徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    発達心理学特論（福祉分野に関する理論と支援の展開）

科目番号12584担当教員名中嶋　英治単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次1年
授業概要
発達心理学の知見を踏まえつつ，障害者（児）が抱える問題や生涯発達の途上でおこるさまざまな心身の問題について，その当事者，保護者及び関係者を含めた臨床心理的なサポートについて理解を深めます。また，その支援を助ける法制度のほか，他職種との連携等についても理解を深めます。
到達目標
発達に関わる公認心理師や臨床心理士として必要な発達及び障害の基礎的な知識と対応スキル，福祉的支援の在り方等を学び，実際の臨床場面でどのように行動すべきかが理解できるようになること目標とします。
�　｜亮院ν�解：発達の機序並びに障害，疾患及びそれらに関連する制度等に係る基礎的知識を身に付けます。
�◆〇弭諭θ獣如Ю験業�達の視点から,福祉的支援の実践に必要な思考力や判断力を養います
��　関心・意欲・態度：対象となる者に対し，より良い対応を選択する態度を身に付けます。
�ぁゝ伺宗ι集宗�発達及び福祉的支援に関するアセスメントの技能を身に付けます。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】オリエンテーション・発達の基本的な枠組み
　授業の進め方の説明・生涯発達について		講義（パワーポイント，映像資料等を使用）配布資料に基づく復習（６０分）及び次回のトピックを踏まえた予習（３０分）
【2】福祉的支援の基礎
　国際生活機能分類・福祉分野に関する制度の概要（児童・障害児者・高齢者）・子育て支援対策の実情		講義（パワーポイント，映像資料等を使用）配布資料に基づく復習（６０分）及び次回のトピックを踏まえた予習（３０分）
【3】発達の基礎�　並杙�期から乳児期の発達）
　胎児期から乳児期の定型発達を理解するとともに，その過程で生じる（発覚する）障害等について問題意識を共有する。		学生による発表�　ζさ帖κ簑�的な講義（必要に応じ映像資料及びパワーポイントの使用）配布資料に基づく復習（６０分）及び次回のトピックを踏まえた予習（３０分）
【4】発達の基礎�◆瞥鳥�期の発達）
　幼児期の定型発達を理解するとともに，その過程で生じる発達上・社会生活上の問題及び障害等について問題意識を共有する。		学生による発表�◆ζさ帖κ簑�的な講義（必要に応じ映像資料及びパワーポイントの使用）配布資料に基づく復習（６０分）及び次回のトピックを踏まえた予習（３０分）
【5】発達の基礎��（児童期の発達）
　児童期の定型発達を理解するとともに，その過程で生じる発達上・社会生活上の問題及び障害等について問題意識を共有する。		学生による発表��・討議・補足的な講義（必要に応じ映像資料及びパワーポイントの使用）配布資料に基づく復習（６０分）及び次回のトピックを踏まえた予習（３０分）
【6】発達の基礎�ぁ弊椎�期〜成人期の発達）
　生涯発達心理学における青年期〜成人期の位置付けを理解し，その過程で生じる社会生活上の問題，心理的問題及び障害等について問題意識を共有する。		学生による発表�ぁζさ帖κ簑�的な講義（必要に応じ映像資料及びパワーポイントの使用）配布資料に基づく復習（６０分）及び次回のトピックを踏まえた予習（３０分）
【7】発達の基礎�ァ箆掲�期の発達）
　生涯発達心理学における老年期の位置付けを理解し，その過程で生じる社会生活上の問題，心理的・身体的問題及び障害等について問題意識を共有する。		学生による発表�ァζさ帖κ簑�的な講義（必要に応じ映像資料及びパワーポイントの使用）配布資料に基づく復習（６０分）及び次回のトピックを踏まえた予習（３０分）
【8】障害の理解と支援��
　障害者（児）の実情に関する情報共有		講義（パワーポイント，映像資料等を使用）・討議・ワーク配布資料に基づく復習（６０分）及び次回のトピックを踏まえた予習（３０分）
【9】障害の理解と支援��
　支援の対象となる障害の種類とその概要，障害児（者）の支援の在り方（発達障害については次回以降より詳細に取り上げる。）		学生による発表�Αζさ帖κ簑�的な講義（必要に応じ映像資料及びパワーポイントの使用）配布資料に基づく復習（６０分）及び次回のトピックを踏まえた予習（３０分）
【10】発達障害の理解と支援��
　発達障害者（児）の実情に関する情報共有　		講義（パワーポイント，映像資料等を使用）・討議・ワーク配布資料に基づく復習（６０分）及び次回のトピックを踏まえた予習（３０分）
【11】発達障害の理解と支援��
　発達障害に関する法制度・発達障害児のアセスメント・早期支援と療育の実情		学生による発表�Аζさ帖κ簑�的な講義（必要に応じ映像資料及びパワーポイントの使用）配布資料に基づく復習（６０分）及び次回のトピックを踏まえた予習（３０分）
【12】発達障害の理解と支援��
　発達障害者（児）への介入技法・家族の問題とその支援		学生による発表�─ζさ帖κ簑�的な講義（必要に応じ映像資料及びパワーポイントの使用）配布資料に基づく復習（６０分）及び次回のトピックを踏まえた予習（３０分）
【13】高齢期の問題の理解とその支援��
　高齢者の実情に関する情報共有		講義（パワーポイント，映像資料等を使用）・討議・ワーク配布資料に基づく復習（６０分）及び次回のトピックを踏まえた予習（３０分）
【14】高齢期の問題の理解とその支援��
　高齢期に生じる問題とそれに対応する法制度・心理的問題の理解と支援の在り方・意思決定支援（例：財産管理・アドバンスケアプランニング）・アウトリーチ		学生による発表��・討議・補足的な講義（必要に応じ映像資料及びパワーポイントの使用）配布資料に基づく復習（６０分）及び次回のトピックを踏まえた予習（３０分）
【15】高齢期の問題の理解とその支援（認知症）��
　認知症の診断，医療的介入（薬物療法等の実情）・非医療的介入による支援（例：応用行動分析・回想法・認知活性化療法・認知リハビリテーション）		学生による発表��・討議・補足的な講義（必要に応じ映像資料及びパワーポイントの使用）配布資料に基づく復習（６０分）
評価方法
授業への参加態度(２０％)，発表におけるプレゼンテーション（必ずパワーポイントのスライドを作成し，必要に応じて補助資料及びワーク等について工夫する。）（８０％）によって評価します。
教科書
特に指定しない。
必要に応じて資料を配布する。
参考図書
武藤隆・子安増生編「発達心理学�機Ν供廖陛豕�大学出版会）
荻野美佐子著「発達心理学特論」（放送大学大学院教材）（ＮＨＫ出版）
元永拓郎編「公認心理師の基礎と実践　関係行政論　第２版」（遠見書房）
下山晴彦ら編「公認心理師スタンダードテキストシリーズ　関係行政論」（ミネルヴァ書房）
その他については適宜講義において紹介します。
備考
オフィスアワー：水曜日第４限（１４時４０分〜１６時１０分）・研究室（９号館１０階）
実務経験：昭和６２年〜令和３年　矯正施設において心理職として勤務
クラスコード：授業においてお知らせします。