徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    被服構成学特論

科目番号54401担当教員名西藤 栄子単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次専攻
授業概要
生活を営むうえで欠くことのできない衣服について、快適で魅力的であるためには、どのように構成されるべきかについて論考する。人体は、3次元の複雑な曲面をもち、しかも動く立体である。それを縦・横2次元からなる布で覆うのが衣服である。したがってこのような衣服を着心地良く、しかも動きやすくするには、どのように設計されるべきかを演習も交えて考える。特に、人が装うことの意味と衣服の機能について理解を深め、着衣基体としての人体形態の把握から、体型と衣服デザインの関係、デザインを表現するための素材、デザインからパターンメーキング、カッティングへ、そして、着装時の衣服の適合性・ゆとり、機能性、審美性について論究し、誰でもが、着心地良く、美しくて魅力的な衣服を見極める知識と心豊かな衣生活を営む実践力と指導力を養う。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】講義内容の概説 --着心地良く、魅力的な衣服を構成するために--  
【2】衣服の機能、装うことの意味と心理的効果  
【3】人体形態と衣服 (1)人体の構造  
【4】人体形態と衣服 (2)人体形態の把握・計測方法  
【5】身体計測結果の利用、既製服のサイズシステム  
【6】衣服の設計 (1)動作への適応、ゆとり   
【7】衣服の設計 (2)体表の形態と衣服原形、立体裁断と平面作図  
【8】衣服の設計 (3)デザイン展開  
【9】衣服素材の造形性 --織物と編み物、布地の特性  
【10】ライフサイクルと身体形態・機能の変化  
【11】ライフサイクルと衣服構造  
【12】課題:生活行動と衣服 --衣服の適合性・快適性・審美性 1  
【13】   生活行動と衣服 --衣服の適合性・快適性・審美性 2  
【14】   生活行動と衣服 --衣服の適合性・快適性・審美性 3  
【15】課題のプレゼンテーション、まとめ   
評価方法
試験・レポート、授業態度(平常点)を総合評価する。
教科書
「服装造形学 理論編Ⅰ」三吉満智子監修、文化学園教科書出版部 
参考図書
必要に応じてプリント配布。
備考
授業では被服構成学実習室を使用。必要に応じて情報処理室も活用する。