徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    心理療法演習Ⅰ

科目番号48659担当教員名山下 景子単位1単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次3年
授業概要
「心理療法」の講義で学んだ基礎知識を基に、他者への心理的援助法としてのカウンセリングの基礎を実習を通じて学ぶ。さらに、箱庭療法を中心とした表現療法や、身体からのアプローチであるリラクセーション法、自律訓練法について実習する。
到達目標
言語的コミュニケーションのスキルについて学び、カウンセリングの基本である傾聴技法を習得する。また、箱庭療法などの非言語的な心理療法技法についても実習し、自己探求を深める。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】授業オリエンテーション:本授業の進め方、注意点、班分け、などを行う。講義前期科目の「心理療法」のなかの0章を復習しておく。
【2】カウンセラーの基本的態度とスキル講義
実習
コミュニケーション分析の視点で日常会話を分析する。
【3】カウンセリングロールプレイ①
傾聴技法
講義
実習
傾聴技法を日常会話の中で実践し、会話の流れを検討する
【4】カウンセリング・ロールプレイ②
積極技法
講義
実習
積極技法も含め、援助的対話を実践する
【5】リラクセーション法
能動的漸進的リラクセーションから受動的リラクセーションへ
講義
実習
身体への感受性を高め、リラクセーションの練習を行う
【6】自律訓練法講義
実習
1日3回、自律訓練法を実施し、練習記録を作成する
【7】イメージ療法講義
実習
イメージを用いた自律訓練法、または内的イメージに注目したイメージ療法を練習する。
【8】夢分析講義
実習
夢記録をつけ、夢の自己分析を行う。
【9】箱庭づくり①実習(各自30分ほどかけて箱庭を完成する)自分が使ったアイテム等について思索する。クライエント体験を振り返る。
【10】箱庭づくり②実習(他のメンバーが作った箱庭をセラピストになったつもりで眺める)他のメンバーが作った箱庭について思索する。セラピスト体験を振り返る。
【11】箱庭づくり③実習(他のメンバーが作った箱庭についてグループディスカッションする)他のメンバーが作った箱庭について思索する。
【12】箱庭づくり④実習(グループで箱庭を作り、その後にディスカッションする)1人で作った時とグループで作った時の違いについて思索する。
【13】箱庭の解釈①講義自分が作った箱庭の解釈を試みる
【14】箱庭の解釈②講義他のメンバーが作った箱庭の解釈を試みる。
【15】箱庭療法について講義箱庭療法に関する図書や文献(事例)などを読み、自分の考えをまとめる。
評価方法
レポートおよび平常点
教科書
適宜配布
参考図書
「やさしく学べる心理療法の基礎」窪内節子・吉武光世 培風館 2500円 :3年前期の講義「心理療法」の教科書です。  
備考