徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    ライフサイクル論

科目番号54951担当教員名榊原 達哉単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次4年
授業概要
人間の生涯、つまり誕生から死まで段階わけして心理学・教育学・哲学などの諸学を動員してその意味づけについて考えようとするのが、ライフサイクルという考え方である。この考え方は心理学者のエリク・エリクソンによって考案されたものである。この講義は、ライフサイクルという概念によって、アイデンティティの確立、人間の生涯の目標、意味づけ、人生設計の立て方を学ぶためにある。
到達目標
心理学の専門知識をライフサイクルという概念に応用して、人間の生涯に発生する様々な問題、アイデンティティの確立期にあたる少年・青年期の問題や生涯の終末期にあたる老年期の問題を抱える人々のよきアドヴァイザーにとなるための基礎知識を学ぶことを到達目標とする。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】オリエンテーション ライフサイクルという考え方講義形式教科書の予習と講義の復習
【2】エリク・エリクソンとライフサイクル論同上同上
【3】ライフサイクル論の理論的背景同上同上
【4】ライフサイクルと人間の発達段階同上同上
【5】乳児期とアイデンティティの萌芽同上同上
【6】幼児期とエディプス・コンプレックスの問題同上同上
【7】児童期と集団への適応同上同上
【8】思春期とアイデンティティの確立の萌芽同上同上
【9】青年期とアイデンティティの確立同上同上
【10】青年期とアイデンティティの危機同上同上
【11】成人期と就職同上同上
【12】成人期と結婚同上同上
【13】中年期――親として同上同上
【14】老年期同上同上
【15】まとめ同上同上
評価方法
学期末のレポートによって評価する。
教科書
馬場礼子、永井撤共編『ライフサイクルの臨床心理学』培風館
参考図書
E.H.エリクソン『アイデンティティ』金沢文庫
備考
講義の進度によって若干の変更はありうる。