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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 85530 | 担当教員名 | 武田 紘一 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 2年 |
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授業概要 |
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保育所では、保育の目標を達成するために、保育の基本となる保育課程を編成し、さらにこれを具体化した指導計画の作成が必要です(保育の計画:保育課程と指導計画)。この保育課程と指導計画は、すべての子どもが安定し、充実した生活ができるように、発展的で一貫した見通しのある全体計画と具体的な計画(長期計画と短期計画)の立案ということになります。本講では、これらの保育の計画においてどのようなことを理解しておかなければならないか、またその実際について学びます。 |
到達目標 |
〈知識・理解〉保育課程の編成や指導計画作成に係る諸留意事項を知り、編成・計画に役立てることができる。 〈関心・興味〉子どもの発達の特性に関心を抱くともに、育ちのための計画立案の大切さに興味を持つ。 〈技能・表現〉保育の基本を踏まえ、子どもの遊びや、いろいろな保育形態等を知り、計画に反映することができるようになる。 〈思考・判断〉保育の目標、子どもの思いや願い、環境的要因などを総合的に判断して、計画立案に取り組むことができる。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 〈オリエンテ−ション〉 授業展開、評価方法、時間外学修、レポ−ト及び発表等について説明。 また、今後の内容と関わって、保育原理の復習をもとめる。 | ・説明 ・質疑応答。 | 教育原理、保育原理で使用したテキスト中、関連箇所を復習する。また、現代の子どもを取り巻く環境とそこから派生する教育・保育の問題点を考えておく。1.5h |
【2】 | 保育の基本〜子育て環境の変化を知ろう | ・予習・復習のチェック ・双方向講義 ・氏名発表 | 今日の要点をノ−トにまとめる。 保育指針の第2章を再読し、自分の言葉でポイントが話せるようにしておく。1.5h |
【3】 | 保育の基本〜子どもの発達を知ろう(保育指針を中心に) | ・予習・復習のチェック ・双方向講義 ・指名発表 | 本日の学修内容をまとめる。また、子どもとの触れあいにおいて、保育者にとって大切と思われる点を考え、整理しておく。1.5h |
【4】 | 保育の基本〜保育者の基本的姿勢 | ・予習・復習のチェック ・双方向講義 ・指名発表 | 本日の学修内容をまとめる。また、指定された箇所を精読し、理解を深め、自分なりの考えもまとめる。1.5h |
【5】 | 保育の計画はなぜ必要か。 | ・予習・復習のチェック ・双方向講義 ・指名発表 | 誰のための計画で、何を目指すかものなのか、かつての計画不要論と比較してまとめる。予習では指定された箇所の保育課程と教育課程について熟読し、わかりにくい箇所をチェックしておく。2h |
【6】 | 保育課程(保育所)と教育課程(幼稚園)について | ・予習・復習のチェック ・双方向講義 ・指名発表 | 保育所と幼稚園の全体計画の内容についての違いを整理する。予習としては、配布された資料を参考に保育課程または教育課程と長期の指導計画の関係を把握しておく。1.5h |
【7】 | 指導計画の種類(長期の指導計画) | ・予習・復習のチェック ・双方向講義 ・指名発表 | 長期の指導計画と短期の指導計画の関係を資料を参考にして再読して理解し、実際にどのようにして日々の保育案(指導案)までおろしていくかをみておく。1h |
【8】 | 指導計画の種類(短期の指導計画) | ・予習・復習のチェック ・双方向講義 ・指名発表 | 保育課程、指導計画(長期、短期)について、その違いをまとめる。また、指導計画の実際は遊びの形で展開されることから、子どもの遊びについて調べておく。2h |
【9】 | 子どもの遊びと指導計画 | ・予習・復習のチェック ・双方向講義 ・個別対応 | 遊びに関する文献を探し、遊びの教育的価値についてレポ−トを作成し、提出する準備をする。また、保育方法の基本原理についても調べておく。3h |
【10】 | 保育方法の原理と指導計画 | ・予習・復習のチェック ・双方向講義 ・指名発表 | 保育方法の基本原理をまとめ、さらには保育の実際において、どのような形態があるかを調べる。2h |
【11】 | 保育形態と指導計画 | ・予習・復習のチェック ・双方向講義 ・指名発表 | 保育の形態をどのように指導計画に取り込むかを考える。また、次時の予習として、子どもにとっての最善の環境とはどのようなものなのかを指導計画との関わりにおいて考える。2h |
【12】 | 保育の計画の方法と技術 | ・予習内容のチェック ・双方向の講義 | 指導計画の立案において、年中行事をも含め、遊びと関わる環境構成のあり方をいかに活かすかという観点からのポイントを要約する。また、保育実習における保育案(指導案)も見ておく。2h |
【13】 | 保育実習と指導案の実際 | ・予習内容のチェック ・個別対応 ・双方向の講義 | 配布した一般的様式に従って、指導案を作成する。その際、保育のねらいや、子どもの発達過程、季節、屋内外、遊びの種類等を考慮して書く。3h |
【14】 | 保育の評価(自己評価と第三者評価) | ・予習・復習のチェック ・双方向講義 | 保育課程等における評価の視点やフイ−ドバック等について要約する。また、これまでの内容で不明な点をまとめておく。2h |
【15】 | 総括:授業内容の補足、わかりにくかった内容についての質疑応答など。 | ・全体的な質疑応答 ・双方向の講義と個別対応 | この科目の内容は保育習指導1の内容に直結するため、授業全体の内容の再確認と配布資料を整理して、基本をしっかりと身につけておくことが大切です。3h |
評価方法 |
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定期試験(50%)、平常点(レポ−ト、発表等。50%)により総合的に評価します。 |
教科書 |
特になし。 |
参考図書 |
保育原理の授業でテキストとして使用した「保育原理」(一藝社)、「保育所保育指針・幼稚園教育要領・幼保連携型認定こども園教育・保育要領」(チャイルド社)は必要に応じて使用します。ただし、「保育所保育指針」と「幼稚園教育要領」は改定されて、平成28年度中に大臣告示が予定されていますので、新たに購入する必要がありますが、これついては後日に連絡します。また、これとは別に必要な資料は適宜配付します。 |
備考 |
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授業では必ず予習・復習をしなければなりません。予習・復習についてはその都度指名し、発表または発言を求めます。 また、この授業は保育士資格の取得を目指す人には必修科目です。 オフィスアワ−;金曜日の5講時(研究室 9号館10階) |