徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    人間発達学��

科目番号54816担当教員名上垣　博和単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次4年、編入4年
授業概要
　今までに学んだ知識をもとに、攻撃性を発達の観点からどうとらえ理解していくが、参考書を中心に文献をあたり、調べたことを発表してもらうことにより理解を深めていきたい。
　授業のはじまりに、予習してもらったことを発表してもらう。
到達目標
エビデンスをもとに考えていくことができるを目標とする。そのためには、必要な文献を自分で探していくこと、そして、内容をまとめ、わかりやすく伝えることができることを目的とする。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】方法論講義も行うが、各自で必要な文献をあたり調べたことを積極的に発表してもらうことを中心に行いたい。【予習】１　縦断調査による因果関係の推定　高比良、安藤、坂元　　パーソナリティ研究　　　２００６　を読み、因果関係を調べる方法について整理しておくこと。
２　横断法、縦断法、コホート法の違いなどを整理しておくこと。
【復習】本日説明した基本概念をまとめること。
【2】攻撃性の定義講義、口頭発表【予習】攻撃性の定義について調べておくこと。（ヒルガードの心理学など）
【復習】授業をもとに攻撃性の定義、用語についてまとめておくこと。
【3】攻撃性の測定
参考書として　S・ミルグラム　服従の心理、スタンレー　心は実験できるか（いずれも図書館にある）		講義、口頭発表【予習】攻撃性を図る実験的方法、その他の方法について調べること。
【復習】実験の背景、手続き、結果などを整理、把握しておくこと。
【4】攻撃性のモデル講義、口頭発表【予習】フラストレーション攻撃仮設とはどんな考えかたなのか調べること。
【復習】フラストレーション攻撃仮説について問題点などを整理しておくこ。
【5】攻撃性のモデル��講義、口頭発表【予習】バーコビッツのモデルについて調べること
【復習】モデルを作ることの意味を考えておくこと
【6】攻撃性のモデル��講義、口頭発表【予習】カタルシス効果について調べること
【復習】今日の授業を通じて学んだこと
【7】攻撃性と発達講義、口頭発表【予習】養育態度と攻撃性について調べること
【復習】今日の授業を通じて学んだことを整理しておくこと
【8】攻撃性と発達��講義、口頭発表【予習】「キレる」に関する中高生の生活状況調査からの検討　２００５、青少年暴力に関する食生活因子　２００５　を読んでまとめること。（国立保健医療科学院のHPの研究業績から調べること
【復習】今日の授業を通じて学んだことを整理しておくこと。
【9】攻撃性の国際比較講義、口頭発表【予習】「橘良治　A-Sitによる攻撃動機の比較文化的研究　１９９１」を調べてくること。
【10】怒りと攻撃性との関係について講義、口頭発表【予習】怒りと攻撃性の関係について調べること。【予習】怒りをコントロールするための方法について考えておくこと
【復習】授業の内容を整理し、自分にあったコントロールについて考えること
【11】不適応行動と攻撃性講義、口頭発表【予習】高齢者と攻撃性について、キレることについて調べること。
【復習】授業の内容について整理しておくこと。
【12】攻撃性のコントロールについて講義、口頭発表【予習】第１１回授業で示す論文を読んで、それに対する自分の考えを整理しておくこと。
【復習】授業の内容について整理しておく。
【13】その他、ゲームと攻撃性の関係など講義、口頭発表【予習】ゲームと攻撃性の関係について扱っている論文を調べる（発表してもらう）。
【復習】授業の内容について整理しておく。
【14】身近な事例の解釈について発表口頭発表　
【15】まとめ（身近な事例の解釈について発表）口頭発表　
評価方法
毎回提出されたレポートは、5点満点で評価し、その平均を１０倍したものと、最後の口頭発表の内容をもとに評価する。
教科書
なし。
参考図書
山崎勝之・島井哲志編　攻撃性の行動科学（発達・教育編）
大渕憲一　人を傷つける心　サイエンス社
怒りの心理学　湯川進太郎　有斐閣
バイオレンス　湯川進太郎　北大路書房
「突発性攻撃行動及び衝動」を示す子どもの発達過程に関する研究　報告書　平成１４年３月
攻撃に関する各種論文　予習として指定しているものは、ネットから検索できる。
備考
心理学科の総まとめとなるため、今まで学んだことを基に、各自で必要な文献をあたり、調べ発表することに重点を置いた授業にしたい。
予習、復習内容はレポートとして提出してもらう。レポートについては、表紙は不要。一行目に学籍簿、氏名を記入。参考文献、引用文献は必ず記載のこと。