチを発表し、学級のめあてを決める。講義、演習、模擬授業学級づくりのスピーチの原稿を書く。(1h)
【4】学級づくりの実際、学級の組織化:係活動、当番活動の決め方について、学級活動の指導案を作る。指導案に基づいて、係活動、当番活動の決定の模擬授業を行い、気づいたことを話し合う。講義、演習、模擬授業係活動、当番活動の決め方について調べる。(1h)
【5】学級づくりの実際、情報発信の工夫、まとめ:学教便りを活用した効果的な情報発信の仕方を考え、実際に学級便りを作ってみる。学級づくりについて、まとめをする。講義、演習学級便りについて調べる。(1h)
【6】教材研究と学習指導案(保育案)の作成:指導案(保育案)の意義・目的、作成上の留意点について説明を聞く。教材研究に基づいて、学習指導案(保育案)を作成する。講義、演習教材研究の要点をまとめる。模擬授業の題材を決める。(1h)
【7】授業(保育)の展開過程における指導技術(語りかけ・問いかけ・ねうちづけ・
ゆさぶり・ねうちづけ・板書・机間指導など):授業(保育)のビデオをみて、授業(保育)の展開過程での指導技術(保育技術)の基本を理解する。授業(保育)の展開過程での指導技術(保育技術)に留意して指導細案を考える
講義、演習授業指導の方法について要点をまとめる。(1h)
【8】模擬授業と授業研究Ⅰ:指導案(保育案)に基づいて模擬授業(模擬保育)を行い、気づいたことについて話し合う。講義、模擬授業、グループ討議予習:教材研究をして指導案(保育案)を完成させる。
復習:模擬授業(模擬保育)の振り返りをする。(2h)
【9】模擬授業と授業研究Ⅱ:指導案(保育案)に基づいて模擬授業(模擬保育)を行い、気づいたことについて話し合う。講義、模擬授業、グループ討議予習:教材研究をして指導案(保育案)を完成させる。
復習:模擬授業(模擬保育)の振り返りをする。(2h)
【10】教育機器を活用した模擬授業:電子黒板を活用した授業の説明を聞く。電子黒板を用いた模擬授業を行い、その教育的意義について話し合う。講義、模擬授業、グループ討議電子黒板活用の基本的な考え方と使用方法についてまとめる。(1h)
【11】問題行動への対応(「いじめ」「不登校」):「いじめ」や「不登校」の予防と対応についてグループで話し合う。講義、事例研究、グループ討議、「いじめ」「不登校」への対応について学んだことをまとめておく。(1h)
【12】生徒指導(保育指導)と教育相談(保育相談):学級担任として、教育相談(保育相談)に取り組む基本的な姿勢と具体的な方法についてグループで話し合う。講義、事例研究、グループ討議教育相談の基本的な考え方と取り組むべきことをまとめておく。(1h)
【13】保護者の要望への対応:保護者の対応事例のビデオを視聴し、よかった点や課題について話し合い、気づいたことをまとめる。保護者の要望への対応についてのロールプレイングを行う。事例研究、グループ討議、ロールプレイング保護者との関わりの基本的な考え方と心構えについてまとめる。(1h)
【14】校務分掌と自分の役割:指導教員より、教師の職務と実務について話を聞く。教員として取り組みたいことについてグループで話し合い、発表する。講義、グループ討議、グループ発表教師として取り組みたいことをまとめる。(1h)
【15】望ましい教師となるための自己課題、まとめ:「保育・教職実践演(幼・小)」の学びを通して、明らかになった自己課題を克服するための心構えや具体的な取り組みについてグループで話し合い、発表する。講義、グループ討議、グループ発表教員にむけての自己課題とそれを克服するための心構えや具体的な取り組みについてまとめる。(1h)
評価方法
レポート(30%)、活動の評価(グループ討議・演習・ロールプレイイング・模擬授業・スピーチ・指導案作成など)(30%)、課題研究の評価など(40%)から、総合的に評価する。
教科書
プリント(授業資料、ワークシート、自己評価シート)、その他
参考図書
小学校学習指導要領(総則、各教科、道徳、特別活動)、小学校学習指導要領解説(総則、各教科、道徳、特別活動)、幼稚園教育要領、幼稚園教育要領解説、保育所保育指針
備考
担当:三橋謙一郎、津守美鈴、川端惠子、中村亨
「教職履修カルテ」が作成できていない人は履修できない。

☆オフィスアワー 金曜日10:50~12:20 9号館4階(津守研究室)