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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 21518 | 担当教員名 | 稲川 正浩 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 通年 | 対象年次 | 3年 |
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授業概要 |
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(授業目的・方針 等) 我が国は、これまでの多岐にわたる国の規制を緩和し、国民の自己責任を基盤とする活力のある競争社会を作ろうとしているが、このことは、必然的に近代的「司法国家」を目指すことになる。 したがって、大学に学ぶ者は、学部のいかんに関わりなく、また、将来いかなる職業に就くかに関わりなく法律的な素養を身に付けることが求められる時代に向かっている。 このような趣旨から、このゼミナールは、二つの目標を設定する。すなわち、その一つは、本学科にふさわしい法律分野である情報関係法に属する具体的テーマについて、相当程度掘り下げて勉強することとする。そして、もう一つは、それを材料としつつ、広く、法律的なものの見方・考え方(いわゆるリーガルマインド)養うこととする。 具体的なテーマとしては次のようなものが考えられるが、これはあくまで例示であり、ゼミの性質から、この全部を、この順番で取り上げるわけではない。参加学生の希望をも参酌して、いくつかのテーマに絞ることとなろう。通年授業であるから、前期は比較的基本的勉強を、後期は、それを土台に、かなり突っ込んだ勉強を重ねることになる。 文系のゼミは、いわゆるソクラティック・メソッドによるのが効果的である。その回のテーマについて準備もせずに単に座って話を聞くだけのつもりの学生は、参加しないでほしい。 |
到達目標 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 情報関係法の体系-現状と将来 | ||
【2】 | 憲法と情報-インターネットにおける表現行為と表現の自由(概観) | ||
【3】 | 反法的行為(違法行為の扇動、虚偽情報)の規制 | ||
【4】 | インターネットと選挙運動の制限 | ||
【5】 | インターネットと名誉毀損、プライバシー侵害 | ||
【6】 | インターネットと差別的表現、侮辱的表現 | ||
【7】 | プロバイダーの法的責任 | ||
【8】 | コンピュータ犯罪の類型 | ||
【9】 | サイバー・ポルノと刑法 | ||
【10】 | 電子商取引と刑法、電子署名の問題 | ||
【11】 | インターネットと著作権 | ||
【12】 | インターネットと特許権、商標権 | ||
【13】 | インターネットと個人情報の保護 | ||
【14】 | サイバー・テロへの対応(国際的刑事司法) | ||
【15】 | デジタル・デバイドの問題-情報にアクセスする権利 | ||
【16】 | 後期は参加学生のそれぞれが選択するテーマを中心にソクラティック・メソッドで授業を行う |
評価方法 |
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平生のプレゼンテーション、ディスカッション及びレポート |
教科書 |
適宜紹介 |
参考図書 |
適宜紹介 |
備考 |
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