授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 |
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【1】 | 授業のオリエンテーション;倫理学とは何か。倫理学の定義と根拠;日本の倫理観の歴史と文化の課題 | | |
【2】 | 倫理学の基本とその成立過程の考察:古代ギリシャの倫理思想;プラトンのイデア論と枢要徳、アリストテレスの『二コマコス倫理学』の考察 | | |
【3】 | 人間の生き方と人間形成としての倫理:人間と人柄(エートス)、エートスと行為。人間らしく生きるとは(存在と善さの関係) | | |
【4】 | 人柄はいかに形成されるか。よい習慣形成とは;習慣とアレテー(徳)について | | |
【5】 | 行為と自律:行為で問われる倫理的問題とは;睡眠、呼吸が倫理的問題になることはあるのか(カレンの事例、新幹線の運転手が居眠りをした時)。人間はなぜ自由か。生き方としての自由と責任について | | |
【6】 | 他者とともにある存在(共同体の成員)としての人間の幸福の追求:いじめ、復讐、許し、愛 | | |
【7】 | 倫理学の展開:カントが与えた倫理学への影響;カントの人格論;人格と役割・義務 | | |
【8】 | 自然人格と人為人格:国家という人格と政治家の倫理および主権者としての国民の義務、政治倫理の問題 (ホッブスの『リヴァイアサン』から) | | |
【9】 | 見る(観察)ことと作ること:科学革命の構造と倫理の問題、作ることと消費文化、ごみと環境破壊、武器 製造(原子爆弾、生物・化学兵器) ディスカッション | | |
【10】 | 慣習と共同体:共同体の規定する資格や権利、自然法と実定法(人工妊娠中絶と女性の権利?) | | |
【11】 | 義務に基づく行為:「定言命法」と「仮言命法」、損得勘定と善意志。他者の人格尊重とは | | |
【12】 | 価値と選択の問題:理性的存在者としての人間の自由と選択、そして責任:結婚と選択、人格を手段と してはならないとは? 女性の権利と男女平等 | | |
【13】 | 「相互主体性」と「間人格的行為」、人格の尊厳の真の意味セクハラ、家庭内暴力など、性や愛に関する男女の問題 | | |
【14】 | 現代社会の倫理的課題の考察:環境保全、戦争と平和、医療倫理、生命倫理、青少年犯罪など等 | | |
【15】 | ポストモダンの倫理葛藤と自己決定 | | |